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WEB問題集

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第150回:
“主な医薬品とその作用 Part51”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

循環器用薬ユビデカレノンについての記述で誤っているものはどれか。

  1. 肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分である。
  2. 心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって、血液循環の改善効果を示す。
  3. 副作用として口渇、心悸亢進、便秘、発疹・痒みが現れることがある。
  4. 15歳未満の小児向けの製品はない。
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答え
3
<解説> 副作用として、胃部不快感、食欲減退、吐き気、下痢、発疹・痒みが現れることがある。

痔は肛門付近の血管が鬱血し、肛門に負担がかかることによって生じる肛門の病気である。以下の成分のうち、痔の薬に使用されないものを1つ選びなさい。

  1. ナファゾリン塩酸塩
  2. クロタミトン
  3. アラントイン
  4. アミノエチルスルホン酸
  5. アミノ安息香酸エチル
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答え
4
<解説> アミノエチルスルホン酸はタウリンのことで疲労回復効果を期待してかぜ薬に配合される。また眠気による倦怠感を和らげる補助成分として眠気防止薬に、目の疲れを改善する効果を期待して眼科用薬、肝臓機能を改善する働きを期待して滋養強壮薬に配合される。

プソイドエフェドリン塩酸塩に関する以下の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 依存性がある成分であり長期連用は避ける必要がある。
  2. 他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強い。
  3. 心臓病、高血圧、糖尿病または甲状腺機能障害の診断を受けた人は避ける必要がある。
  4. 前立腺肥大による排尿困難のある人では症状を悪化させることがある。
  5. セレギリン塩酸塩と併用できる。
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答え
5
<解説> セレギリン塩酸塩はモノアミン酸化酵素阻害剤(MAO阻害剤)でパーキンソン病の治療のために用いられる成分である。
プソイドエフェドリン塩酸塩はMAO阻害剤で治療を受けている人には使用の可否を医師等に確認するよう説明がなされることが望ましい。

鼻に用いる薬に関する以下の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. アドレナリン作動成分は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させることにより、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的としている。アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き鼻づまりがひどくなりやすい。
  2. ヒスタミンはアレルギー性鼻炎の発生に関与している。抗ヒスタミン成分はアレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効である。
  3. 抗アレルギー成分は、肥満細胞からのヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合される。
  4. 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は急性またはアレルギー性の鼻炎およびそれに伴う急性、又は慢性副鼻腔炎であり、蓄膿症などにも用いることができる。
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答え
4
<解説> 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎であり、蓄膿症などの慢性的なものは対象となっていない。

眼科用薬の成分に関する以下の関係のうち、正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)コンドロイチン硫酸ナトリウム ― 目の渇きを改善する成分
  • (b)イプシロン‐アミノカプロン酸 ― 目の調節機能を改善する成分
  • (c)メチル硫酸ネオスチグミン ― 目の痒みを抑える成分
  • (d)テトラヒドロゾリン塩酸塩 ― 目の充血を除去する成分

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,d)
  4. (b,d)
  5. (a,c)
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答え
3
<解説> bは炎症物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する効果を期待して用いられ、cは目の調節機能を改善する成分として用いられる。

眼科用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)点眼薬の容器に記載されている使用期限は、未開封の状態におけるものであり、容器が開封されてから長期間を経過した製品は、使用を避けることが望ましい。
  • (b)点眼薬は、数秒間、まぶたを閉じて、薬液を結膜嚢内に行き渡らせる。その際、目頭を軽く押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ効果的とされる。
  • (c)コンタクトレンズをしたままの点眼は添付文書に使用可能と記載されているもの以外は行わないことが望ましい。
  • (d)一般用医薬品の点眼薬には白内障や緑内障の症状を改善できるものはない。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
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答え
2
<解説> 一般用医薬品の点眼薬には緑内障の症状を改善できるものはない。

きず口等の殺菌消毒成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)ヨードチンキは刺激性が低く創傷患部にしみにくい。衣類等に付着すると黄色く着色する。一般細菌の一部に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。
  • (b)クロルヘキシジングルコン酸塩は一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示すが、結核菌やウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
  • (c)アクリノールは一般細菌の一部に対する消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。有機水銀の一種であるが、皮膚浸透性が低く、通常の使用において水銀中毒を生じることはない。
  • (d)エタノールは手指・皮膚の消毒、器具類の消毒のほか、創傷面の殺菌・消毒にも用いられることがある。皮膚刺激性が強いため患部表面を軽く清拭するにとどめ、脱脂綿やガーゼに浸して患部に貼付することは避けるべきとされている。また、粘膜や目の周りへの使用は避ける必要がある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,d)
  4. (b,d)
  5. (a,c)
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答え
4
<解説> aはアクリノールについて、cはマーキュロクロムについての記述である。

皮膚に用いる薬に関する以下の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 外皮用薬は水洗いや清浄綿などで患部を清浄してから使用することが大切である。
  2. ぬり薬は薬剤を容器から直接指に取り、患部に塗布した後、また指に取ることを繰り返すと、容器内に雑菌が混入するおそれがある。いったん、手の甲に必要量を取ってから患部に塗布することが望ましい。
  3. 貼付剤、パップ剤は外皮用薬なので、患部やその周囲に汗や汚れが付着した状態で使用すると、有効成分の浸透性が低下することがある。
  4. 噴霧剤、エアゾール剤は同じ部位への連続使用で凍傷を起こすことがあるので、至近距離から噴霧する時間は3秒以内にすることが望ましい。
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答え
4
<解説> 噴霧剤やエアゾール剤は至近距離から噴霧したり、同じ部位に連続して噴霧すると、凍傷を起こすことがある。患部から十分離して噴霧し、また連続して噴霧する時間は3秒以内とすることが望ましい。

皮膚に用いる成分と主な作用に関する以下の関係のうち、正しいものの組み合わせを下から選びなさい。

  • (a)ブフェキサマク ― 抗炎症成分
  • (b)テシットデシチン ― 局所麻酔成分
  • (c)酸化亜鉛 ― 組織修復成分
  • (d)ベンジルニコチン酸塩 ― 冷感刺激成分

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,d)
  4. (b,d)
  5. (a,c)
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答え
1
<解説> 酸化亜鉛は患部の蛋白質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する。ベンジルニコチン酸塩は皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して用いられる。

以下の皮膚に用いる成分のうち、抗真菌薬でないものを1つ選びなさい。

  1. ビホナゾール
  2. ブテナフィン塩酸塩
  3. ウンデシレン酸
  4. カルプロニウム塩化物
  5. ピロールニトリン
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答え
4
<解説> カルプロニウム塩化物は末梢組織において、コリン作用を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。

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