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WEB問題集

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第191回:
“主な医薬品とその作用 Part66”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の胃の薬の配合成分とその目的とする作用の組み合わせのうち誤っているものはどれか。

  1. ロートエキス ― 胃液分泌抑制
  2. プロザイム ― 消化成分
  3. ゲファルナート ― 抗炎症成分
  4. アルジオキサ ― 胃粘膜保護・修復成分
  5. ジメチコン ― 消泡成分
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答え
3
<解説> ゲファルナートはスクラルファート、アズレンスルホン酸ナトリウム等と同様、胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す作用を期待して用いられる。

次の胃の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤のうち、誤っているものはどれか。

  1. 安中散
  2. 六君子湯
  3. 人参湯
  4. 甘草湯
  5. 平胃散
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答え
4
<解説> 甘草湯は咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる。

腸の薬に関する次に記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品の副作用として下痢や便秘が現れることもあり、医薬品の使用中に原因が明確でない下痢や便秘を生じた場合は、安易に止瀉薬や瀉下薬によって症状を抑えようとせず、その医薬品を中止して、医師や薬剤師などの専門家に相談するよう説明がなされるべきである。
  • (b)下痢は腸管内の有害な物質を排出するために起こる防御反応でもあり、止瀉薬によって下痢を止めることでかえって症状の悪化を招くことがある。
  • (c)生菌成分が配合された整腸薬に腸内殺菌成分が配合された止瀉薬が配合された場合、生菌成分の働きが強められる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)誤
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答え
5
<解説> 生菌成分が配合された整腸薬に腸内殺菌成分が配合された止瀉薬が配合された場合、生菌成分の働きが腸内殺菌成分によって弱められる。

胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分のうち、平滑筋に直接作用して胃腸の痙攣を鎮める効果を期待して用いられる成分はどれか。

  1. 臭化ブチルスコポラミン
  2. オキセサゼイン
  3. パパベリン塩酸塩
  4. アミノ安息香酸エチル
  5. 臭化メチルオクタトロピン
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答え
3
<解説> 1,5は抗コリン成分、2,4は局所麻酔成分である。

浣腸薬に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)浣腸薬は一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊娠又は妊娠していると思われる女性では使用を避けることが望ましい。
  • (b)注入するときはゆっくりと押し込み、注入が終わったら放出部を素早く抜き取る。
  • (c)半量等を使用する用法がある場合、残量を再利用すると感染のおそれがあるので使用後は廃棄する。
  • (d)便秘以外のときに直腸内容物の排除を目的として用いることができる。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
3
<解説> 浣腸薬は注入するときはゆっくりと押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取る。また、注入する薬液は人肌程度に温めておくと、不快感を生じることが少ない。
浣腸薬を便秘以外のときに直腸内容物の排除を目的として使用することは適当ではない。

駆虫薬に関する次の記述のうち、正しい正誤の組み合わせはどれか。

  • (a)複数の駆虫薬を併用すると効果的である。
  • (b)駆虫薬を再度必要とする場合には1週間以上間隔をおいてから使用することとされている。
  • (c)腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫(回虫の場合)には駆虫作用が及ばない。
  • (d)駆虫薬はその有効成分が腸管内において薬効をもたらす局所作用を目的とするため、全身作用を生じることはない。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
3
<解説> 複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果が高まることはなく、副作用が現れやすくなり、また、組み合わせによっては、かえって駆虫作用が減弱することもある。
駆虫薬を再度必要とする場合は1ヶ月以上間隔をおいてから使用することとされている。 消化管からの駆虫薬の吸収は好ましくない全身作用を生じる原因となることがある。

強心薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)センソはヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたもので、微量で強い強心作用を示す。センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、舌下において使用する。
  • (b)ゴオウは強心作用のほか末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。
  • (c)ロクジョウはシベリアジカ等の雄の幼角を用いた生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。
  • (d)シンジュはアコヤガイ等の殻内肉組織中に形成される球状の塊を粉末にしたもので、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高め、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
5
<解説> センソが配合されている内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺することがあるため、噛まずに服用することとされている。
シンジュは鎮静作用を期待して用いられる。

コレステロールに関する次の記述について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)コレステロールの産生及び代謝は主として肝臓で行われる。
  • (b)コレステロールは水に溶けやすい物質であるため、血液中では血漿蛋白質と結合したリポ蛋白質となって存在する。
  • (c)高密度リポ蛋白質が多く、低密度リポ蛋白質が少ないとコレステロールの運搬が末梢組織側に偏ってその蓄積を招き、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。
  • (d)低密度リポ蛋白質が140mg/dl以上、高密度リポ蛋白質が40mg/dl以下、中性脂肪が150mg/dl以上のいずれかである状態を高脂血症という。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
5
<解説> コレステロールは水に溶けにくい物質である。低密度リポ蛋白質が多く、高密度リポ蛋白質が少ないと生活習慣病につながる危険性が高くなる。

次の貧血用薬の有効成分についての記述で、正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)マンガンは糖質・脂質・蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する。
  • (b)銅は赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める。
  • (c)鉄製剤を服用すると便が黒くなることがあるが、使用の中止を要する副作用等ではない。
  • (d)鉄分の吸収は空腹時の方が高いので、食前に服用することが望ましい。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
3
<解説> 銅は補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で硫酸銅が配合される場合がある。赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分はコバルトである。鉄分の吸収は空腹時の方が高いが、悪心、嘔吐、食欲不振、胃部不快感等の消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。

循環器用薬に配合されるユビデカレノンに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示す。
  2. 別名コエンザイムQ10と呼ばれ、胃や腸などに多く存在する。
  3. 副作用として胃部不快感、食欲減退、吐き気、下痢、発疹・痒みが現れることがある。
  4. 医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されず、食品として流通することがある。
  5. 作用が増強されて心臓に負担を生じたり、副作用が現れやすくなるため、強心薬との併用は避ける必要がある。
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答え
2
<解説> ユビデカレノンは肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働く。

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