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WEB問題集

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第4回:
“人体の働きと医薬品 Part2”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の生体反応のうち、副交感神経の神経伝達物質であるアセチルコリンの働きを抑える抗コリン作用によって抑制(阻害)されるものはどれか。

  1. 排尿筋の収縮
  2. 気管支の拡張
  3. 立毛筋の収縮
  4. グリコーゲンの分解
  5. 心臓の心拍数増加
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答え
1
<解説> 2~5は全て交感神経系

次の記述は薬が働く仕組みである。正しいものはどれか。

  1. 膨潤性下剤は内服薬であるが、作用は局所作用である。
  2. 坐薬は局所作用を目的としたものである。
  3. 医薬品が効果を発揮するためには、その対象である器官や組織中に、最大有効濃度以上の濃度で分布する必要がある。
  4. 肝機能が低下した人では、正常な人と比べて全身循環に到達する医薬品の有効成分の量がより多くなり、医薬品の効き目が過少に現れたり、副作用を生じにくくなったりする。
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答え
1
<解説> 2. 坐薬は局所作用を目的としたものと全身作用を目的としたものがある。
3. 医薬品が効果を発揮するためには、その対象である器官や組織中に、最小有効濃度以上の濃度で分布する必要がある。
4. 肝機能が低下した人では、正常な人と比べて全身循環に到達する医薬品の有効成分の量がより多くなり、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。

医薬品の吸収、代謝、排泄に関する問題です。〇又は×をつけよ。

  1. 鼻腔の粘膜に医薬品を適用する場合、その成分は循環血液中に移行しないため、一般用医薬品には全身作用を目的とした点鼻薬はない。
  2. 医薬品の有効成分が代謝を受けると、作用を失ったり、作用が現れたり、あるいは体外へ排泄されやすい脂溶性の物質に変化する。
  3. 有効成分が皮膚から浸透して体内の組織で作用する医薬品の場合、浸透する量は皮膚の状態、傷の有無やその程度などによって影響を受ける。
  4. 血液中の薬のうち、代謝、排泄されるのは血漿タンパク質と結合していないものである。
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答え
1.× 2.× 3.〇 4.〇
<解説> 1. 一般用医薬品には全身作用を目的とした点鼻薬はないが、その成分は循環血液中に移行します。
2. 水溶性の物質に変化します。

次の記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 口腔内崩壊錠は、口の中の唾液によって比較的速やかに溶けるため、水無しで服用することができる。
  2. チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水無しでも服用できる。
  3. トローチ、ドロップ剤は、口の中で医薬品を舐めて徐々に溶かして使用するが、噛み砕いて飲みこんでもよい。
  4. 顆粒剤は粒の表面がコーティングされているため、噛み砕かずに水等で喉に流し込む必要がある。
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答え
3
<解説> 3. 噛み砕いて飲み込んでしまうと、効果は期待できない。

次の特徴を持つ剤形はどれか。
「手指等では塗りにくい部位に用いる場合に適している。又、比較的広範な部位に適用する場合にも用いられる。」

  1. 噴霧剤
  2. 軟膏剤
  3. 液剤
  4. 貼付剤
  5. クリーム剤
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答え
1
<解説> 2,5. 有効成分が適用部位に留まりやすい。
3. 適用した表面が乾きやすい。
4. 適用した部位に有効成分が一定期間留まるため、薬効の持続が期待できる反面、適用部位においてかぶれ等が起こる場合もある。

次の偽アルドステロン症に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 体内にカリウムと水が貯留し、体からナトリウムが失われたことに伴う症状である。
  2. 主な症状としては、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐き気・嘔吐、意識混濁等である。
  3. 体が大柄で肥満傾向にある人に生じやすいとされ、原因となる医薬品を長期にわたって服用してから、初めて発症する場合もある。
  4. 生薬のカンゾウの成分であるグリチルリチン酸により起こることが知られている。
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答え
4
<解説> 1. 体内にナトリウムと水が貯留し、体からカリウムが失われたことに伴う症状である。
2. 無菌性髄膜炎の症状である。
3. 体が小柄な人や高齢者において生じやすいとされている。

次の文章は、副作用とその症状について述べたものである。誤っている組み合わせはどれか。

  1. 偽アルドステロン症―全身の倦怠感、黄疸、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐き気等。
  2. 中毒性表皮懐死症―全身が広範囲にわたって赤くなり、全身の10%以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらん等が認められ、かつ高熱、口唇の発赤・びらん、目の充血等。
  3. アナフィラキシーショック―顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、じんましん、口唇や舌・手足のしびれ感、むくみ、吐き気、顔面蒼白、手足が冷たくなる、冷や汗、息苦しさ等。
  4. 皮膚粘膜眼症候群―高熱を伴い、発疹・発赤、火傷様の水疱等が全身の皮膚、口、目の粘膜に現れる。
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答え
1
<解説> 1. この文は肝機能障害に関して述べたものです。
偽アルドステロン症は、体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し体からカリウムが失われることによって手足の脱力や血圧上昇などが起こる。

次の副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 医薬品の作用により中枢神経が刺激され、精神神経障害が生じることがある。
  2. 精神神経障害は、医薬品の多量服用や長期連用により生じ、通常の使用では発生しない。
  3. 代謝機能の低下により副作用が現れるリスクが高まるとされており、特に高齢者においては注意が必要である。
  4. 循環器系に悪影響を生じるおそれが特に大きい医薬品においては、高血圧や心臓病等の診断を受けた人は使用しないこととされている。
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答え
2
<解説> 2. 使用した人の体質等により、通常の使用でも発生する。

医薬品の副作用に関する問題です。〇又は×をつけよ。

  1. ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。
  2. 肝機能障害の主な症状に、ビリルビン(黄色色素)が胃へ排出されず血液中に滞留することにより生じる黄疸がある。
  3. 肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。
  4. 偽アルドステロン症は、小柄な人や高齢者で生じやすく、原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合もある。
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答え
1.〇 2.× 3.〇 4.〇
<解説> 2. 胃に排出でなく尿中に排出されずである。

次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 接触皮膚炎は、いわゆる「肌に合わない」という状態で、医薬品が触れた部分の皮膚から全身へ広がる。
  2. 太陽光線(紫外線)にさらされてかぶれが起こる症状を光線過敏症といい、貼付剤では剥がした後でも発症することがある。
  3. 医薬品の使用により、発疹・発赤等の症状が現れ痒みが生じた場合、まず痒みを抑える塗り薬を買い求め、医療機関を受診する。
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答え
2
<解説> 1. 接触皮膚炎は、触れた部分の皮膚にのみ生じ、正常な皮膚との境目がはっきりしているのが特徴である。
3.一般の生活者が自己判断で別の医薬品を用いて対症療法を行うことは、原因の特定を困難にするおそれもあり、避けるべきである。

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