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WEB問題集

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第305回:
“主な医薬品とその作用 Part104”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

みずむし・たむし用薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)オキシコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える目的で用いられる。
  • (b)ブテナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える目的で用いられる。
  • (c)ウンデシレン酸は、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物質の輸送機能を妨げることにより、その増殖を抑える目的で用いられる。
  • (d)ピロールニトリンは、皮膚糸状菌の細胞膜に作用して、その増殖・生存に必要な物資の輸送機能を妨げる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,c)
  5. (c,d)
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答え
1
<解説> c ウンデシレン酸は、患部を酸性にすることにより、皮膚糸状菌の発育を抑える目的で用いられる。
d ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより皮膚糸状菌の増殖を抑える。

次の記述にあてはまる毛髪用薬の配合成分はどれか。

末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。アセチルコリンと異なり、コリンエステラーゼによる分解を受けにくく、作用が持続する。

  1. カルプロニウム塩化物
  2. エストラジオール安息香酸エステル
  3. チクセツニンジン
  4. カシュウ
  5. ヒノキチオール
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答え
1
<解説> 2 エストラジオール安息香酸エステルは女性ホルモンの一種
3 チクセツニンジンは血行促進
4 カシュウは頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く
5 ヒノキチオールは精油成分で、抗菌、血行促進、抗炎症等の作用を期待して用いられます。

歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)アラントインは、炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用を期待して配合されている。
  • (b)サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、局所麻酔作用を期待して用いられる。
  • (c)カンフルは、冷感刺激を与えて知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果を期待して配合されている。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
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答え
4
<解説> b サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる。

禁煙補助剤(咀嚼剤)及びその配合成分に関する次の記述について、(  )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。なお、2箇所の( a )内にはどちらも同じ 字句が入る。

口腔内が( a )になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を( a ) にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。また、ニコチンは( b )を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、その作用を( c )させるおそれがある。

  1. (a)酸性, (b)副交感神経系, (c)増強
  2. (a)酸性, (b)交感神経系, (c)増強
  3. (a)酸性, (b)副交感神経系, (c)減弱
  4. (a)アルカリ性, (b)交感神経系, (c)増強
  5. (a)アルカリ性, (b)副交感神経系, (c)減弱
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答え
2
<解説> 禁煙補助剤は、ニコチンを有効成分として、ニコチン置換療法に使用される医薬品で咀嚼剤とパッチ製剤があります。

ビタミン主薬製剤(いわゆるビタミン剤)の配合成分とその配合目的の組合せのうち、 正しいものの組合せはどれか。

  • (a)
    【配合成分】・・・シアノコバラミン
    【配合目的】・・・日焼けによる色素沈着の症状の緩和
  • (b)
    【配合成分】・・・リボフラビン酪酸エステル
    【配合目的】・・・肉体疲労時におけるビタミンB2の補給
  • (c)
    【配合成分】・・・エルゴカルシフェロール
    【配合目的】・・・くる病の予防
  • (d)
    【配合成分】・・・アスコルビン酸
    【配合目的】・・・脚気の症状の緩和

  1. (a,c)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
3
<解説> a シアノコバラミンは神経機能の維持、貧血の治療薬
d アスコルビン酸は抗酸化作用、メラニンの産生抑制

滋養強壮保健薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)システインは、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促す働きがあるとされる。
  • (b)補中益気湯は、体力虚弱で元気がなく、胃腸の働きが衰えて、疲れやすいものの虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、寝汗、感冒に適すとされる。
  • (c)グルクノラクトンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合される。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
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答え
3
<解説> 滋養強壮保健薬に用いられる漢方処方として補中益気湯の他に十全大補湯があります。

漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)清上防風湯は、体力中等度以上で、赤ら顔でときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされる。
  • (b)防已黄耆湯は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適すとされる。
  • (c)黄連解毒湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。
  • (d)大柴胡湯は、体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向がある ものの胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症に適すとされる。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
5
<解説> b 防風通聖散は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症に適すとされる。
c 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)に適すとされる。

生薬成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)ブシは、アケビ科のアケビ又はミツバアケビの蔓性の茎を、通例、横切りしたものを基原とする生薬で、泌尿器用薬では尿量増加(利尿)を期待して用いられる。
  • (b)オウゴンは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、内用痔疾用薬では 主に抗炎症作用を期待して用いられる。
  • (c)サイコは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを 基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。
  • (d)オンジは、ヒメハギ科のイトヒメハギの根を基原とする生薬で、鎮咳去痰薬では去痰作用を期待して用いられる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
4
<解説> a ブシは、ハナトリカブトの塊根で、アケビの蔓性の茎はモクツウ
c サイコはミシマサイコの根を基原とする生薬で、サルノコシカケ科のマツホドの菌核はブクリョウである。

殺虫剤の配合成分とその分類の組合せのうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)
    【配合成分】・・・ダイアジノン
    【分  類】・・・オキサジアゾール系
  • (b)
    【配合成分】・・・ジクロルボス
    【分  類】・・・有機リン系
  • (c)
    【配合成分】・・・ペルメトリン
    【分  類】・・・ピレスロイド系
  • (d)
    【配合成分】・・・プロポクスル
    【分  類】・・・有機塩素系

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
3
<解説> ダイアジノンは有機リン系、プロポクスルはカーバメイト系

妊娠検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)一般的な妊娠検査薬は、妊娠が成立してから4週間目の前後の 尿中hCG濃度を検出感度としている。
  • (b)絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくてもヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌され、検査結果が陽性となることがある。
  • (c)尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、温度の影響は受けやすいので冷蔵庫に保管した方がよい。
  • (d)検体としては、尿中hCGが検出されやすい早朝尿(起床直後の尿)が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないことがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
1
<解説> c 冷蔵庫に保管すると、設計どおりの検出感度が発揮できないことがある。

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