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WEB問題集

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第98回:
“人体の働きと医薬品 Part16”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

人体の構造に関する記述について(  )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

ヒトの体は、細胞が集まって構成されており、関連する働きを持つ細胞が集まって( a )を作り、複数の( a )が組み合わさって一定の形態を持ち、特定の働きをする( b )が形成される。又細胞と細胞の間にはカルシウム化合物、粘液物質、高原線維等の物質が存在し、これを( c )という。

  1. (a)組織, (b)臓器, (c)細胞間質
  2. (a)器官, (b)臓器, (c)細胞間液
  3. (a)組織, (b)器官, (c)細胞間質
  4. (a)器官, (b)臓器, (c)細胞間物質
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答え
3
<解説> 器官が互いに連絡して協働し、全体として一つの機能を持つ場合、それらを器官系という。

腎臓に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する空豆大の臓器である。
  • (b)血液の量と組成を維持して、血圧を一定範囲内に保つ重要な役割を担っている。
  • (c)腎臓には内分泌腺としての機能もあり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
  • (d)食品から摂取されたあるいは体内で生合成されたビタミンAは腎臓で活性型ビタミンAに転換されて、皮膚や粘膜の機能を正常に保つ。

  1. (a、b)
  2. (b、c)
  3. (c、d)
  4. (a、d)
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答え
2
<解説> 腎臓は空豆状の臓器である。腎臓で活性型に転換されるのはビタミンDである。

大腸に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 大腸内には腸内細菌が多く存在するが、腸管内の食物繊維は分解しない。
  2. 大腸は上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる。
  3. 大腸の内壁粘膜には絨毛がある。
  4. 大腸では消化はほとんど行われない。
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答え
4
<解説> 盲腸、虫垂も大腸の一部である。
腸内細菌は腸管内の食物繊維を発酵分解する。

消化器系に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 消化液に含まれる消化酵素の作用によって飲食物を消化することを科学的消化と呼ぶ。
  2. 唾液には、リゾチーム等の殺菌・抗菌物質を含んでおり、口腔粘膜の保護・洗浄、殺菌等の作用もある。
  3. 胃液による消化作用から胃を保護するため、胃の粘膜表皮を覆う細胞からペプシノーゲンが分泌されている。
  4. 舌の表面には舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している。
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答え
3
<解説> 胃を胃酸から保護するため胃の粘膜表皮を覆う細胞から粘液が分泌されている。

肝臓に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 肝臓はブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵する唯一の組織である。
  2. 肝臓は、滞留すると生体に有害な物質を肝細胞内の酵素の働きで代謝して無毒化したり、体外に排出されやすい形にしたりする。
  3. アミノ酸には肝臓で生合成されるものがある。
  4. コレステロールは肝臓において産生される。
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答え
1
<解説> ブドウ糖からのグリコーゲン生成は、骨格筋の組織でも行われ、骨格筋もその収縮のエネルギー源としてグリコーゲンを蓄えている。

呼吸器系に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 呼吸系は鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなり、鼻腔から咽頭までの呼気及び吸気の通り道を気道という。
  2. 咽頭内に物理的な又は化学的な刺激を受けると、反射的にくしゃみが起きて激しい呼気と共に刺激の原因物を排出しようとする。
  3. 鼻腔の後壁には扁桃があり、粘膜表面が凸凹している。
  4. 喉頭は、咽頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、発声器としての役割もある。
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答え
4
<解説> 鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道という。
くしゃみは鼻腔内の刺激により起こる。
扁桃は咽頭の後壁にある。

循環器系に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る。
  2. 心室で血液を集めて心房に送り、心房から血液を拍出する。
  3. 心臓が弛緩したときの血圧を最高血圧といい、収縮したときの血圧を最小血圧という。
  4. 四肢を通る動脈では血流が重力の影響を受けやすいため、一定の間隔をおいて内腔に向かう薄い帆状のひだが発達して血液の逆流を防いでいる。
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答え
1
<解説> 心房で集めた血液を心室から拍出する。収縮期血圧が最高血圧である。四肢を通る静脈では一定の間隔をおいて、内腔に向かう薄い帆状のひだ(静脈弁)が発達して血液の逆流を防いでいる。

血液に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)血漿は90%以上が水分である。
  • (b)グロブリンは血液の浸透圧を保持する働きがある。
  • (c)アルブミンはホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成してそれらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする。
  • (d)血液の循環によって、全身の温度をある程度均等に保つことができる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> アルブミンは血液の浸透圧を保持する働きがある。グロブリンはその多くが、免疫反応において、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物を特異的に認識する抗体としての役割を担う。

目に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. 眼瞼は素早くまばたき運動ができるよう、皮下組織が少なく薄くできているため、内出血や裂傷を生じやすい。
  2. 水晶体はその周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、近くのものを見るときには厚みを増し、遠くのものを見るときには扁平になる。
  3. 角膜には視細胞が密集していて、個々の視細胞は神経線維につながり、それが束になって眼球の後方で視神経となる。
  4. 視神経には、色を識別する細胞と、光に反応する細胞の2種類がある。
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答え
3
<解説> 3の記載は網膜についてである。

鼻及び耳に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. においを感じる嗅細胞は鼻腔上部の粘膜に存在し、長時間同じにおいを嗅いでいると次第にそのにおいを感じなくなる。
  2. 前庭の内部はリンパ液で満たされ、リンパ液の動きが平衡感覚として感知される。
  3. 鼻腔に入った埃等の粒子は、粘膜に捉えられて線毛の働きによって副鼻腔内へ排出される。
  4. 鼻中隔の前部は毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。
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答え
3
<解説> 副鼻腔に入った埃などの粒子は、粘膜に捉えられて線毛の働きによって鼻腔内へ排出される。

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