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第55回:
“主な医薬品とその作用 Part20”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
毛髪用薬に用いられる成分に関する記述のうち、正しいものはどれか。
- ヒノキチオールは精油成分で、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
- カシュウはツルドクダミの塊根を用いた生薬で、抗菌、血行促進、抗炎症作用を期待して用いられる。
- エストラジオール安息香酸塩は頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。
- チクセツニンジンはトチバニンジンの根を用いた生薬で、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
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- 4
歯痛薬・歯槽膿漏薬に用いられる成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a) 歯肉溝での細菌の繁殖を抑えることを目的として、セチルピリジニウム塩化物が用いられる。
- (b) 銅クロロフィリンナトリウムは歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える働きも期待して用いられる。
- (c) オイゲノールは齲蝕を生じた部分における殺菌の繁殖を抑える。又、抗炎症、局所麻酔作用も期待されて用いられる。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)正, (c)誤
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正
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- 1
ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
- ゆっくりと断続的に噛むこととされている。
- 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が上昇するため、コーヒーや炭酸飲料などを摂取した後しばらくは使用を避けること。
- 顎の関節に障害がある人では使用を避ける必要がある。
- 使用期間は6か月を超える使用は避けること。
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- 2
ビタミン剤に用いられる成分に関する記述のうち誤っているものはどれか。
- ビタミンB1は脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
- ビタミンB6は蛋白質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。
- ビタミンCは体内の脂質を酸化から守る作用を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。
- ビタミンDの過剰症で、高カルシウム血症を起こすと、自覚症状がない場合もあるが、初期症状として便秘、吐き気、嘔吐、腹痛食欲減退、多尿が現れる。
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- 1
滋養強壮保健薬に用いられる成分に関する記述のうち誤っているものはどれか。
- アミノエチルスルホン酸は筋肉や脳、心臓、目、神経等、体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質である。
- アスパラギン酸ナトリウムはビタミン様物質のひとつで、ビタミンCの吸収を助ける作用があるとされている。
- グルクロノラクトンは肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合される。
- ガンマオリザノールは腸管でのコレステロール吸収を阻害する成分である。
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- 2
漢方処方製剤(漢方薬)及び生薬製剤に関する記述のうち正しいものはどれか。
- 漢方薬は処方全体としての適用性等、その性質からみて処方自体が一つの有効成分として独立したものという見方をすべきものである。
- 漢方薬の考え方として重要なものは五臓六腑である。
- 生薬製剤も漢方処方製剤のように使用する人の体質や症状その他の状態に適した配合を選択するという考え方に基づくものである。
- 生薬は薬用部位とその他の部位、又は類似した基原植物を取り違えても、期待する効果は類似したものである。
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- 1
次の記述に当てはまる生薬成分はどれか。
マメ科のクズの根を用いた生薬で、解熱、鎮痙等の作用を期待して用いられる。
- ブシ
- ショウマ
- カッコン
- レンギョウ
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- 3
消毒薬に用いられる成分に関する記述のうち正しいものの組み合わせはどれか。
- (a) エタノールはアルコール分が微生物の蛋白質を変性させ、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示す。
- (b) クレゾール石鹸は一般細菌類、真菌、ウイルスに対して殺菌消毒作用を示す。
- (c) 次亜塩素酸ナトリウムは強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示す。
- (d) イソプロパノールは結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して殺菌所消毒作用を示すが、ウイルスに対する殺菌効果はない。
- (a、b)
- (c、d)
- (a、c)
- (b、d)
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- 3
次の殺虫剤及び忌避剤に用いられる成分に関する記述で誤っているものはどれか。
- ジクロルホスは有機リン系殺虫成分で、コリンエステラーゼと不可逆的に結合してその働きを阻害する。
- ピレスロイド系殺虫成分であるフェノトリンは人体に直接適用されるものである。
- 有機塩素系殺虫成分(DDT等)は残留性や体内蓄積性の問題がある。
- プロポクスルは幼虫が蛹になるのを妨げる昆虫成長阻害成分である。
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- 4
一般用検査薬を用いた尿糖・蛋白検査について、誤っているものはどれか。
- 泌尿器系の機能が正常に働いていて、又血糖値が正常であれば、糖分や蛋白質は腎臓の尿細管においてほとんどが再吸収されるため、尿蛋白値は160~180mg/dl程度、尿糖値は15mg/dl以下である。
- 尿中の蛋白値に異常を生じる要因としては、腎機能障害によるものや、尿路に異常が生じたことによるものが考えられる。
- 尿糖を検査する場合、原則として食後1~2時間の尿を検体とするが、尿糖・尿蛋白同時検査の場合、早朝尿(起床直後)の尿を検体とする。
- 出始めの尿では尿道や外陰部等に付着した細菌や分泌物が混入することがあるため中間尿を採取して検査がなされることが望ましい。
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- 1