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WEB問題集

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第299回:
“主な医薬品とその作用 Part102”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

胃腸に作用する薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)制酸薬は、胃液の分泌低下に伴う腹部の不快感、吐きけ等の症状を緩和することを目的とする。
  • (b)消化薬は、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする。
  • (c)アルジオキサはアルミニウムを含む成分でないため透析受けている人にも使用できる。
  • (d)制酸成分と健胃成分は、同時に配合されることもある。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
4
<解説> a 制酸薬は、胃酸の分泌亢進による症状を抑える。
c アルジオキサはアルミニウムを含む成分であるため透析受けている人は使用を避ける必要がある。

胃の薬の配合成分とその目的とする作用の組合せのうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)
    【配合成分】・・・・・・オウバク
    【目的とする作用】・・・消泡
  • (b)
    【配合成分】・・・・・・ゲファルナート
    【目的とする作用】・・・胃粘膜保護・修復
  • (c)
    【配合成分】・・・・・・炭酸水素ナトリウム
    【目的とする作用】・・・苦味による健胃
  • (d)
    【配合成分】・・・・・・ロートエキス
    【目的とする作用】・・・胃液分泌抑制

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
4
<解説> オウバクは苦味による健胃、炭酸水素ナトリウムは制酸抑制

止瀉薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)オウバクは、収斂作用のほか、抗菌作用、抗炎症作用も期待して用いられる。
  • (b)木クレオソートは、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として用いられる。
  • (c)タンニン酸ベルベリンは食あたりや水あたりによる下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。
  • (d)次没食子酸ビスマスは、長期連用した場合の精神神経症状が現れたとの報告がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
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答え
3
<解説> b 木クレオソートは止瀉作用

瀉下薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)ヒマシ油は、腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すことを目的として用いられる。
  • (b)酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることにより、糞便中の水分量を減らす作用がある。
  • (c)マルツエキスは、瀉下薬としては比較的作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。
  • (d)ビサコジルは、大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促すと考えられている。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
5
<解説> a ヒマシ油は、小腸を刺激して便通を促す。
b 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることにより、糞便中の水分量を増やす作用がある。

次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、も適切なものはどれか。

体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔の緩和に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。また、本剤を使用している間は、他の瀉下薬の使用を避ける必要がある。

  1. 桂枝加芍薬湯
  2. 麻子仁丸
  3. 牛車腎気丸
  4. 大黄牡丹皮湯
  5. 桔梗湯
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答え
2
<解説> 1 桂枝加芍薬湯は主にしぶり腹がある腹痛、下痢
2 麻子仁丸は主に便が固く塊状な人の便秘
3 牛車腎気丸は主に体力中程度以下で疲れやすく尿量が減少する人
4 大黄牡丹皮湯は主に体力中程度以上で下腹部痛があって便秘しやすい月経不順
5 桔梗湯は主に喉が腫れて痛み、ときに咳が出る扁桃炎などに用いられる。

胃腸に作用する薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)エンゴサク(ケシ科のエンゴサクの塊茎)は、鎮痛鎮痙作用を期待して用いられる。
  • (b)ロートエキスは、交感神経の伝達物質であるノルアドレナリンと受容体の反応を妨げることで、消化管の運動や胃液の分泌を抑える。
  • (c)パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分であり、胃腸の痙攣を鎮める作用のほか、胃液分泌抑制作用も示す。
  • (d)オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,c)
  5. (c,d)
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答え
3
<解説> b ロートエキスは、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンと受容体の反応を妨げることで、消化管の運動や胃液の分泌を抑える。
c 抗コリン成分でなく胃液分泌抑制作用はない。パパベリン塩酸塩は、平滑筋に直接働き、胃腸の痙攣を鎮めます。

駆虫薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)マクリ(フジマツモ科のマクリの全藻を基原とする生薬)は、回虫の駆除を目的として配合される。
  • (b)パモ酸ピルビニウムは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として配合される。
  • (c)サントニンは、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされるが、尿や糞便が赤く着色することがある。
  • (d)駆除した虫体や腸管内に残留する駆虫成分の排出を促すために併用する瀉下薬として、ヒマシ油の使用は避けるべきである。

  1. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
4
<解説> b.回虫の自発運動を抑える作用はサントニン
c.蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされるが、尿や糞便が赤く着色することがあるのはパモ酸ピルビニウムである。

強心薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)ロクジョウは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄の幼角を用いた生薬で、強心作用のほか、強壮、血行促進等の作用があるとされる。
  • (b)ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高める等の作用があるとされる。
  • (c)ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下等の作用があるとされる。
  • (d)シンジュは、ウグイスガイ科のアコヤガイ等の外套膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
1
<解説> このほかに強心薬の配合成分としてよく出題されるのはユウタン(熊胆)があります。

コレステロールに関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

コレステロールは水に( a )物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。リポタンパク質は比重によっていくつかの種類に分類されるが、 そのうち低密度リポタンパク質(LDL)は、コレステロールを( b )から( c )へと運ぶリポタンパク質である。

  1. (a)溶けやすい, (b)末梢組織, (c)心臓
  2. (a)溶けやすい, (b)心臓, (c)末梢組織
  3. (a)溶けにくい, (b)心臓, (c)末梢組織
  4. (a)溶けにくい, (b)肝臓, (c)末梢組織
  5. (a)溶けにくい, (b)末梢組織, (c)腎臓
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答え
4
<解説> 低密度リポタンパク質(LDL)は、コレステロールを肝臓から抹消組織へと運びますが、高密度リポタンパク質(HDL)は、コレステロールを抹消組織から肝臓へと運びます。

次の記述にあてはまる循環器用薬の配合成分はどれか。

肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働く。15歳未満の小児向けの一般用医薬品はない。

  1. ルチン
  2. コウカ
  3. イノシトールヘキサニコチネート
  4. ヘプロニカート
  5. ユビデカレノン
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答え
5
<解説> ユビデカレノン はコエンザイムQ10とも呼ばれます。

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