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WEB問題集

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第17回:
“人体の働きと医薬品 Part3”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

咽頭についての記載で(  )内に当てはまる正しい語句の組み合わせはどれか。

咽頭は鼻腔と( 1 )につながっており、消化管と気道の両方に属する。咽頭の後壁には( 2 )があり、粘膜表面が( 3 )している。( 2 )はリンパ組織が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する( 4 )が行われる。

  1. (1)気管, (2)扁桃, (3)湿潤, (4)除去作用
  2. (1)口腔, (2)扁桃, (3)凸凹, (4)免疫反応
  3. (1)気管, (2)口蓋垂, (3)湿潤, (4)免疫反応
  4. (1)口腔, (2)口蓋垂, (3)凸凹, (4)除去作用
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答え
2
<解説> 扁桃は俗に扁桃腺と呼ばれるが分泌腺ではなく、扁桃が正しい名称である。リンパ組織とは白血球の一種であるリンパ球が密集する組織である。

喉頭についての記載で(  )内に当てはまる正しい語句の組み合わせはどれか。

喉頭は( 1 )と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の気管で軟骨の突起した部分(喉頭隆起)がいわゆる( 2 )である。喉頭は( 3 )としての役割もあり、喉頭上部にある声帯で( 4 )を振動させて声が発せられる。

  1. (1)咽頭, (2)のどぼとけ, (3)発声器, (4)呼気
  2. (1)鼻腔, (2)扁桃腺, (3)呼吸器, (4)吸気
  3. (1)咽頭, (2)のどぼとけ, (3)発声器, (4)吸気
  4. (1)鼻腔, (2)扁桃, (3)呼吸器, (4)呼気
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答え
1
<解説> 声帯に過度の負担がかかると声がかすれてくる。

気管、気管支についての記載で(  )内に入る正しい語句の組み合わせはどれか。

喉頭から肺に向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を( 1 )といい、そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を( 2 )という。喉頭の大部分と気管から気管支までの粘膜は線毛上皮で覆われており、吸い込まれた粉塵、細菌等の異物は、気道粘膜から分泌される粘液にからめとられ、( 3 )による粘液層の連続した流れによって、気道内部から( 4 )へ向けて排出され、唾液とともに嚥下される。

  1. (1)気管, (2)気管支, (3)線毛運動, (4)口腔
  2. (1)気管支, (2)気管, (3)除去作用, (4)口腔
  3. (1)気管, (2)気管支, (3)線毛運動, (4)咽頭
  4. (1)食道, (2)気管支, (3)排出作用, (4)咽頭
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答え
3
<解説> 咽頭=のどの上部。口と食道の間で食物が通過する。
喉頭=気管の入り口。口と気管の間で途中に声を出す声帯(いわゆる 喉チンコ)がある。

肺についての記載で(  )内に当てはまる正しい語句の組み合わせはどれか。

肺の内部で( 1 )が細かく枝分かれし、末端はブドウの房のような構造となっており、その球状の袋部分を( 2 )という。( 2 )の壁は非常に薄くできていて、周囲を( 3 )が網のように取り囲んでいる。

  1. (1)気管支, (2)肺胞, (3)リンパ管
  2. (1)気管, (2)ブドウ胞, (3)毛細血管
  3. (1)気管支, (2)肺胞, (3)毛細血管
  4. (1)血管, (2)肺嚢胞, (3)リンパ管
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答え
3
<解説> 肺は胸部の左右両側に1対ある。肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって、拡張・収縮して呼吸運動が行われている。

心臓についての記載で(  )内に当てはまる正しい語句の組み合わせはどれか。

心臓は心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、( 1 )の真下に位置する。血液は心臓がポンプの役目を果たすことによって循環している。心臓内部は上部左右の( 2 )、下部左右の( 3 )の4つの空洞に分かれている。( 2 )で血液を集めて( 3 )に送り、( 3 )から血液を拍出する。

  1. (1)肋骨, (2)心房, (3)心室
  2. (1)胸骨, (2)心房, (3)心室
  3. (1)肋骨, (2)心室, (3)心房
  4. (1)胸骨, (2)心室, (3)心房
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答え
2
<解説> このような心臓の動きを拍動という。

