登録販売者.com

ログイン 無料登録

WEB問題集

WEB問題集

第40回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part9”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の高齢者と医薬品に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a) 使用上の注意などにおいて「高齢者」とはおおよそ60歳を越える人をさす。
  • (b) 一般用医薬品については高齢者でも基本的な用量の範囲内で使用されることが望ましい。
  • (c) 高齢者であるというだけで年齢のみから、基礎体力や生理機能の衰えの度合いを判断することは難しい。
  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
答えを見る
答え
2
<解説> 高齢者とはおおよその目安として65歳以上をさす。

次の医薬品に関する記述について正しいものはどれか。

  1. 総合ビタミン剤は妊娠前後の一定期間に、通常の用量を超えて摂取すると、胎児に先天異常を起こす危険性が高まる。
  2. 医薬品の種類によっては、体に吸収された医薬品の一部が乳汁中に移行することがある。
  3. 止瀉薬は配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがある。
答えを見る
答え
2
<解説> 1の記載はビタミンAについてである。3の記載は便秘薬についてである。

次の記述について、(  )内に入るべき正しい字句はどれか。

医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることを(  )という。

  1. プラセボ効果
  2. 暗示効果
  3. 副作用
  4. 自然緩解
答えを見る
答え
1
<解説> 偽薬効果ともいう。医薬品を使用した事自体による楽観的な結果への期待や条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解)等が関与して生じると考えられている。

一般用医薬品の役割として、正しくないものはどれか。

  1. 軽度な疾病に伴う症状の改善
  2. 健康状態の自己検査
  3. 生活習慣病等の疾病に伴う症状の治療
  4. 生活の質の改善・向上
答えを見る
答え
3
<解説> 役割としては、1,2,4のほかに生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防、健康の維持・増進、その他保健衛生(衛生害虫の防除、殺菌消毒)の6つがある。

次の医薬品に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 医薬品の外箱等に表示されている「使用期限」は、開封した状態で保管された場合に記載されている記述まで品質が保証される期限である。
  2. 医薬品に配合されている成分は高温、多湿をさければ、品質の劣化は起こさない。
  3. 一般用医薬品では外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売されることが重要である。
答えを見る
答え
3
<解説> 医薬品は紫外線によっても品質の劣化を起こす。

以下のWHOによる定義について(  )内に入る正しい語句はどれか。

「自分自身の健康に(a)をもち、(b)身体の不調は自分で手当てする。」事を(c)という。

  1. (a)自信, (b)軽度な, (c)セルフメディケーション
  2. (a)責任, (b)頻繁な, (c)セルフコントロール
  3. (a)関心, (b)普段の, (c)セルフコントロール
  4. (a)責任, (b)軽度な, (c)セルフメディケーション
答えを見る
答え
4
<解説> 一般用医薬品の利用のほか、食事と栄養のバランス、睡眠・休養、運動、禁煙等の生活習慣の改善を含めた健康維持、増進全般について「セルフメディケーション」という場合もある。

一般用医薬品の定義について(  )内に入る正しい語句はどれか。

『医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が(a)ものであって、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく(b)の選択により使用されることが目的とされているもの』

  1. (a)緩和な, (b)使用者
  2. (a)著しくない, (b)需要者
  3. (a)普通位, (b)購入者
  4. (a)弱い, (b)患者
答えを見る
答え
2
<解説> 『医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの』

次のサリドマイドに関する記述のうち正しいものはどれか。

  1. 鎮痛剤として販売されたサリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常が発生した。
  2. サリドマイドには鎮静作用もあり、胃腸薬にも配合されていた。
  3. サリドマイド製剤が最初に販売されたのは米国である。
  4. サリドマイドの血管新生を妨げる作用は胎児の成長過程でのみ発揮される。
答えを見る
答え
2
<解説> サリドマイドは催眠鎮静剤として販売されていたため、その鎮静作用を目的として胃腸薬にも配合された。血管新生は新しい血管によって栄養分等が運ばれることもさす。胎児の成長過程のみならず、健康な成人においても重要であるが、成人における新しい血管の形成は胎児期に比べると活発ではない。なお腫瘍化した細胞近辺では血管新生が活発化し、腫瘍の成長を促すことから、血管新生を妨げる物質を抗がん剤として用いることがある。

次のHIV訴訟に関する記述について( )内に入る正しい字句はどれか。

(a)の患者が(b)が混入した原料血漿から製造された(c)製剤の投与を受けたことによりHIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。

  1. (a)白血病, (b)ヒト免疫不全ウイルス, (c)血液凝固因子
  2. (a)血友病, (b)HIV, (c)血液凝固因子
  3. (a)血液病, (b)ヒト免疫不全ウイルス, (c)血液凝固阻止
  4. (a)血友病, (b)HIV, (c)血液凝固阻止
答えを見る
答え
2
<解説> ヒト免疫不全ウイルス(HIV)混入された血液凝固因子製剤によるHIV感染である。

次のクロイツフェルト・ヤコブ病に関する記述について正しいものはどれか。

  1. 脳外科手術等に用いられていたウシ乾燥硬膜を介して罹患した。
  2. 原因物質の蛋白質の一種プリオンはウイルスの仲間である。
  3. プリオンは脳の組織に感染し、次第に認知症に似た症状が現れる。
  4. 国だけを被告として、1996年11月大津地裁、1997年9月東京地裁で提訴された。
答えを見る
答え
3
<解説> プリオンは細菌でもウイルスでもない蛋白質の一種である。ヒト乾燥硬膜の原料にプリオン不活化のための十分な化学的処理が行われないまま流通した。国、輸入販売業者及び製造業者を被告として提訴が行われた。

arrow_drop_up