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WEB問題集

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第190回:
“主な医薬品とその作用 Part65”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次のかぜの配合成分とその目的とする作用のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)クロペラスチン塩酸塩 ― 鎮咳作用
  • (b)ジリュウ ― 解熱作用
  • (c)デキストロメトルファン臭化水素酸塩 ― 去痰作用
  • (d)エチルエフェドリン塩酸塩 ― 鎮痛作用

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
1
<解説> デキストロメトルファン臭化水素酸塩は鎮咳作用を示し、エチルエフェドリン塩酸塩は気管支拡張作用を示す。

プロスタグランジンと解熱鎮痛薬に関する次の記述の正誤について正しい組みあわせはどれか。

  • (a)痛みや発熱は体内で産生されるプロスタグランジンの働きによって生じる生態防御機能である。
  • (b)月経痛は月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンが関わっている訳ではない。
  • (c)解熱鎮痛薬は発熱に対して中枢でのプロスタグランジンの産生を抑えるほか、腎臓での水分の再吸収を促す。
  • (d)解熱鎮痛薬は高熱による体力の消耗を防ぐことを目的としている。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> 月経痛は、月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンが関わっている。

解熱鎮痛薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)サリチル酸系解熱鎮痛成分は、ライ症候群の発生との関連性が示唆されている。
  • (b)エテンザミドは15歳未満の小児で水痘にかかっているときは使用を避ける必要がある。
  • (c)アスピリンには血液を凝固させやすくする作用もある。
  • (d)サザピリンは一般用医薬品では小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
4
<解説> アスピリンは血液を凝固させにくくする作用がある。
医療用医薬品では、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分としても用いられている。

鎮暈薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)ジフェニドール塩酸塩は内耳にある前庭と脳を結ぶ神経の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
  • (b)スコポラミン臭化水素酸塩は中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに末梢では消化管を緊張させる。
  • (c)プロメタジンテオクル酸塩を含む一般用医薬品の乗物酔い防止薬は15歳未満の小児では使用を避ける必要がある。
  • (d)ジメンヒドリナートは抗コリン成分で、消化管からよく吸収され、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、作用持続時間は短い。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
3
<解説> スコポラミン臭化水素酸塩は中枢に作用して自律神経系の混乱を軽減させるとともに、末梢では消化管の緊張を低下させる作用を示す。
ジメンヒドリナートは専ら乗物酔い防止薬に配合される抗ヒスタミン成分である。

次の生薬成分のうち、小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤に配合されている代表的な成分として正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)オウヒ
  • (b)ゴオウ
  • (c)ジャコウ
  • (d)ナンテンジツ

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
5
<解説> オウヒはバラ科のヤマザクラ又はその同属植物の樹皮を用いた生薬で去痰作用を期待して、ナンテンジツはメギ科のナンテンの果実を用いた生薬で知覚神経・末梢運動神経に作用して咳止めに用いられる。

ジヒドロコデインリン酸塩に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)モルヒネと同じ基本構造を持ち依存性がある。
  • (b)妊娠中に摂取された場合でも血液-胎盤関門を通過して胎児へ移行することはない。
  • (c)長期連用や大量摂取によって、倦怠感や虚脱感、多幸感等が現れることがある。
  • (d)脊髄の咳嗽中枢に作用する麻薬性鎮咳成分である。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
3
<解説> ジヒドロコデインリン酸塩は延髄の咳嗽中枢に作用する麻薬性鎮咳成分である。
妊娠中に摂取された場合、吸収された成分の一部が胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られている。又コデインリン酸塩については動物実験で催奇形作用が報告されている。

鎮咳去痰薬の配合成分に関する次の記述について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)チペピジンヒベンズ酸塩は交感神経を刺激して気管支を拡張させる作用を示す。
  • (b)ノスカピン塩酸塩は延髄の咳嗽中枢に作用して、咳を抑える。
  • (c)クロペラスチン塩酸塩は気道の炎症を和らげることを目的として用いられる。
  • (d)エチルシステイン塩酸塩は痰の中の粘性蛋白質に作用してその粘り気を減少させる作用を示す。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
4
<解説> チペピジンヒベンズ酸塩、クロペラスチン塩酸塩は延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える作用を示す。

以下の鎮咳去痰作用を示す生薬成分の中で誤っているものはどれか。

  1. キョウニン
  2. セキサン
  3. ナンテンジツ
  4. カッコン
  5. バクモントウ
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答え
4
<解説> カッコンは解熱作用を期待して用いられる。

次の漢方処方製剤のうち構成生薬として、カンゾウを含まないものはどれか。

  1. 麦門冬湯
  2. 柴朴湯
  3. 半夏厚朴湯
  4. 響声破笛丸
  5. 駆風解毒散
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答え
3
<解説> 1~3は咳止め、去痰作用を、4,5は喉の痛み等を鎮めることを目的として用いられる。

胃の薬とその成分に関する次の記述のうち正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)ピレンゼピン塩酸塩は消化管の運動にはほとんど影響を与えずに胃液の分泌を抑える作用を示す。
  • (b)胆汁の分泌を促す作用があるウルソデオキシコール酸は胎児毒性の可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けることが望ましい。
  • (c)制酸成分としてマグネシウムを含む胃腸薬については、透析療法を受けている人は使用を避ける必要がある。
  • (d)健胃成分としてセンブリが配合された散剤は苦味が強いので、オブラートに包んで服用するとよい。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (b,c)
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答え
1
<解説> 透析療法を受けている人は、アルミニウムを長期間服用した場合にアルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を引き起こしたとの報告がある。
味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高めることを目的として、オウバク、オウレン、センブリ、ゲンチアナ、リュウタン、ケイヒ等が配合された健胃薬はオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用されると効果が期待できず、適切な服用方法ではない。

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