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第189回:
“人体の働きと医薬品 Part32”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
消化器系に関する次の記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。
- (a)消化管は口腔から肛門まで続く管で平均的な成人で全長約9mある。
- (b)消化には消化腺から分泌される消化液による機械的消化と消化管の運動等による化学的消化がある。
- (c)歯と顎の骨との間には、セメント質、歯根膜、歯肉が存在しこれら3つを合わせて歯周組織という。
- (d)舌の表面には舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している。
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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- 答え
- 2
消化酵素等の働きに関する次の記述について、該当する消化酵素等の名称の正しい組み合わせを選びなさい。
- (a)小腸で分泌され炭水化物を単糖類まで分解する。
- (b)腸液にある乳糖をブドウ糖とガラクトースに分解する。
- (c)膵液に含まれ中性脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する。
- (a)マルターゼ, (b)エレプシン, (c)リパーゼ
- (a)トリプシン, (b)ラクターゼ, (c)サッカラーゼ
- (a)アミラーゼ, (b)マルターゼ, (c)エンテロキナーゼ
- (a)マルターゼ, (b)ラクターゼ, (c)リパーゼ
- (a)トリプシノーゲン, (b)マルターゼ, (c)エンテロキナーゼ
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- 4
小腸や大腸に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)小腸は栄養分の吸収に重要な器官であるため、内壁の表面積を大きくする構造をもつ。
- (b)小腸は十二指腸、空腸、回腸からなり、十二指腸の上部には輪状のひだがない。
- (c)大腸は内壁粘膜に絨毛が存在し、腸管内の食物繊維を発酵分解する。
- (d)大腸の腸内細菌は血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンD等の物質も産生している。
- (a,b)
- (c,d)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
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- 答え
- 1
呼吸器系に関する次の記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。
- (a)肺は横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動を行っている。
- (b)肺では肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化酸素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。
- (c)鼻腔の内壁には粘液分泌腺が多く分布し、かぜやアレルギーのときなどは鼻汁を分泌することで、生体を防御している。
- (d)咽頭の大部分と気管から気管支までの粘膜は繊毛上皮で覆われている。
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
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- 3
喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜は絨毛上皮で覆われている。
循環器系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- フィブリノゲンはその多くが、免疫反応において体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
- 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は門脈と呼ばれる血管に集まって膵臓に入る。
- 心臓の左側部分は全身から集まってきた血液を肺へ送り出し、肺でのガス交換が行われた血液は心臓の右側部分に入り、そこから全身に送り出される。
- 脾臓にはリンパ球が増殖・密集する組織があり、血流中の細菌やウイルス等の異物に対する免疫反応が行われる。
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- 4
消化管壁を通っている毛細血管の大部分は門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る。
心臓の右側部分は全身から集まった血液を肺へ送り出し、肺でのガス交換が行われた血液は心臓の左側部分に入りそこから全身に送り出される。
泌尿器系に関する次の記述のうち誤っているものはどれか。
- 腎臓は血液から尿を作り出し、赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
- 腎臓では血液中の老廃物が濾過され、電解質や水分の排出調節が行われている。
- 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
- 副交感神経が亢進すると、膀胱括約筋が収縮すると同時に排尿筋が弛緩し、交感神経が亢進すると、膀胱括約筋が弛緩すると同時に排尿筋が収縮する。
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- 4
目に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
- 角膜に射し込んだ光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を透過しながら屈折して網膜に焦点を結ぶ。
- 水晶体はその周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、厚みを変化させることで、焦点調節を行っている。
- 強膜には光を受容する細胞(視細胞)が密集していて、個々の視細胞は神経線維につながり、それが束になって眼球の後方で視神経となる。
- 視細胞には色を識別する細胞と、わずかな光でも敏感に反応する細胞の2種類がある。後者が光を感じる反応にはビタミンAが不可欠であるため、それが不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。
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- 3
鼻や耳に関する次の記述について正しい組み合わせはどれか。
- (a)臭いに対する感覚は非常に鋭敏であるが、順応を起こしやすい。
- (b)耳は聴覚情報と平衡感覚を感知する器官で、外耳、中耳、耳管からなる。
- (c)中耳の鼓室は耳管という管で鼻腔や喉頭と通じている。
- (d)急な気圧変化のため鼓膜の内外に気圧差が生じると、耳がつまったような不快感や痛みを感じるが、耳抜き動作によって意識的に耳管を開けると気圧の均衡が戻って回復する。
- (a,b)
- (c,d)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
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- 答え
- 4
皮膚に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。
- (a)皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなる。
- (b)表皮の最も外側にある角質層は細胞膜が丈夫な線維性のセラミドでできた板状の角質細胞と、ケラチンを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
- (c)真皮の下には皮下組織があり、脂肪細胞が多く集まって皮下脂肪層となっている。
- (d)メラノサイトには紫外線から皮膚組織を防護する役割があり、メラニン産生細胞(メラノサイト)が活性化されるとメラニン色素は減少しシミ、そばかすは減少する。
- (a,b)
- (c,d)
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
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- 答え
- 3
表皮の最も外側にある角質層は細胞膜が丈夫な線維性のケラチンでできた板状の角質細胞とセラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されている。
骨格筋に関する次の記述について誤っているものを選びなさい。
- 骨は骨質、骨膜、骨髄、関節軟骨の4組織からなる。
- 吸収と形成のバランスがとられることにより、一定の骨密度が保たれ、無機質は骨に強靱さを与え、有機質は骨に硬さを与える。
- 筋組織は筋細胞とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類される。
- 平滑筋と心筋は不随意筋であるが、平滑筋は比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。
- 心筋は不随意筋であるが、骨格筋のような横縞模様があり、強い収縮力と持久力を兼ね備えている。
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