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第242回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part41”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
高齢者への医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が強く現れやすく、若年時と比べて副作用を生じるリスクが高くなる。
- (b)一般用医薬品の販売等に際しては、実際に医薬品を使用する高齢者の個々の状況に即して、適切に情報提供や相談対応がなされることが重要である。
- (c)喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。
- (d)一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、腎臓機能が低下していると医薬品の作用が現れにくくなる。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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- 1
プラセボ効果(偽薬効果)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)プラセボ効果は測定可能な変化として現れることがある。
- (b)プラセボ効果によってもたらされる反応や変化に、望ましいもの(効果)はあるが、不都合なもの(副作用)はない。
- (c)プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与していると考えられる。
- (d)時にはプラセボ効果を目的として医薬品が使用されることがある。
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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- 答え
- 1
医薬品の品質に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)医薬品は、ある程度の水準で均一な品質が保証されていなければならない。
- (b)表示されている「使用期限」は、未開封状態で保管された場合に品質が保持される期限であり、液剤などでは、いったん開封されると記載されている期間まで品質が保証されない場合がある。
- (c)一般用医薬品は、購入後、すぐに使用されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売されることが重要である。
- (d)品質が承認された基準に適合しない医薬品、その全部又は一部が変質・変敗した物質から成っている医薬品は、販売が禁止されている。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
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- 2
医薬品による副作用等に対する基本的考え方に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)医薬品は、人体にとって本来異物であり、治療上の効果・効能とともに何らかの有害な反応(副作用)等が生じることが避けがたいものである。
- (b)副作用は、それまでの使用経験を通じて知られているもののみならず、科学的に解明されていない未知のものが生じる場合もある。
- (c)副作用には、容易に異変を自覚できるものとは限らない。
- (d)一般用医薬品の販売等に従事する者においては、医薬品の副作用等による健康被害の拡大防止に関して、医薬品の情報提供、副作用報告等を通じて、その責務の一端を担っている。
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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- 5
一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)一般用医薬品は、医薬品の販売に従事する専門家がその選択や使用を判断する主体である。
- (b)購入者側は、あらかじめ購入する医薬品を決めていることも多いが、使う人の体質や症状等にあった製品を事前に調べて選択しているのではなく、宣伝広告や販売価格等に基づいて漠然と選択していることも少なくない。
- (c)購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合であっても、購入者側から医薬品の使用状況に係る情報をできる限り引き出し、可能な情報提供を行っていくためのコミュニケーション技術を身につけるべきである。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正
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- 答え
- 4
医薬品の副作用に対する基本的な考え方に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)薬物が生体の生理機能に影響を与えることを薬理作用という。
- (b)副作用は、科学的に解明されていない未知のものが生じることはない。
- (c)副作用は、眠気、口渇等の比較的よく見られるものから、死亡や日常生活に支障を来すほどの重大なものまで、その程度は様々である。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正
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- 答え
- 2
次の記述は、サリドマイドとサリドマイド訴訟に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)サリドマイド訴訟では、国及び製薬企業が被告となったが、1974年に和解が成立した。
- (b)日本では、サリドマイド製剤の催奇形性について海外から警告が発せられた後、直ちに出荷停止、回収措置がとられた。
- (c)サリドマイド訴訟は、サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。
- (d)サリドマイドによる薬害事件は、日本のみに起った事件である。
- (a,b)
- (a,c)
- (b,d)
- (c,d)
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- 答え
- 2
d.サリドマイドによる薬害事件は、我が国のみならず世界的にも問題となった。
スモン訴訟に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。
- (a)スモン訴訟とは、解熱鎮痛薬として販売されたキノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
- (b)1971年5月に国及び製薬企業を被告として提訴された。
- (c)スモン患者に対しては、治療研究施設の整備、治療法の開発調査研究の推進、施術費及び医療費の自己負担分の公費負担等の制度が設けられている。
- (a)誤, (b)誤, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤
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- 答え
- 3
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)とCJD訴訟に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)CJDの、原因物質はタンニン酸とされている。
- (b)CJDは、認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。
- (c)CJDは、心臓外科手術の際に、原因物質に汚染されたヒト乾燥硬膜が用いられたことにより発生した。
- (d)CJD訴訟は、医薬品副作用被害救済制度の創設にあたっての契機のひとつとなった。
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
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- 答え
- 2
c.CJDは、脳外科手術の際に、原因物質に汚染されたヒト乾燥硬膜が用いられたことにより発生した。
d.CJD訴訟は、生物由来製品による感染等被害救済制度の創設にあたっての契機のひとつとなった。
C型肝炎およびC型肝炎訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- (a)出産や手術での大量出血などの際に特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固第Ⅸ因子製剤の投与を受けたことにより、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
- (b)C型肝炎訴訟では、国及び製薬企業が被告となったが、和解が成立した。
- (c)C型肝炎訴訟を契機として、医師、薬剤師、法律家、薬害被害者などの委員により構成される医薬品等行政評価・監視委員会が設置された。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)正, (c)誤
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)誤, (b)誤, (c)誤
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- 答え
- 3