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WEB問題集

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第3回:
“人体の働きと医薬品 Part1”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

消化器系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 歯冠の表面は象牙質で覆われ、象牙質の下にはエナメル質と呼ばれる硬い骨状の組織がある。
  2. 食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く管状の器官で、消化液の分泌腺が多く分布する。
  3. 消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を分解することを、機械的消化という。
  4. ペプシノーゲンは、胃酸によって主に炭水化物を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
  5. 膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化する酵素の供給を担っている。
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答え
5
<解説> 1 歯冠の表面はエナメル質で覆われ、エナメル質の下には象牙質と呼ばれる硬い骨状の組織がある。
2 食道は喉もとから上腹部のみぞおち近くまで続く管状の器官で、消化液の分泌腺はない。
3 消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を分解することを、化学的消化という。
4 ペプシノーゲンは、胃酸によって主にたんぱく質を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。

肝臓に関する次の記述で間違っているものはどれか。

  1. 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等のほか、水溶性ビタミンであるビタミンB6やB12等の貯蔵臓器である。
  2. 肝臓は、必須アミノ酸を生合成する働きがある。
  3. アルコールによる二日酔いの症状は、肝臓で代謝され生じた中間代謝物であるアセトアルデヒドの毒性によるものと考えられている。
  4. 肝臓で産生される胆汁に含まれるビリルビンは、赤血球中のヘモグロビンが分解されて生じた老廃物である。
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答え
2
<解説> 肝臓では、必須アミノ酸がつくれない。

人体の構造と働きに関する記述の正誤について、間違っているものを1つ選びなさい。

  1. 器官が互いに連絡して協働し、全体として一つの機能を持つ場合、それらを器官系という。
  2. 細胞と細胞の間に存在するカルシウム化合物、粘液物質、膠原線維等の物質を細胞 間質という。
  3. 全身に広く分布するエクリン腺を支配する交感神経線維の末端では、ノルアドレナ リンが神経伝達物質として放出される。
  4. 中枢神経系は、脳と脊髄から構成される。
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答え
3
<解説> 全身に広く分布するエクリン腺を支配する交感神経線維の末端では、アセチルコリンが神経伝達物質として放出される。

次の1~5で示される反応のうち、交感神経系が興奮状態にあるときのものはどれか。

  1. 瞳孔の収縮
  2. 気管、気管支の収縮
  3. 心拍数の増加
  4. 血圧の降下
  5. 胃液分泌の亢進
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答え
3
<解説> 副交感神経では心拍数は減少する。

次の記述は、血液に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)血管だけでなく皮膚まで傷ついて血液が体の外に流れ出すことを外出血というのに対し、血液が組織の隙間や器官の内部に流れ込むことを内出血という。
  • (b)リンパ球は、リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖し、細菌、ウイルス等の異物を認識するB細胞リンパ球と、それらに対する抗体(免疫グロブリン)を産生するT細胞リンパ球がある。
  • (c)ヘモグロビンは鉄分と結合したタンパク質で、酸素量の多いところで酸素分子と結合し、酸素が少なく二酸化炭素が多いところで酸素分子を放出する性質がある。
  • (d)フィブリノゲンは、血液の浸透圧を保持する働きがあるほか、ホルモンや医薬品の 成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b リンパ球は、リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖し、細菌、ウイルス等の異物を認識するT細胞リンパ球と、それらに対する抗体(免疫グロブリン)を産生するB細胞リンパ球がある。
d アルブミンは、血液の浸透圧を保持する働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。

薬の吸収及び作用に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 内服薬の有効成分は、全て胃で吸収される。
  2. 坐剤は、内服の場合よりも作用が現れるのが遅い。
  3. 抗狭心症薬のニトログリセリンスプレーの有効成分は、主に鼻粘膜から吸収される。
  4. 点鼻薬の成分は、全身性の副作用を生じることがある。
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答え
4
<解説> 抗狭心症薬のニトログリセリンスプレーの有効成分は、主に口腔粘膜から吸収される。

鼻及び耳に関する記述について、間違っているものはどれか。

  1. 鼻は、空気中を漂う物質を鼻腔内に吸い込み、その化学的刺激を感じとる。
  2. 鼻腔と副鼻腔を連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
  3. 内耳にある前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する半規管と、体の回転や傾きを感知する耳石器官に分けられる。
  4. 中耳は内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
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答え
3
<解説> 3 内耳にある前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する耳石器官と、体の回転や傾きを感知する半規管に分けられる。

医薬品の副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 薬疹は、医薬品の使用後1~2週間で起きることが多いが、長期使用後に現れることもある。
  2. 医薬品が原因となる光線過敏症は、貼付剤を剥がした後でも発症することがある。
  3. 薬疹は、あらゆる医薬品で起きる可能性がある。また、同じ医薬品でも生じる発疹の型は 人によって様々である。
  4. 医薬品が原因となる接触皮膚炎は、その医薬品が触れた皮膚の部分だけでなく、全身へ広がって重篤化することが特徴である。
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答え
4
<解説> 医薬品が原因となる接触皮膚炎は、その医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境目がはっきりしているのが特徴である。

全身的に現れる症状に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 偽アルドステロン症は、体内にカリウムと水が貯留し、体から塩分(ナトリウム)が失われることによって生じる病態である。
  2. ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。
  3. 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい 症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態で、最初に報告をした二人の医師の名前にちなんでスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)とも呼ばれる。
  4. 黄疸とは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより、 皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
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答え
1
<解説> 偽アルドステロン症は、体内に塩分と水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。

自律神経系の作用による効果器の反応に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. 交感神経系が副交感神経系より優位に働くと、目の瞳孔が散大する。
  2. 交感神経系が副交感神経系より優位に働くと、胃の血管が収縮する。
  3. 副交感神経系が交感神経系より優位に働くと、唾液分泌が亢進する。
  4. 副交感神経系が交感神経系より優位に働くと、腸の運動が低下する。
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答え
4
<解説> 副交感神経系が交感神経系より優位に働くと、腸の運動が亢進する。

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