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第155回:
“主な医薬品とその作用 Part54”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
鎮咳去痰薬に配合される生薬成分ではないものを1つ選びなさい。
- セキサン
- ゼンソウ
- オウヒ
- シャゼンソウ
- ゴオウ
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- 答え
- 5
プソイドエフェドリン塩酸塩に関する記述について誤っているものはどれか。
- 交感神経系を亢進させることにより、心臓血管系や肝臓でのエネルギー代謝等に影響を及ぼす。
- 心臓病、高血圧、糖尿病、甲状腺機能障害の診断を受けた人ではその症状を悪化させるおそれがある。
- 自律神経系に対する作用により、めまい、頭痛、排尿困難が現れるおそれがある。
- プソイドエフェドリン塩酸塩は他のアドレナリン作動性成分に比べて、中枢神経系に対する作用が弱く、依存性はない。
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- 4
制酸成分に関する以下の記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。
- (a)中和反応によって胃酸の働きを弱めることを目的として用いられる。
- (b)制酸成分のうちアルミニウムを含む成分については炭酸飲料等での服用は適当ではない。
- (c)制酸成分は他の医薬品(かぜ薬、解熱鎮痛薬等)にも配合されていることが多い。
- (d)肝臓病の診断を受けた人では、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム等の無機塩類が体内に貯留しやすくなるため、使用する前にその適否につき、医師等に相談することが望ましい。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
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- 答え
- 2
胃薬に配合される成分とその作用の関係について、正しいものの組み合わせを選びなさい。
- (a)ジメチルポリシロキサン ― 消泡成分
- (b)テプレノン ― 抗炎症作用
- (c)アルジオキサ ― 胃粘膜保護・修復成分
- (d)ロートエキス ― 消化成分
- (a,b)
- (b,c)
- (c,d)
- (a,c)
- (a,d)
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- 4
止瀉薬に配合される成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。
- (a)腸粘膜を引きしめることにより腸粘膜を保護し炎症を鎮めることを目的としてビスマスを含む成分が用いられる場合がある。
- (b)タンニン酸アルブミンは収斂作用を期待して用いられるが、鶏卵のアレルギーのある人では使用を避ける必要がある。
- (c)食べ過ぎ・飲み過ぎによる下痢、寝冷えによる下痢、食あたり、水あたりの症状にはロペラミド塩酸塩が用いられる。
- (d)ベルベリン塩酸塩は細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として、用いられる。
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
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- 答え
- 3
腸の薬に配合される成分と作用についての記述で、誤っているものはどれか。
- 大腸を刺激して排便を促すことを目的としてセンナやダイオウ、カサントラノールが用いられる。
- マルツエキスは大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して排便を促し、結腸での水分の吸収を抑えて、糞便のかさを増大させる。
- ヒマシ油は小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。
- 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また大腸を刺激して排便を促すことを目的として用いられる。
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- 2
ピサコジルは大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して排便を促すと考えられている。
浣腸薬に関する以下の記述について誤っているものを選びなさい。
- 浣腸薬は流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける必要がある。
- 浣腸薬の使用は一時的なものにとどめることが望ましい。
- グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧上昇を生じて、のぼせやほてりの症状が現れるとの報告があり、高齢者や心臓病の診断を受けた人では使用する前にその適否について医師等に相談することが望ましい。
- グリセリンが配合された浣腸薬を、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こす。
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- 3
駆虫薬に関する以下の記述について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。
- (a)一般用医薬品の駆虫薬が対象とする寄生虫は回虫と蟯虫である。
- (b)駆虫薬は腸管内に生息する虫体にのみ作用し、虫卵や腸管内以外に潜伏した幼虫には駆虫作用が及ばない。
- (c)再度駆虫を必要とする場合には、2週間以上間隔をおいてから、使用すること。
- (d)駆虫薬はその有効成分が腸管内において薬効をもたらす局所作用を目的とする医薬品であり、消化管から駆虫成分の吸収は好ましくない全身作用を生じる原因となるため、極力空腹時を避けて使用することとされているものが多い。
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
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- 答え
- 4
食事を摂って消化管内に内容物があるときに使用すると、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、空腹時に使用することとされているものが多い。
血中コレステロールと高コレステロール血症に関する記述について誤っているものを1つ選びなさい。
- コレステロールは水に溶けにくい物質であるため、血液中では血漿蛋白質と結合したリポ蛋白質となって存在する。
- 低密度リポ蛋白質(LDL)はコレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポ蛋白質である。
- 血液中の高密度蛋白質(HDL)が多く,LDLが少ないとコレステロールの運搬が末梢組織側に偏ってその蓄積を招き、心臓病や肥満、動脈硬化症等の生活習慣病につながる危険性が高くなる。
- 血漿中のリポ蛋白質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じる以前の段階では自覚症状を伴うものではない。
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- 3
貧血用薬に関する以下の記述のうち誤っているものを選びなさい。
- 鉄剤を服用前後30分にカフェインを含む飲食物(コーヒー、お茶等)を摂取すると、カフェインと反応して鉄の吸収が悪くなる。
- 貧血にはビタミン欠乏性貧血と、鉄欠乏性貧血等に分類されるが、鉄製剤は鉄欠乏性貧血に対して不足している鉄分を補充し造血機能の回復を図る医薬品である。
- 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがある。
- ビタミンCは消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。
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- 答え
- 1