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WEB問題集

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第125回:
“人体の働きと医薬品 Part21”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述について正しい正誤の組み合わせを選びなさい。

  • (a)結膜は眼瞼の裏側と眼球前方の強膜とを結ぶように覆って組織を保護している。
  • (b)涙液はゴミや埃等の異物や刺激性の化学物質が目に入ったときにそれらを洗い流すが、栄養分を供給するわけではない。
  • (c)涙液は眼が乾燥すると分泌される仕組みになっている。
  • (d)硝子体とは房水と水晶体を隔てるレンズ状の器官のこと。毛様体の働きにより厚みが加わり、眼の中に差し込む光の屈折率が変わることによってピントの調節が行われる。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
2
<解説> 涙液は起きている間は絶えず分泌されており、睡眠中はほとんど分泌されていない。 硝子体は水晶体と網膜の間を満たすゼリー状の物質のことで、眼球の形と弾性を維持する働きを行う。

次の記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3構造からなる。表皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。
  • (b)皮膚の色はメラニン色素によるものである。
  • (c)表皮細胞は細胞膜が丈夫な繊維質の蛋白質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
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答え
2
<解説> (c) 細胞膜が丈夫な繊維質の蛋白質(ケラチン)でできた板状の角質細胞と、セラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されているのは表皮細胞でなく角質層である。

交感神経系が活発になっているときの効果を及ぼす各臓器・器官の反応について誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 目 ― 瞳孔散大
  2. 末梢血管 ― 収縮
  3. 胃 ― 胃液分泌亢進
  4. 腸 ― 運動低下
  5. 膀胱 ― 排尿抑制
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答え
3
<解説> 胃では血管の収縮が行われる。
胃液分泌亢進が行われるのは副交感神経系が活発になっているときである。

次の記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)一般に消化管からの吸収は消化管が積極的に医薬品の成分を取り込むのではなく、薄い方から濃い方へ拡散していくことによって、消化管にしみ込んでいく現象である。
  • (b)坐剤は肛門から挿入すると直腸内で溶ける。有効成分は容易に循環血液中に入る。これらの部位を通っている静脈は肝臓を経由しないため、吸収されて循環血液中に入った成分は初めに肝臓で代謝を受けることなく全身を巡る。
  • (c)点眼薬や、うがい薬ではショックが起きることはない。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)正
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答え
4
<解説> アレルギー性の副作用は微量の摂取でも生じるため、点眼薬やうがい薬等でもショックは起こることがある。消化管からの吸収は濃い方から薄い方へ拡散していくことによって、消化管にしみ込んでいく現象である。

次の記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から1つ選びなさい。

  • (a)循環血液中に移行した医薬品の成分は主として肝細胞内の酵素系の働きで代謝を受ける。
  • (b)循環血液中に移行した成分は未変化体又はその代謝物が腎臓で濾過され大部分は尿中に排出されるが、血漿蛋白質と複合体を形成している分子は腎臓での濾過を免れて循環血液中にとどまる。
  • (c)医薬品の成分が乳汁に移行する場合には代謝を受けた状態で乳汁中に移行することが多い。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)正
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答え
2
<解説> 乳汁中には代謝を受けないまま移行することが多く、医薬品によっては、使用してしばらくの間、母乳を与えると乳児に医薬品の影響が生じることがある。

次の記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)錠剤を服用するときは、水又はぬるま湯とともに飲み込むとよい。水なしで飲み込むと錠剤がのどや食道に張り付いてしまうことがあり、薬効が現れないのみならず、粘膜を傷めるおそれがある。
  • (b)錠剤は胃腸で崩壊して有効成分が溶け出して薬効をもたらす剤型で噛み砕いても問題はない。
  • (c)内容液剤は固形製剤よりも飲み込みやすく、又服用した後、比較的速やかに消化管から吸収される。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
3
<解説> 錠剤の中には胃の中で溶け具合を調節するために錠剤表面をコーティングしている場合もあり、噛み砕いて服用することは必ずしも適切ではない。

次のa~cの空欄に入る正しい字句の組み合わせを下欄から選びなさい。

偽アルドステロン症とは体内に( a )が貯留し、体から( b )が失われたことに伴う症状で( c )からのアルドステロン分泌が増えていないにもかかわらず生じることから偽アルドステロン症と呼ばれている。

  1. (a)塩分と水分, (b)カリウム, (c)副腎皮質
  2. (a)カリウム, (b)塩分と水分, (c)副腎皮質
  3. (a)塩分と水分, (b)カリウム, (c)副腎髄質
  4. (a)カリウム, (b)塩分と水分, (c)副腎髄質
  5. (a)水分, (b)ナトリウム, (c)副腎皮質
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答え
1
<解説> 主な症状としては尿量の減少、手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、倦怠感等がみられ、さらに進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、痙攣等を生じる。

次の記述について正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)無菌性髄膜炎はウイルスが原因で起きる場合が多いが、医薬品の副作用としても生じることがある。全身性エリトマトーデス、関節リウマチ等の基礎疾患がある人は発症するリスクが高い。
  • (b)医薬品の副作用による消化性潰瘍は自覚症状が乏しい場合がある。
  • (c)イレウス様症状は小児や高齢者の他普段から便秘傾向のある人は発症のリスクは低い。
  • (d)間質性肺炎は肺胞と毛細血管の間でのガス交換効率が上昇して、血液に酸素が過剰に取り込まれて高酸素状態となる。

  1. (c,d)
  2. (a,c)
  3. (a,b)
  4. (b,c)
  5. (a,d)
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答え
3
<解説> 間質性肺炎は血液に酸素が十分に取り込めずに低酸素状態となる。 イレウス様症状とは、腸閉塞用症状で小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向の人は発症のリスクが高い。

次の記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)抗コリン作用成分配合の医薬品の使用によって眼圧が上昇すると、頭痛、吐き気・嘔吐等の症状が現れることがある。
  • (b)接触性皮膚炎は触れた部分にのみ生じるのでなく、そこから全身に広がり、重篤化する場合がある。
  • (c)交感神経抑制成分配合医薬品の使用により、膀胱の排尿筋が抑制され排尿時に尿が出にくい、残尿感等の症状を生じることがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
2
<解説> 接触性皮膚炎は触れた部分の皮膚にのみ生じ、正常な皮膚との境目がはっきりしているのが特徴である。膀胱排尿筋を抑制するのは副交感神経抑制成分である。

次の記述について誤っているものを1つ選びなさい。

  1. ケラチンは細胞骨格を構成する蛋白質の一つで機械的強度を形成する。表皮細胞はケラチンを含んでおり、細胞死を迎えると硬化して角質組織となる。
  2. セラミドは表皮の一番外側にある角質層の細胞質間脂質として存在する。皮膚表面に脂質の層を形成することによって、細菌等の侵入を防ぐ役割を果たしている。
  3. アポクリン腺は全身の表面に分布しており、毛穴を介することなく、直接皮膚面に開港している。分泌物は気化する際に体表面から熱を奪い、主に体温調節の役割を担っている。
  4. うおのめは部分的に厚くなった角質の芯が真皮に食い込んだもので、圧迫されると痛みを感じる。
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答え
3
<解説> アポクリン腺は腋下、乳輪、陰部等に分布、毛包部に開口しており、その分泌物は毛穴から対外に放出される。アポクリン腺からの分泌物は、皮膚表面の細菌により分解されることによって強烈な臭いを発し、腋臭の原因となる。3の記述はエクリン腺についてである。

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