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WEB問題集

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第297回:
“人体の働きと医薬品 Part50”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

消化器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)歯冠の表面は象牙質で覆われ、エナメル質の下には歯周組織と呼ばれる組織がある。
  • (b)口腔内は、唾液によってPHがほぼ中性に保たれ、酸による歯の齲蝕を防いでいる。
  • (c)嚥下された飲食物は、食道の運動によって胃に送られるのではなく、重力によって胃に送られる。
  • (d)胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を蓄える器官であり、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して 腸管内に胆汁を送り込む。

  1. (a,b)
  2. (a,d)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
4
<解説> a. 歯冠の表面はエナメル質で覆われ、エナメル質の下には象牙質と呼ばれる組織がある。
c. 嚥下された飲食物は、重力によって胃に送られるのではなく、食道の運動によって胃に送られる。

消化器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)胃は上腹部にある中空の臓器で、中身が空の状態では扁平に縮んでいる。
  • (b)ペプシノーゲンは、胃酸によって主に炭水化物を消化する酵素であるペプシンとなり、胃酸とともに胃液として働く。
  • (c)胃液による消化作用から胃自体を保護するため、胃の粘膜表皮を覆う細胞から粘液が分泌されている。
  • (d)胃粘膜に含まれている成分は、小腸におけるビタミンCの吸収にも重要な役割を果たしている。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,c)
  5. (b,d)
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答え
2
<解説> b. ペプシノーゲンは、活性体のトリプシンになるとたんぱく質を消化します。
d. 小腸におけるビタミンB12の吸収にも重要な役割を果たしている。

消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)大腸の粘膜上皮細胞は、腸内細菌が食物繊維を分解して生じる栄養分を、その活動に利用している。
  • (b)大腸では、水分とナトリウム、カリウム、リン酸等の電解質の吸収が行われる。
  • (c)肛門は、直腸粘膜が皮膚へと連なる体外への開口部であり、直腸粘膜と皮膚の境目になる部分には歯状線と呼ばれるギザギザの線がある。
  • (d)通常、糞便は直腸に滞留している。

  1. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
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答え
5
<解説> d. 通常、糞便は下行結腸、S状結腸に滞留している。

呼吸器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支という。
  • (b)吸い込まれた粉塵等の異物は、気道粘膜から分泌される粘液にからめ取られ、線毛運動による粘液層の連続した流れによって気道内部から咽頭へ向けて排出される。
  • (c)肺自体には肺を動かす筋組織がない。
  • (d)肺胞は、異物や細菌が侵入してきたときのために粘液層や線毛によって保護されている。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,c)
  5. (c,d)
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答え
4
<解説> a. 喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管という。
d. 異物や細菌が侵入してきたときのために粘液層や線毛によって保護されているのは喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜

循環器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)心臓の心室には、血液を取り込む側と送り出す側にそれぞれ弁があり、心臓の動き(拍動)と協調して交互に開閉する。
  • (b)血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や血中脂質量で決まり、赤血球の量はほとんど影響を与えない。
  • (c)リンパ液の流れは主に骨格筋の収縮によるものであり、流速は血流に比べて緩やかである。
  • (d)リンパ管には血管のような逆流防止の弁がない。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
2
<解説> b. 血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や血中脂質量で決まり、血中脂質量はほとんど影響を与えない。
d. 逆流防止の弁がある。

血液に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)血液全体の約40%を占める赤血球は、銅と結合したタンパク質であるヘモグロビンを含み、脾臓で産生される。
  • (b)白血球の約1/3を占める単球は、リンパ節、脾臓等のリンパ組織で増殖し、細菌、ウイルス等の異物を認識したり、それらに対する抗体を産生する。
  • (c)血小板は、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。

  1. (a)誤, (b)誤, (c)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)正
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答え
1
<解説> a. 血液全体の約40%を占める赤血球は、鉄と結合したタンパク質であるヘモグロビンを含み骨髄で産生される。
b. 白血球の約1/3を占めるのはリンパ球。
c. 白血球の約60%を占める好中球は、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。

泌尿器系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)尿細管では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素などの血液中の老廃物が濾過され、原尿として腎小体に入る。
  • (b)副腎皮質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが主に産生・分泌される。
  • (c)腎小体は、糸球体とその外側を包み込む袋状のボウマン嚢から成る。
  • (d)女性は尿道が短いため、細菌などが侵入したとき膀胱まで感染を生じやすい。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
5
<解説> a. 腎小体では、肝臓でアミノ酸が分解されて生成する尿素などの血液中の老廃物が濾過され、原尿として尿細管に入る。
b. 副腎髄質では、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンが主に産生・分泌される。

感覚器官(目、鼻及び耳)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには扁平になり、遠くの物を見るときには丸く厚みが増す。
  • (b)鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
  • (c)聴覚器官である蝸牛と平衡器官である前庭は、いずれも内部が血液で満たされている。
  • (d)耳垢は、内耳にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、埃や内耳上皮の老廃物などが混じったものである。

  1. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
3
<解説> a. 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。
c. 聴覚器官である蝸牛と平衡器官である前庭は、いずれも内部がリンパ液で満たされている。
d. 耳垢は、外耳道にある耳垢腺や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳上皮の老廃物などが混じったものである。

外皮系に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  • (a)体温が下がり始めると、皮膚を通っている毛細血管に血液がより多く流れるように血管が拡張し、体外への放熱を抑える。
  • (b)皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層構造からなり、表皮は最も外側にある角質層と生きた表皮細胞の層に分けられる。
  • (c)メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。
  • (d)メラニン色素の量と毛の色は関係ない。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,c)
  5. (c,d)
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答え
4
<解説> a. 体温が下がり始めると、血管が収縮し、体外への放熱を抑える。
d. メラニン色素の量によって毛の色が決まる。

骨格系及び筋組織に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

  • (a)骨組織を構成する無機質は、骨に硬さを与え、有機質は骨の強靱さを保つ。
  • (b)骨は生きた組織であるが、身体の成長が停止した後では、骨形成は起こらず、骨吸収だけが進行する。
  • (c)筋組織は、筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできている。
  • (d)骨格筋は、筋腺維を顕微鏡で観察すると横紋模様が見えるので横紋筋とも呼ばれる。

  1. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
2
<解説> b. 身体の成長が停止した後でも一生を通じて、骨吸収と骨形成が行われている。

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