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WEB問題集

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第42回:
“人体の働きと医薬品 Part9”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の泌尿器系に関する記述のうち、間違っているものはどれか。

  1. 左右の腎臓と膀胱は尿管でつながっている。
  2. 腎臓には心臓から拍出される血液の1/2~1/3が流れている。
  3. 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
  4. 男性では加齢とともに前立腺が肥大し、排尿困難等を生じることがある。
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答え
2
<解説> 腎臓には心臓から拍出される血液の1/5~1/4が流れている。

次の骨・筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a) 筋組織は筋細胞とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、心筋、平滑筋に分類される。
  • (b) 骨には造血機能はない。
  • (c) 骨にはカルシウムを蓄える機能はあるが、リンを蓄えることはできない。
  • (d) 骨格筋は筋繊維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見えるので、横紋筋とも呼ばれる。
  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
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答え
2
<解説> 骨には身体各部の支持機能、臓器保護機能、運動機能、造血機能、貯蔵機能がある。
また、カルシウムやリンの無機質を蓄える貯蔵機能でもある。

次の神経系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a) 脳と脊髄は小脳でつながっている。
  • (b) 延髄には心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。
  • (c) 副交感神経の神経伝達物質はアセチルコリンで交感神経の神経伝達物質はアドレナリンである。
  • (d) 交感神経線維の末端からはアドレナリンかノルアドレナリンしか放出されることはない。
  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
4
<解説> 脳と脊髄は延髄でつながっている。交感神経伝達物質はノルアドレナリンである。ただし汗腺を支配する交感神経線維の末端では例外的にアセチルコリンが伝達物質として放出される。
交感神経線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。

以下の記述は錠剤(口腔用)の剤型に関するものである。どの剤型に関するものか。

口の中で唾液によって比較的速やかに溶けるため、水なしで服用することもでき、固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児も、口の中で溶かした後に唾液と一緒に飲みこむことができる。

  1. チュアブル錠
  2. 口腔内崩壊錠
  3. トローチ
  4. ドロップ
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答え
2
<解説> チュアブル上は口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤型であり、水なしでも服用できる。

次の医薬品の吸収に関する記述のうち、間違っているものはどれか。

  1. 循環血液中に移行した成分は主として肝細胞内の酵素系の働きで代謝を受ける。
  2. 消化管で吸収された医薬品成分は消化管の毛細血管から血液中へ移行する。
  3. 循環血液中に到達する医薬品の成分の量は消化管で吸収された量より少なくなる。
  4. 粘膜吸収された医薬品もまず肝臓で代謝を受けて全身を巡る。
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答え
4
<解説> 坐剤、禁煙補助剤等は粘膜を介して吸収される医薬品は初回、肝臓で代謝を受けることなく全身を巡る。

次の薬の代謝、排泄に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a) 肝臓の機能が低下した状態では、正常な人に比べて薬が効きすぎることはない。
  • (b) 腎臓の機能が低下した人では、薬が効きすぎ、副作用を生じやすい。
  • (c) 医薬品は有効成分が作用対象である器官や組織にある一定以上の濃度に達しなくては効果が期待できない。
  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
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答え
4
<解説> 肝臓機能が低下した人では、正常な人に比べて、循環血液中に医薬品の成分がより多く到達することとなり、効き目が強すぎたり、副作用を生じやすくなる。

次の皮膚粘膜症候群に関する記述について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a) 皮膚粘膜眼症候群はライエル症候群とも呼ばれている。
  • (b) 皮膚粘膜症候群は高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水泡等の激しい症状が比較的短期間に全身の皮膚、口、目の粘膜に現れる病態をいう。
  • (c) 発生頻度は人口10万人当たり年間1~6人と報告されている。
  • (d) 皮膚粘膜症候群は原因と考えられる医薬品の服用後2週間以内に発症することが多く、1か月以上経ってから起こることはない。
  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
3
<解説> 皮膚粘膜症候群は最初に報告をした二人の医師の名にちなんでスティーブンス・ジョンソン症候群ともよばれる。発生頻度は人口100万人当たり年間1~6人と報告されている。
原因と考えられる医薬品の服用後2週間以内に発症することが多いが、1か月以上経ってから起こることもある。

次の偽アルドステロン症に関する記述のうち間違っているものはどれか。

  1. 体内にカリウムが貯留し、体から塩分(ナトリウム)と水が失われたことに伴う症状である。
  2. 尿量の減少、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、倦怠感、頭痛、むくみ、のどの渇き、吐き気・嘔吐等がみられ、さらに進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等を生じる。
  3. 体が小柄な人や高齢者に生じやすい。
  4. 原因となる医薬品を長期にわたって服用してから、初めて発症する場合もある。
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答え
1
<解説> 偽アルドステロン症は体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われたことに伴う症状である。

次の精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 医薬品の作用によって中枢神経系が刺激され、物事に集中できない、不眠不安、震え、興奮等の症状を生じることがある。
  2. 無菌性髄膜炎は細菌・真菌ではなく、ウイルスが原因で起きる。
  3. 精神神経系の副作用は医薬品の大量服用や長期連用に因るものである。
  4. 無菌性髄膜炎は膠原病の人は発症しにくい。
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答え
1
<解説> 無菌性髄膜炎はウイルスが原因で起きる場合が多いが、医薬品の副作用としても生じることがある。また、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ等の基礎疾患ある人は無菌性髄膜炎を発症するリスクが高い。医薬品の精神神経系副作用は長期連用や大量服用によるものばかりではなく、使用した人の体質等により通常の使用でも発生する。

次の皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a) 光線過敏症の症状が出た時、患部を遮光するのは白い生地の衣類がよい。
  • (b) 接触皮膚炎はアレルギー性のものと刺激性のものとに分類される。
  • (c) 薬疹は水疱を生じることはない。
  • (d) 薬疹は医薬品を使用してから1~2週間までの間に起きることが多く、長期間服用してから生じることはない。
  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
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答え
3
<解説> 白い生地や薄手の服は紫外線を透過するおそれがある。薬疹の発疹型は様々で、紅い大小の斑点小さく盛り上がった湿疹のほか、水疱を生じる場合もある。又、医薬品を使用してから、1~2週間までの間に起きることが多いが、長期間服用してから生じることもある。

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