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WEB問題集

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第77回:
“主な医薬品とその作用 Part28”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

喫煙習慣と禁煙補助剤に関する記載で間違っているものはどれか。

  1. ニコチン置換療法とは、喫煙習慣を継続したまま禁補助剤を使用し、その後、徐々に喫煙を減らしていく方法である。
  2. 習慣的な喫煙により、喫煙していないと次第に体の調子が悪く感じられ、ニコチン濃度低下によって、禁断症状が現れ、喫煙習慣からの離脱が困難になる。
  3. 禁煙を達成するには、本人の禁煙の意思に加えて、ニコチン離脱症状を軽減するニコチン置換療法が有効である。
  4. 脳梗塞、脳出血等の急性期脳血管障害、重い心臓病等の基礎疾患がある人にはニコチン置換療法は避けること。
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答え
1
<解説> ニコチン置換療法とは、ニコチンの摂取方法を喫煙以外に換えて離脱症状の軽減を図りながら徐々に摂取量を減らし、最終的にニコチン摂取をゼロにする方法である。

滋養強壮保健薬についての記載で間違っているものはどれか。

  1. 体の不調を生じやすい状態や体質の改善等に用いられる。
  2. 特定の栄養素の不足による症状の改善または予防を目的として、ビタミン成分、カルシウム、アミノ酸、生薬成分等が配合された医薬品である。
  3. ビタミン等の補給を目的とするものとしての医薬部外品保健薬があるが、その効能・効果の範囲は滋養強壮、虚弱体質の改善、病中・病後の栄養補給等に限定されている。
  4. 医薬部外品にも神経痛、筋肉痛、関節痛、しみ・そばかす等のような特定部位の症状に対する効能・効果を有するものがある。
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答え
4
<解説> 神経痛、筋肉痛、しみ・そばかす等のような特定部位の症状に対する効能・効果については、医薬品においてのみ認められている。

生薬成分に関する以下の記述で間違っているものはどれか。

  1. サイコは、抗炎症、鎮痛の作用を期待して用いられる。
  2. ブシは、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を期待して用いられる。
  3. サンザシは、鎮痛、抗菌の作用を期待して用いられる。
  4. ブクリョウは、利尿、健胃、鎮静などの作用を期待して用いられる。
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答え
3
<解説> サンザシは健胃、消化促進等の作用を期待して用いられる。鎮痛、抗菌の作用を期待して用いられるのはレンギョウである。

次の薬効成分についての記載で間違っているものの組み合わせはどれか。

  • (a)ビタミンB1:炭水化物からのエネルギー賛成に不可欠な栄養素で神経の正常な働きを維持する作用がある。また、腸管運動を促進する働きもある。
  • (b)ビタミンB6:脂質の代謝に関与し皮膚や粘膜の機能を性状に保つために重要な栄養素である。
  • (c)ビタミンB2:体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素であり、血流を改善させる作用がある。
  • (d)ビタミンA:夜間視力を維持し、皮膚や粘膜の機能を性状に保つために重要な栄養素である。

  1. (a、b)
  2. (b、c)
  3. (c、d)
  4. (a、c)
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答え
2
<解説> ビタミンB6は蛋白質の代謝に関与し、ビタミンB2は脂質代謝に関与する。B2もB6も皮膚や粘膜の機能を正常に保つ栄養素で口角炎、口唇炎、皮膚炎、かぶれ、にきび等に用いられる。

滋養強壮薬に含まれる成分についての記載で間違っているものはどれか。

  1. ガンマ-オリザノールは米油及び米杯芽油から見出された抗酸化作用を示す。
  2. グルクロノラクトンは肝臓の働きを助け肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として用いられる場合がある。
  3. ヘスペリジンはビタミン様物質のひとつでビタミンDの吸収を助けるなどの作用がある。
  4. コンドロイチン硫酸は軟骨組織の主成分で軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされている。
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答え
3
<解説> ヘスペリジンはビタミンCの吸収を助ける等の働きがあるとされ、滋養強壮保健薬のほか、風邪薬等にも配合されている場合がある。

漢方処方についての記載で間違っているものはどれか。

  1. 漢方の考え方として重要なものは患者の証と陰陽五行説である。
  2. 漢方処方製剤は年齢の下限が設けられていない場合であっても生後6ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。
  3. 陰陽五行説は人体の臓器を五臓六腑に分けそれぞれの臓器が相互に作用しあって生体のバランスをとっている、という考え方に基づいて処方を選択することである。
  4. 患者の証は体質を虚証と実証に分類し、症状を陰病と陽病に分類する。
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答え
2
<解説> 生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととされている。

以下の記載に当てはまる漢方薬はどれか。

がっしりとした体格で比較的体力があり、便秘気味な人における、胃炎、常習便秘、高血圧に伴う肩こり、頭痛、便秘、肩こり、肥胖症の症状に適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。構成生薬としてダイオウを含む。

  1. 黄蓮解毒湯
  2. 小柴胡湯
  3. 大柴胡湯
  4. 防風通聖散
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答え
3
<解説> 肥胖症とは脂肪過多症(肥満症)の漢方医学における呼称。

カフェインの働きについて間違った記載はどれか。

  1. 脳に軽い興奮状態を引き起こす作用を示し、眠気や倦怠感を一時的に抑える。
  2. 腎臓での水分の再吸収を促進し膀胱括約筋を収縮させ尿量を増やす。
  3. 胃液分泌を亢進させる作用があり、副作用として胃腸障害がある。
  4. 心筋を興奮させる作用もあり、心臓病の診断を受けた人は服用を避ける必要がある。
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答え
2
<解説> カフェインは腎臓での水分の再吸収を抑制し、膀胱括約筋を弛緩させる働きがあり、尿量を増加させる。

以下の漢方薬で腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤はどれか。

  1. 麻子仁丸
  2. 釣藤散
  3. 小青竜湯
  4. 半夏厚朴湯
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答え
1
<解説> 小青竜湯は気管支喘息や鼻炎に、釣藤散は慢性に続く頭痛で中年以降または高血圧傾向にあるものに、半夏厚朴湯は不安神経症や神経性胃炎、咳、しわがれ声などに用いられる。

中和反応によって胃酸の働きを弱めるもので間違っているものはどれか。

  1. ケイ酸マグネシウム
  2. 炭酸水素ナトリウム
  3. リン酸水素カルシウム
  4. センブリ
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答え
4
<解説> センブリはリンドウ科のセンブリの開花期の全草を用いた生薬で、苦味による健胃作用をもつ。

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