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WEB問題集

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第239回:
“主な医薬品とその作用 Part82”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

浣腸薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)浣腸薬は、便秘の場合に排便を促すことを目的として、肛門内に適応される医薬品である。
  • (b)浣腸薬は一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。
  • (c)腹痛が著しい場合や便秘に伴って吐きけ や嘔吐が現れた場合には、急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等)の可能性があり、浣腸薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化させるおそれがある。
  • (d)グリセリンが配合された浣腸薬を、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
4
<解説> a.浣腸薬は、便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適応される医薬品である。

強心薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)一般用医薬品において、センソは1日用量が5mgを超えて含有する成分は毒薬に指定されている。
  • (b)センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中でよく噛み砕いて服用すると舌が麻痺することがあるため、噛まずに服用する。
  • (c)ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされている。
  • (d)ロクジョウは、ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。

  1. (a,c)
  2. (b,c)
  3. (b,d)
  4. (a,d)
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答え
2
<解説> a.一般用医薬品において、センソは1日用量が5mgを超えて含有する成分は劇薬に指定されている。
d.シンジュは、ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。

高コレステロール改善薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
  • (b)ビタミンB2には、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われている。
  • (c)パンテチンは、LDLの異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、HDL産生を高まる作用がある。
  • (d)高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであるが、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない。医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対してその旨を説明する等、正しい理解を促すことが重要である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
5

貧血用薬(鉄製剤)に関する記述のうち、正しいものはどれか。

  1. 鉄製剤を服用することにより、便が白くなることがある。
  2. 鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。
  3. 鉄製剤の服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー、ワイン、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が良くなるので、鉄製剤の服用前後にこれらの飲食物を積極的に摂取することが望ましい。
  4. 鉄欠乏性貧血を予防するため、貧血の症状がみられる以前から継続的に鉄製剤を使用することが適当である。
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答え
2
<解説> 1.鉄製剤を服用することにより、便が黒くなることがある。
3.鉄製剤の服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物を服用するとタンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがある。

痔及び痔疾用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)ステロイド性抗炎症成分が配合された坐薬及び注入軟膏では、その含有量によらず長期連用を避ける必要がある。
  • (b)内用痔疾用薬は、外用痔疾用薬と併せて用いることはない。
  • (c)外用痔疾用薬は局所に適用されるものであるため、循環血流中には入らず、全身的な影響を生じることはない。
  • (d)痔の悪化等により細菌感染が起きると、異なる種類の細菌の混合感染が起こり、膿瘍や痔瘻を生じて周囲の組織に重大なダメージをもたらすことがある。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
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答え
4
<解説> b.内用痔疾用薬と、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的である。
c.外用痔疾用薬は一部の成分が直腸粘膜から吸収され循環血流中に入り、全身的な影響を生じることがある。

婦人薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって胎児の先天性異常の発生が報告されており、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける必要がある。
  • (b)医師の治療を受けている人では、婦人薬を使用する前に、その適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。
  • (c)エチニルエストラジオール、エストラジオールを含有する婦人薬は、内服薬のみが認められている。
  • (d)エチニルエストラジオール、エストラジオールは、長期連用により、血栓症を生じるおそれがあり、乳がんや脳卒中など発生確率が高まる可能性がある。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
5
<解説> c.エチニルエストラジオール、エストラジオールを含有する婦人薬は、外用薬に配合され膣粘膜や、外陰部に使用されています。

第1欄の記述は、婦人薬として用いられる漢方処方製剤に関するものである。該当する漢方処方製剤は第2欄のどれか。

第1欄
体力中等度又はやや虚弱で冷えがあるものの胃腸炎、腰痛、神経痛、関節痛、月経痛、頭痛、更年期障害、感冒に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、不向きとされる。構成生薬としてマオウを含む。

第2欄

  1. 葛根湯
  2. 桃核承気湯
  3. 白虎加人参湯
  4. 五積散
  5. 加味逍遙散
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答え
4

アレルギー用薬に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

  1. メキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。
  2. 皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、生薬成分であるコウカが用いられることがある。
  3. ジフェンヒドラミン塩酸塩は、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避ける必要がある。
  4. ベラドンナはナス科の草本で、その葉や根に、副交感神経系の働きを抑える作用を示すアルカロイドを含む。
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答え
2
<解説> 2.コウカは末梢の血行を促して鬱血を除く作用がある。皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的としては、グリチルリチン酸二カリウム等が用いられる。

次のうち、ステロイド性抗炎症成分として正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル
  • (b)インドメタシン
  • (c)ヒドロコルチゾン
  • (d)ピロキシカム

  1. (a,c)
  2. (b,c)
  3. (b,d)
  4. (a,d)
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答え
1

アレルギー及びアレルギー用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)肥満細胞のことをマスト細胞といい、肥満症と関連性がある。
  • (b)一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹等の治療に用いることを目的とするものはないことから、アトピー性皮膚炎が疑われる場合やその診断が確定している場合は、医師の受診を勧めることが重要である。
  • (c)医薬品が原因となってアレルギー症状を生じることもあり、使用中に症状が悪化・拡大したような場合には、医薬品の副作用である可能性を考慮し、その医薬品の服用を中止して、医療機関を受診するなどの対応が必要である。
  • (d)鼻炎症状はかぜの随伴症状として現れることも多いが、高熱を伴っている場合には、医療機関を受診するなどの対応が必要である。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
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答え
4
<解説> a.肥満細胞のことをマスト細胞といい、肥満症と関連性はない。

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