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WEB問題集

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第304回:
“主な医薬品とその作用 Part103”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

痔及び痔疾用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)痔瘻は、肛門に存在する細かい血管群が部分的に拡張し、肛門内にいぼ状の腫れが生じたもので、一般に「いぼ痔 」と呼ばれる。
  • (b)痔の発症は食事や運動と関係が深く、生活習慣病の一つである。
  • (c)乙字湯は、まれに重篤な副作用として、肝機能障害、間質性肺炎を生じることが知られている。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
3
<解説> aは痔核(いぼ痔)の説明文です。 痔瘻とは、肛門腺か(肛門内部の小さなくぼみ)に糞便のかすが溜まって炎症・化膿を生じた状態を言います。

泌尿器用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)ウワウルシは、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。
  • (b)猪苓湯は、体力に関わらず、排尿異常があり、ときに口が渇くものの排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに適すとされる。
  • (c)竜胆瀉肝湯は、体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ(おりもの)、頻尿に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部 不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
1
<解説> この他に泌尿器の症状に用いられる漢方処方製剤は牛車腎気丸、八味地黄丸、六味丸があります。

婦人薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)サフランは、鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合されている場合がある。
  • (b)温経湯は、体力中等度以下で、手足がほてり、唇が乾くものの月経不順、月経困難、こしけ(おりもの)、更年期障害、不眠、神経症、湿疹・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれに 適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。
  • (c)五積散は、体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、打撲症に適すとされ、構成生薬としてダイオウを含む。
  • (d)鎮痛・鎮痙の作用を期待してオウレンが配合されている場合がある。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
1
<解説> c 桃核承気湯は、体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの月経不順、月経困難症、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、打撲症に適すとされ、構成生薬としてダイオウを含む。
d 鎮痛・鎮痙の作用を期待してシャクヤク又はボタンピが配合されている場合がある。

内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)アゼラスチンは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す。
  • (b)ベラドンナは、ナス科の草本で、その葉や根に、交感神経系の働きを抑える作用を示すアルカロイドを含む。
  • (c)サイシンは、ウマノスズクサ科のウスバサイシン又はケイリンサイシンの根及び根茎を基原とする生薬で、鼻閉への効果を期待して用いられる。
  • (d)グリチルリチン酸二カリウムは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤 (d)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
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答え
5
<解説> b ベラドンナは、副交感神経系の働きを抑える。

内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)として用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬としてマオウを含むものはどれか。

  1. 消風散
  2. 十味敗毒湯
  3. 茵蔯蒿湯
  4. 当帰飲子
  5. 葛根湯加川芎辛夷
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答え
5
<解説> マオウの成分はエフェドリンです。エフェドリンはアドレナリン作動成分であるので、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人は症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要がある。

鼻炎用点鼻薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)クロモグリク酸ナトリウムは、鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として配合されている。
  • (b)リドカインは、局所麻酔成分であり、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として配合されている。
  • (c)クロルフェミラミンマレイン酸塩は、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑えることを目的として配合されている。
  • (d)ナファゾリン塩酸塩は、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として用いられる。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
2
<解説> a クロモグリク酸ナトリウムは、抗アレルギー成分。鼻粘膜を清潔に保ち、細菌による二次感染を防止することを目的として配合されているのはベンザルコニウム塩化物。

眼科用薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)スルファメトキサゾールは、眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する目的で用いられる。
  • (b)イプシロン‐アミノカプロン酸は、新陳代謝を促し、目の疲れを改善する目的で用いられる。
  • (c)ホウ酸は、洗眼薬として用時水に溶解し、結膜嚢の洗浄・消毒に用いられる。
  • (d)コンドロイチン硫酸ナトリウムは、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,c)
  5. (c,d)
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答え
5
<解説> a スルファメトキサゾールは、抗菌の目的で用いられる。眼粘膜のタンパク質と結合して皮膜を形成し、外部の刺激から保護する目的で用いられるのは、収れん成分の硫酸亜鉛水和物。
b イプシロン‐アミノカプロン酸は、炎症を緩和する目的で用いられる。新陳代謝を促し、目の疲れを改善する目的で用いられるのは、アミノ酸成分のアスパラギン酸カリウム等である。

外皮用薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)ヒドロコルチゾンは、末梢組織(患部局所)における炎症を抑える作用を示すが、副作用として、細菌、真菌、ウイルス等による皮膚感染や持続的な刺激感が現れることがある。
  • (b)ジブカイン塩酸塩は切り傷などによる痛み、湿疹などによる皮膚のかゆみの緩和に用いられる。
  • (c)デキサメタゾンは、分子内に副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と共通する化学構造を持たずに抗炎症作用を示す非ステロイド性抗炎症成分である。
  • (d)カプサイシンは、創傷面に浸透して、その部位を通っている血管を収縮させることによる止血効果を期待して用いられる。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,c)
  5. (c,d)
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答え
1
<解説> c デキサメタゾンはステロイド性抗炎症成分
d カプサイシンは、温感刺激成分。血管を収縮させることによる止血効果を期待して用いられるのは、ナファゾリン塩酸塩等である。

外皮用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)インドメタシンは筋肉痛、関節痛等の鎮痛効果を目的に用いられる。
  • (b)メントールは、抗炎症作用に加え、殺菌作用もあるため皮膚感染症の改善を目的としても用いられる。
  • (c)ピロシキカムは光線過敏症の副作用を生じることがあり、野外活動が多い人は他の抗炎症成分が配合された製品を選択することが望ましい。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
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答え
2
<解説> b メントールは、冷感刺激成分で抗炎症作用、殺菌作用はない。

角質軟化薬及び化膿性皮膚疾患用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)硫酸フラジオマイシン(フラジオマイシン硫酸塩)は、細菌のタンパク質合成を阻害することによる抗菌作用を目的として用いられる。
  • (b)スルファジアジンは、細菌のDNA合成を阻害することによる抗菌作用を目的として用いられる。
  • (c)サリチル酸配合のうおのめ・たこ用剤は痛みを緩和する。
  • (d)尿素は、角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として用いられる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> c サリチル酸は痛みを緩和しない。角質軟化成分。

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