登録販売者.com

ログイン 無料登録

WEB問題集

WEB問題集

第122回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part21”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の食品との飲み合わせの記載について誤っているものを1つ選びなさい。

  1. アルコールは主として肝臓で代謝されるため、肝臓で代謝される薬品では体内から早く消失して十分な効果が得られなくなることがある。
  2. カフェインとコーヒーを一緒に服用すると過剰摂取となる。
  3. 生薬成分等については医薬品的な効能効果が標榜又は暗示されていなければ食品(ハーブ等)として流通可能なものもあり、そうした食品をあわせて摂取すると、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。
  4. かぜ薬と解熱鎮痛薬を一緒に用いても成分が重複することはない。
答えを見る
答え
4
<解説> かぜ薬と解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬等では成分や作用が重複することが多い。

医療機関から治療を受けている人から一般用医薬品の使用に関する相談を受けた場合、登録販売者が行う対応に関する記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)肝臓病の治療を受けている人に、解熱鎮痛剤としてアセトアミノフェンを使用した場合、肝臓機能を悪化させることがあると説明した。
  • (b)緑内障のある人に、ロートエキスの入った胃腸薬は眼圧を上げる可能性があることを説明した。
  • (c)血栓のある人がトラネキサム酸を使用した場合、生じた血栓が分解されにくくなることを説明した。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
答えを見る
答え
1
<解説> 医薬品を購入しようとしている人に治療中の疾患がないか確認することが重要である。

プラセボ効果についての記載の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)医薬品を使用した時、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果という。
  • (b)プラセボ効果は望ましいものをいい、望ましくないものは副作用という。
  • (c)プラセボ効果は主観的な変化であって、客観的に測定可能な変化として現れることはない。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)正, (b)正, (c)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
答えを見る
答え
5
<解説> プラセボ効果には望ましいものと望ましくないものがある。また、主観的な変化だけでなく客観的に測定可能な変化として現れることもある。

次の医薬品の品質に関する記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)使用期限は未開封の状態で保管された場合に品質が保持される期限である。
  • (b)医薬品は適切な保管・陳列がなされたとしたら、経時変化による品質の劣化は避けることができる。
  • (c)一般用医薬品は購入後すぐに使用されるとは限らないので、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって、販売等がなされることも重要である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
答えを見る
答え
3
<解説> 医薬品は適切な保管・陳列がなされたとしても経時変化による品質の劣化は避けられない。

次のセルフメディケーションについての記述で誤っているものを1つ選びなさい。

  1. WHOによれば、セルフメディケーションとは『自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする』こととされている。
  2. 一般用医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者に対して常に科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、必ずしも医薬品の販売に結びつけるのではなく、医療機関の受診を勧めたり、医薬品使用によらない対処を勧めたりすることが適切な場合もある。
  3. 症状が重い時、まず一般用医薬品を試みて一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化した時は医療機関を受診して医師の診療を受けるように勧める。
  4. セルフメディケーションの主役は、一般の生活者である。
答えを見る
答え
3
<解説> 症状が重い時は、一般用医薬品を使用することはその役割にかんがみて、適切な対処とは言えない。

次の一般用医薬品の役割に関する記述について誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 生活習慣病等の疾病に伴う症状発現の予防
  2. 軽度な疾病に伴う症状の改善
  3. 生活の質の改善・向上
  4. 衛生害虫の防除、殺菌消毒
  5. リウマチの予防・治療
答えを見る
答え
5
<解説> 医療機関で治療を受けるほどではない体調の不調や疾病の初期段階、あるいは日常において、生活者が自らの疾病の診断、治療若しくは予防又はQOLの改善・向上を図ることを目的としている。リウマチは医療機関で治療を必要とする疾患である。

登録販売者が一般用医薬品を販売する際に、購入者から確認しておきたい基本的なポイントに関する記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)その医薬品を使用する人が誰かを確認する必要がある。
  • (b)その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けているか、確認する必要がある。
  • (c)その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験がないか、確認する必要がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤
答えを見る
答え
1
<解説> 何のために又誰のために購入するか、他に治療中の疾患はないか、アレルギー歴はないか、併用薬に問題はないか等購入者側の情報を把握することが重要である。

登録販売者が一般用医薬品を販売する時の情報提供に関する記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)購入者が適切な医薬品を選択し、実際にその医薬品を使用する人が必要な注意を払って適正に使用していくためには、医薬品の販売に従事する専門家が可能な限り購入者側の個々の状況把握に努めることが重要となる。
  • (b)その医薬品がすぐに使用される状況にない場合は、購入者に対して、実際に使用する際に、販売時になされた情報提供を思い起こして使用することの大切さを説明することが重要である。
  • (c)購入者が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とするなどの配慮がなされることも重要である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)正, (c)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
答えを見る
答え
3
<解説> その医薬品がすぐに使用される状況にない場合、実際に使用する際に、販売時の説明を思い起こしながら、改めて添付文書等に目を通すよう促すことが重要である。

次のサリドマイド訴訟に関する記述について、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. サリドマイドの光学異性体のうち、鎮静作用はS体のみが有するとされているので、R体のサリドマイドを分離して製剤化すれば、催奇形性は避けられた。
  2. サリドマイドは催眠鎮静成分として承認されたが、副作用として血管新生を妨げる作用もあった。
  3. サリドマイドによる薬害事件は市販後の副作用収集の重要性が認識され、各国における副作用情報の収集体制の整備が図られるようになった。
  4. サリドマイド製剤はドイツで販売が開始された。
答えを見る
答え
1
<解説> サリドマイド製剤はR体とS体が分離されていない混合体を用いて製造されており、光学異性体の違いによって有効性や安全性に差が生じることは明確でなかったが、R体とS体は体内で相互に転換されるためR体のみを分離して製剤化しても催奇形成は避けられない。

次の薬害に関する記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)CJD訴訟とは、脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介してクロイツフェルト・ヤコブ病に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
  • (b)クロイツフェルト・ヤコブウイルス病はウイルス感染の一種である。
  • (c)スモンという整腸剤の使用により、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟がスモン訴訟である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
答えを見る
答え
3
<解説> クロイツフェルト・ヤコブ病は細菌でもウイルスでもない蛋白質の一種であるプリオンが原因とされている。スモン訴訟はキノホルム製剤を使用したことによる亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。

arrow_drop_up