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WEB問題集

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第121回:
“人体の働きと医薬品 Part20”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)歯は歯周組織によって上下の顎の骨に固定されている。歯槽骨の中に埋没している歯の部分を歯根、口腔に露出している部分を歯冠という。
  • (b)歯冠の表面は象牙質で覆われ、体で最も硬い部分となっている。象牙質の下にはエナメル質と呼ばれる硬い骨状の組織があり、神経や血管が通る歯髄をとりかこんでいる。
  • (c)歯の齲蝕が象牙質に達すると、神経が刺激されて歯がしみたり痛みを感じたりするようになる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
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答え
3
<解説> 歯冠の表面はエナメル質で覆われ、エナメル質の下には象牙質と呼ばれる硬い骨状の組織がある。

次の記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く、直径5~10cmの管状の器官で、消化液の分泌腺がある。
  • (b)胃液分泌と胃の粘膜表皮を覆う細胞からの粘液分泌のバランスが崩れると、胃痛等の症状を生じる。
  • (c)食道から送られてきた内容物は胃の運動によって胃液と混和され、かゆ状となって小腸に送り出されるまでの数時間、胃内に滞留する。炭水化物主体の食品の場合には比較的長く、脂質分の多い食品の場合には比較的短い。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
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答え
4
<解説> 食道は直径1~2cmの管状の器官で消化液の分泌腺はない。 胃内滞留時間は炭水化物では短く脂肪分の多い食品の場合には比較的長い。

次の記述について正しいものの組み合わせを次の1~5から1つ選びなさい。

  • (a)小腸は6~7mの管状の臓器で、十二指腸、空腸、回腸の3部分に分かれる。
  • (b)腸の内壁からは腸液が分泌され、十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。
  • (c)大腸は栄養分の吸収に重要な器官であるため、内壁の表面積を大きくする構造を持つ。
  • (d)膵臓からはインスリンが分泌されるが、アミラーゼは分泌しない。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (c,d)
  4. (b,d)
  5. (a,c)
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答え
1
<解説> (c) 大腸ではなく小腸の説明文です。
(d) 膵臓には消化管内に分泌する外分泌機能と、血管内に分泌する内分泌機能が備わる。外分泌されるものを膵液といい、アミラーゼ、マルターゼ、リパーゼ等が含まれる。 内分泌液中にはインスリンあるいはグルカゴン等のホルモンが含有されている。

次の記述について誤っているものを選びなさい。

  1. 上腹部にある中空の臓器で中身が空の状態では扁平に縮んでいるが、食道から内容物が送られてくると、その刺激に反応して胃壁の平滑筋が弛緩し、容積が拡がる。
  2. 胃酸は胃内を強酸性に保って内容物が腐敗や発酵を起こさないようにする役目も果たしている。
  3. 胃液に含まれる成分は小腸におけるビタミンB12の吸収にも重要な役割を果たしている。
  4. 胃壁の平滑筋は自律神経の働きによって制御されているため、不随意筋である。
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答え
3
<解説> 胃粘液に含まれる成分は小腸におけるビタミンB12の吸収にも重要な役割を果たしている。

次の記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)胆嚢は胆汁を産生し蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。
  • (b)腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は小腸で再吸収されて肝臓に戻される。
  • (c)胆汁に含まれるビリルビンは赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
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答え
3
<解説> 胆嚢は肝臓で産生された胆汁を凝縮して蓄える器官である。

次の記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)肝臓ではビタミンA、D、B6、B12の貯蔵が行われる。
  • (b)皮下組織等に蓄えられた脂質は肝臓に運ばれることなく、エネルギー源として利用される。
  • (c)アルコールは胃や小腸で吸収されるが、肝臓へと運ばれて一度、酢酸に代謝されたのち、さらに代謝されてアセトアルデヒドとなる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)正
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答え
2
<解説> 皮下組織等に蓄えられた脂質も一度肝臓に運ばれてからエネルギー源として利用可能な形に代謝される。アルコールは肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。

次の呼吸器系に関する記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 肺には筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって、拡張・収縮して呼吸運動が行われている。
  2. 肺胞の壁は非常に薄くできていて、周囲を毛細血管が取り囲んでいる。
  3. 咽頭の後壁には扁桃がある。扁桃はリンパ組織が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。
  4. 咽頭は発声器としての役割がある。
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答え
4
<解説> 喉頭は発声器としての役割がある。

心臓に関する記述について、誤っているものを選びなさい。

  1. 心臓の内部は上下左右の心房、下部左右の心室の4つの空洞に分かれている。
  2. 心臓の左側部分は全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の右側部分に入り、そこから全身に送り出される。
  3. 心臓の拍動の強弱や間隔の長さについては、自律神経系による支配を受けている。
  4. 心臓には血液が確実に一方向に流れるよう、心室には血液を取り込む側と送り出す側にそれぞれ弁があり、拍動と協調して交互に開閉する。
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答え
2
<解説> 心臓の右側部分は全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。肺でガス交換が行われた血液は心臓の左側部分に入り、そこから全身に送り出される。

次の記述について、正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)血液が血管中を流れる方向は一定しているとは限らない。
  • (b)静脈の多くは体の深部を通っているが、頚部、手首、肘の内側等では皮膚表面近くを通るため、心拍に合わせて脈がふれる。
  • (c)毛細血管は動脈と静脈をつなぐように体中の組織に細かく張り巡らされている。
  • (d)消化管壁を通っている毛細血管の大部分は門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
2
<解説> 血液が血管中を流れる方向は一定している。動脈の多くが体の深部を通っている。

次の記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)腎臓には骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する機能がある。
  • (b)食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは腎臓で活性化ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。
  • (c)腎臓には心臓から拍出される血液の半分が流れている。血液の老廃物の除去のほか、水分及び電解質の排出調節が行われている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
2
<解説> 腎臓には心臓から拍出される血液の1/5~1/4が流れている。

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