血管について(  )内に当てはまる正しい語句の組み合わせはどれか。

心臓から拍出された血液を送る血管を( 1 )、心臓へ戻る血液を送る血管を( 2 )という。( 1 )は弾力性があり、圧力がかかっても耐えられるようになっていて、多くは体の深部を通っている。( 2 )は皮膚表面近くと通っている部分が多く皮膚の上から透けて見える。四肢を通る( 2 )では血流が( 3 )の影響を受けやすいため、一定の間隔をおいて内腔に向かう薄い帆状のひだが発達して血液の( 4 )を防いでいる。

  1. (1)動脈, (2)静脈, (3)血圧, (4)逆流
  2. (1)静脈, (2)動脈, (3)重力, (4)滞留
  3. (1)動脈, (2)静脈, (3)重力, (4)逆流
  4. (1)静脈, (2)動脈, (3)血圧, (4)滞留
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答え
3
<解説> 心臓は自律神経系によって、制御されている。血管壁が収縮すると血管は細くなり、弛緩すると拡張する。動脈は頚部、手首、肘の内側などでは、皮膚表面近くを通るため、心拍に合わせて脈がふれる。

心臓についての記載で正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 毛細血管は動脈と静脈の間をつなぐように体中の組織に細かく張り巡らされている細い血管である。
  2. 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は門脈と呼ばれる血管に集まって、心臓に入る。
  3. 心臓の右側部分(右心房、右心室)は全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。
  4. 心臓が収縮したときの血圧を最小血圧、弛緩したときの血圧を最高血圧という。
  1. (1, 2)
  2. (1, 3)
  3. (1, 4)
  4. (2, 3)
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答え
2
<解説> 消化管壁を通る毛細血管の大部分は門脈に集まり、肝臓に入る。
心臓が収縮したときの血圧が最高血圧で、弛緩したときが最小血圧である。

血液についての記載で正しいものの組み合わせはどれか。

  1. 血液は血球と血漿からなり、酸素や栄養分を全身の組織に供給し、二酸化炭素や老廃物を排泄器官へ運ぶ。
  2. 血漿は90%以上が水分からなり、アルブミン、グロブリン等の蛋白質のほか、微量の脂質、糖質、電解質を含む。
  3. アルブミンはその多くが免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。
  4. グロブリンは血液の浸透圧を保持する働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
  1. (1, 4)
  2. (2, 3)
  3. (3, 4)
  4. (1, 2)
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答え
4
<解説> アルブミンは血液の浸透圧を保持する働きがあるほか、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。グロブリンは体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担うため、そういったもの免疫グロブリンとも呼ばれる。

薬の吸収に関する記述のうち間違っているものはどれか。

  1. 内服した医薬品のほとんどは、小腸から吸収される。
  2. 坐薬は肛門から挿入するとその部位で溶け、局所作用をしめす。
  3. 消化管から吸収された医薬品の成分は血液中に移行し門脈から肝臓に入る。
  4. 多くの医薬品の成分は血液中に入ると血漿タンパクと結合し代謝されにくくなる。
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答え
2
<解説> 坐薬の中には、例えば解熱鎮痛薬のように直腸粘膜から吸収され、全身作用をしめすものがある。

次の副作用に関する記述のうち、正しい組み合わせのものはどれか。

  1. 一般的に重篤な副作用が発生する頻度は大変低く、医薬品販売などを行う専門家でも遭遇する機会は非常にまれである。
  2. 万一副作用が発生した場合には医療機関の受診を勧奨するとともに、服用した医薬品の添付文書などを医師などに見せるよう説明することが大切である。
  3. 重篤な副作用は一般用医薬品にはなく、医療用医薬品で発生する。
  4. 医薬品は十分注意して適正に使用する場合には、副作用はおこらない。
  1. (1, 2)
  2. (2, 3)
  3. (3, 4)
  4. (2, 4)
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答え
1
<解説> 一般用医薬品でも副作用による死亡症例が出ている。医薬品は十分注意して、適正に使用している場合でも副作用が起こることがある。

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