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第92回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part16”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
医薬品の本質についての記述で( )の中に入れるべき正しい字句の組み合わせはどれか。
医薬品は多くの場合、人体に取り込まれて作用し、効果を発現させるものである。しかし本来、医薬品も人体にとっては( a )であり、医薬品が人体に及ぼす作用は複雑、かつ、多岐に渡り、そのすべてが解明されていないため、必ずしも期待される( b )のみをもたらすとは限らず、( c )を生じる場合もある。
- (a)毒物, (b)有益な作用, (c)副作用
- (a)異物, (b)薬効, (c)副作用
- (a)異物, (b)薬理作用, (c)無益な作用
- (a)毒物, (b)効果, (c)副作用
- 答え
- 2
医薬品の本質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)一般用医薬品は、医療用医薬品と比べリスクは相対的に低いと考えられるが、適正な使用が図られる必要がある。
- (b)医薬品は効能効果、用法用量、副作用等の必要な情報が適切に伝達されなければならない。
- (c)検査薬は検査結果について、正しい解釈や判断がなされなければ、適切な治療の機会を失う恐れがあるなど、人の健康に影響を与えるものと考えられる。
- (d)殺虫剤は人体に害を及ぼすことはない。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
- 答え
- 2
医薬品に対するアレルギーに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)鶏卵や牛乳にアレルギーがある人では、使用を避ける必要がある薬品もある。
- (b)アレルギーを引き起こす原因物質として黄色3号が知られている。
- (c)アレルギーは遺伝的な要素であり、個人の体質ではない。
- (d)病気等に対する抵抗力が低下している場合などは、医薬品がアレルゲンになりやすくなる。
- (a、b)
- (c、d)
- (a、d)
- (b、c)
- 答え
- 3
一般用医薬品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)一般用医薬品には習慣性のある成分も含まれていることがある。
- (b)一般用医薬品には麻薬成分は用いられていない。
- (c)一般用医薬品は作用が緩和であるため、飲み合わせに注意する必要はない。
- (d)医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者が一般用医薬品を適切に選択し、使用できるよう相談に対応することが不可欠である。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
- 答え
- 4
(c) 一般用医薬品は作用が緩和であるが、飲み合わせに注意する必要がある。
医薬品の効き目や安全性に影響を与える要因に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)一般用医薬品は購入者が自ら選択し使用するものなので、飲み合わせ等について適切に使用されるようアドバイスをする必要がある。
- (b)一般用医薬品については人体に及ぼす作用が、ほぼ解明されているため副作用もさほど問題ではない。
- (c)アレルギー用薬、かぜ薬、鎮静薬等では、成分や作用が重複することはまずないので、併用して差し支えない。
- (d)相互作用とは複数の医薬品を併用した場合に医薬品の作用が増強したり、減弱したりすることをいう。特定の食品との併用は含まない。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
- 答え
- 3
(c) アレルギー用薬、かぜ薬、鎮静薬等では、成分や作用が重複することはよくあるので併用するときは注意が必要である。
(d) 特定の食品との併用も相互作用に含まれる。
次の記述の( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
酒類は主として肝臓で代謝されるため、酒類をよく摂取する人は、その代謝機能は( a )ことが多い。その結果、肝臓で代謝される医薬品などでは通常よりも代謝され( b )なる。また、代謝産物に薬効があるものの場合には( c )が強く出過ぎることがある。
- (a)高まる, (b)やすく, (c)副作用
- (a)高まる, (b)やすく, (c)作用
- (a)低下する, (b)にくく, (c)作用
- (a)低下する, (b)にくく, (c)副作用
- 答え
- 2
高齢者等の医薬品使用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)高齢者は持病を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって持病が悪化する場合がある。
- (b)高齢者が一般用医薬品を使用する場合、定められた用量の範囲内で使用することが望ましい。
- (c)医薬品の使用上の注意において、「高齢者」という場合には、65歳は含まれない。
- (d)生理機能が衰えている高齢者は、少ない用量から様子を見ながら使用するのが望ましいが、規定用量の下限で使用してもなお作用が強すぎる等の問題を生じる場合もある。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
- 答え
- 4
小児等の医薬品使用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)小児は大人と比べて、身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が高い。
- (b)医薬品によっては、小児に使用できない成分があり、小児に対して使用しないことなどの注意を促している医薬品もあるので、添付文書等をよく確認しなければならない。
- (c)小児は肝臓や腎臓などの機能が未発達であるため、作用が弱く出る傾向がある。
- (d)幼児は基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は夜間等医師の診察を受けることが困難な場合等、最小限にとどめることが望ましい。
- (a、b)
- (c、d)
- (a、c)
- (a、d)
- 答え
- 1
(d) 乳児は基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は夜間等医師の診察を受けることが困難な場合等、最小限にとどめることが望ましい。
小児に関する記述について、( )の中に入るべき正しい字句はどれか。
医薬品の使用上の注意において、小児という場合はおおよその目安として( )未満をいう。
- 1歳以上7歳
- 7歳以上10歳
- 7歳以上12歳
- 7歳以上15歳
- 答え
- 4
小児等の医薬品使用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)錠剤、カプセル剤等は小児、特に乳児にそのまま飲み下させることが難しい事が多い。このため、5歳未満の幼児に使用される医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。
- (b)乳児向けの用法用量が設定されている医薬品があっても、一般用医薬品における対処は最小限にとどめることが望ましい。
- (c)小児は服用した医薬品の吸収率が高いが、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分は脳に達しにくい。
- (d)小児への使用を避けることとされている医薬品の販売等に関しては、購入者等からの状況を聞いて、想定される使用者の把握に努めるなど、積極的な情報収集の必要がある。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
- 答え
- 3