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WEB問題集

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第230回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part39”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述は、医薬品と食品の相互作用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)外用薬や注射薬であれば、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性がない。
  • (b)酒類(アルコール)をよく摂取する者では肝臓の代謝機能が低下していることが多いので、医薬品の代謝に影響を与えることがある。
  • (c)相互作用には、医薬品が吸収、代謝、分布又は排泄される過程で起るものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起るものがある。
  • (d)生薬成分が含まれた食品(ハーブ等)を合わせて摂取すると、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
4
<解説> a.外用薬や注射薬であっても、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性がある。
b.酒類(アルコール)をよく摂取する者では肝臓の代謝機能が高まっていることが多い。

第1欄の記述は医薬品の使用上の注意の記載に関するものである。(  )の中に入れるべき字句は第2欄のどれか。

第1欄
医薬品の使用上の注意等において幼児という場合は、おおよその目安として、(    )未満を指すものとされている。

    第2欄
  1. 3歳
  2. 4歳
  3. 5歳
  4. 6歳
  5. 7歳
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答え
5
<解説> 乳児:1歳未満
幼児:7歳未満
小児:15歳未満

次の記述は、小児等への医薬品の使用に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。
  • (b)乳児は一般用医薬品の使用の適否が見極めやすく、乳児向けの用法用量が設定されている一般用医薬品による対処を最大限に行うことが望ましい。
  • (c)5歳未満の幼児に使用される医薬品では「喉につかえやすいので注意」と添付文書に記載されています。
  • (d)小児の誤飲・誤用事故防止には、小児が容易に手に取れる場所や目につく場所に医薬品を置かないようにすることが重要である。

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (c,d)
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答え
4
<解説> a.小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い。
b.乳児は一般用医薬品の使用の適否が見極めにくいため、乳児向けの用法用量が設定されている一般用医薬品による対処を最小限に行うことが望ましい。

高齢者への医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)生理機能が衰えたり、持病(基礎疾患)を抱えていたりすることが多いため、一般用医薬品の使用による副作用のリスクが高くなる。
  • (b)肝臓や腎臓の機能が低下していると医薬品の作用が強く現れやすく、若年時と比べて副作用を生じるリスクが高くなる。
  • (c)喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。
  • (d)医薬品の副作用で口渇を生じた場合、誤嚥を誘発しやすくなる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
5
<解説> 高齢者は65歳以上を指す。

高齢者、妊婦又は妊娠していると思われる女性への医薬品の使用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)生理機能が衰えている高齢者は、少ない用量から様子を見ながら使用するのが望ましい。
  • (b)ビタミンC含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
  • (c)便秘薬は、その配合成分や用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。
  • (d)妊娠の有無やその可能性については、購入者側にとって他人に知られたくない場合もあることから、一般用医薬品の販売において専門家が情報提供や相談対応を行う際には、十分に配慮する必要がある。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
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答え
1
<解説> b.ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。

プラセボ効果(偽薬効果)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品を使用した時、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用を生じることをプラセボ効果という。
  • (b)プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体よる、楽観的な結果への期待や、条件付けによる生体反応は含まれるが、時間経過による自然発症的な変化は含まれない。
  • (c)プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与していると考えられる。
  • (d)プラセボ効果は主観的な変化であり、客観的に測定可能な変化として現れることはない。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
1
<解説> b.プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体よる、楽観的な結果への期待や、条件付けによる生体反応は含まれるが、時間経過による自然発症的な変化等が関与して生じると考えられている。
d.プラセボ効果は主観的な変化であり、客観的に測定可能な変化として現れることもある。

医薬品の品質に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品は、高い水準で均一な品質が保証されなければならない。
  • (b)表示されている「使用期限」は、開封後であっても品質が保持される期限である。
  • (c)品質が承認された基準に適合しない医薬品、その全部又は一部が変質・変敗した物質から成っている医薬品は、販売が禁止されている。
  • (d)一般用医薬品は、購入後、すぐに使用されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いことから、外箱等に記載されている使用期限から十分な余裕をもって販売されることが重要である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
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答え
5

医薬品による副作用等に対する基本的考え方に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)副作用は、それまでの使用経験を通じて知られているもののみならず、科学的に解明されていない未知のものが生じる場合もある。
  • (b)副作用については、医薬品の販売に従事する専門家を含め、関係者が医薬品の安全性の確保に最善の努力を重ねることが重要である。
  • (c)医薬品は「両刃の剣」であることを踏まえ、登録販売者は医薬品の安全性の確保の最善の努力を重ねて行くことが重要である。
  • (d)一般用医薬品の販売等に従事する者においては、医薬品の副作用等による健康被害の拡大防止に関して、医薬品の情報提供、副作用報告等を通じて、その責務の一端を担っている。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
5

次の記述は、サリドマイドとサリドマイド訴訟に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)サリドマイド訴訟は、サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。
  • (b)日本では、サリドマイド製剤の催奇形性について海外から警告が発せられた後、直ちに出荷停止、回収措置がとられた。
  • (c)催眠鎮静成分であるサリドマイドには、副作用として血管新生を妨げる作用もある。
  • (d)サリドマイド製剤には、一般用医薬品として販売された製品はない。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,d)
  4. (c,d)
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答え
2
<解説> b.日本では、サリドマイド製剤の催奇形性について海外から警告が発せられたが、出荷停止、回収措置が遅れたため被害が拡大した。
d.サリドマイド製剤には、一般用医薬品として使用されていた製品もあった。

以下のHIV訴訟に関する記述について、(  )に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

( a )が、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料血漿から製造された( b )の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。国及び製薬会社を被告として、1989年5月に大阪地裁、同年10月に東京地裁に提訴し、1996年3月に両地裁で和解が成立した。
 国は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療研究開発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の様々な取組みを推進している。
 また、血液製剤の安全確保対策として、検査や( c )の際の問診の充実が図られた。

  1. (a)HIV患者, (b)HIV製剤, (c)献血
  2. (a)白血病患者, (b)血液凝固因子製剤, (c)手術
  3. (a)白血病患者, (b)アルブミン製剤, (c)献血
  4. (a)血友病患者, (b)アルブミン製剤, (c)手術
  5. (a)血友病患者, (b)血液凝固因子製剤, (c)献血
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答え
5

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