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WEB問題集

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第209回:
“主な医薬品とその作用 Part72”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の殺菌消毒成分のうちウイルスに殺菌作用を示さないものの組み合わせはどれか。

  • (a)ポピドンヨード
  • (b)クロルヘキシジン塩酸塩
  • (c)エタノール
  • (d)ベンザルコニウム塩化物

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (a,d)
  5. (b,d)
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答え
5
<解説> ポピドンヨード、ヨードチンキ、エタノールは細菌、真菌、結核菌、ウイルスに対して殺菌作用を示す。

次の医薬品成分のうち真菌に対して有効な成分でないものはどれか。

  1. グルコン酸クロルヘキシジン
  2. フェノール
  3. オキシドール
  4. レゾルシン
  5. ベンゼトニウム塩化物
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答え
3
<解説> オキシドール、アクリノール、マーキュロクロムは真菌、結核菌、ウイルスに対しては効かない。

歯槽膿漏薬(内服薬)に関する記述について、正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)毛細血管を強化して炎症による腫れや出血を抑える効果を期待して、ビタミンCが配合されている場合がある。
  • (b)炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える効果を期待して、カルバゾクロムが配合されている場合がある。
  • (c)歯周組織の血行を促す効果を期待して、ビタミンDが配合されている場合がある。
  • (d)炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、血液の凝固機能を正常に保つ働きがあるフィトナジオンが配合されている場合がある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (a,d)
  5. (b,d)
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答え
4
<解説> 炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯周炎に伴う口臭を抑える効果を期待して銅クロロフィリンナトリウムが配合されている場合がある。
歯周組織の血行を促す効果を期待して配合されているのはビタミンEである。

ニコチンを含む禁煙補助剤(咀嚼剤)に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収は上昇するので、コーヒーや炭酸飲料を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。
  2. 噛みすぎて出すぎた唾液を飲み込むと、吐き気や腹痛等の副作用が現れやすくなるため、ゆっくりと断続的に噛むこととされている。
  3. 喫煙を完全に止めた上で使用するものであり、特に、使用中又は使用直後は喫煙は避けることとされている。
  4. アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある。
  5. 使用期間は3ヶ月を目途とし、6ヶ月を超える使用は避けることとされている。
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答え
1
<解説> 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収率は低下する。

ビタミン主薬製剤とその特徴に関する記述について、誤っているものはどれか。

  1. ビタミンB1主薬製剤:手足のしびれ、便秘、眼精疲労等の症状の緩和に用いられる。
  2. ビタミンB2主薬製剤:口内炎、皮膚炎、にきび等の症状の緩和に用いられる。
  3. ビタミンA主薬製剤:目の乾燥感、夜盲症の症状の緩和、妊娠授乳期の栄養補給に用いられる。
  4. ビタミンD主薬製剤:体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助け、血流を改善させる作用がある。
  5. ビタミンB6主薬製剤:蛋白質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に用いられる。
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答え
4
<解説> ビタミンDは腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。

滋養強壮保健薬についての記述で正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)滋養強壮保健薬はある程度継続して使用されることによって効果が得られる性質の医薬品であるが、1週間くらい使用しても症状の改善が見られない場合には栄養素の不足以外の要因が考えられるため、漫然と使用を継続することは適切ではない。
  • (b)滋養強壮に用いられる漢方処方製剤である補中益気湯にはまれに副作用として、心機能亢進、血圧上昇を生じることが知られている。
  • (c)塩化カルニチンは胃の働きの低下や食欲不振の改善を目的として配合されている場合がある。
  • (d)グルクロノラクトンは肝臓の働きを助け肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合されている場合がある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (b,c)
  4. (a,d)
  5. (b,d)
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答え
2
<解説> 滋養強壮保健薬は1ヶ月くらい使用しても症状の改善が見られない場合には栄養不足以外の要因が考えられるため、漫然と使用を継続することなく、症状によっては医療機関を受診する等、適切な対処が図られることが重要である。
滋養強壮に用いられる漢方処方製剤である補中益気湯にはまれに重篤な副作用として、間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られている。

漢方処方製剤の基本的な考え方に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)漢方薬の効果は個々の構成生薬の薬効とは直接関連性がないものである。
  • (b)用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても生後6ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっている。
  • (c)処方自体が1つの有効成分として独立したものという見方をし、使用する人の体質や症状等に適した処方を既成の処方の中から選択して用いられる。
  • (d)漢方処方製剤は症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間継続して服用されることがあるが、その漢方処方が適しているかを見極めるためにも一定期間使用した後、専門家に相談する等、症状の経過や副作用の発現に留意されることが必要である。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> 漢方処方製剤は用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっている。

消毒薬に関する記述について、正しい正誤の組み合わせはどれか。

  • (a)クレゾール石鹸は結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示す。
  • (b)ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは有機塩素系殺菌消毒成分で、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。
  • (c)次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉などの塩素系殺菌消毒成分は強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用をしめすが、皮膚刺激性が強いため、人体の消毒には用いられない。
  • (d)イソプロパノールではウイルスに対する不活性効果は認められない。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
1
<解説> クレゾール石鹸は結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して、比較的広い殺菌消毒作用を示すが、ウイルスに対する殺菌消毒作用はない。
 イソプロパノールとエタノールのアルコール分は微生物の蛋白質を変性させ、結核菌を含む一般細菌類、真菌類、ウイルスに対する殺菌消毒作用を示すが、イソプロパノールのウイルスに対する不活性効果はエタノールよりも低い。

衛生害虫に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

  • (a)ゴキブリは食品にサルモレラ菌、ブドウ球菌、腸内ビブリオ菌、ボツリヌス菌,O-157大腸菌等を媒介する。
  • (b)ハエは赤痢菌、チフス菌、コレラ菌等の病原菌や皮膚疾患、赤痢アメーバ、寄生虫卵、ポリオウイルスの伝播など様々な病原体を媒介する。
  • (c)シラミにさされると激しい痒通を生じ、アレルギー反応による全身の発熱、睡眠不足、神経性の消化不良を起こすことがある。ときに、ペスト、再帰熱、発疹チフスを媒介することもある。
  • (d)トコジラミはヒトに寄生するシラミで、保健衛生上の害としては、吸血箇所の激しい痒みと日本紅斑熱や発疹チフス等の病原細菌であるリケッチアの媒介である。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
5
<解説> シラミは種類ごとに寄生対象となる動物が決まっているため、ヒト以外の動物に寄生するシラミがヒトに寄生して直接的な害を及ぼすことはない。ヒトに寄生するシラミによる保健衛生上の害としては吸血箇所の激しい痒みと日本紅斑熱や発疹チフス等の病原細菌であるリケッチアの媒介である。
 トコジラミはシラミの一種ではなく、カメムシ目に属する昆虫で、ナンキンムシとも呼ばれる。刺されると激しい痒痛を生じ、アレルギー反応による全身の発熱、睡眠不足、神経性の消化不良を起こすことがある。また、ときにペスト、再帰熱、発疹チフスを媒介することもある。

一般用検査薬(体外診断用医薬品)に関する記述について、正しい正誤の組み合わせはどれか。

  • (a)通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で、中性~弱酸性に傾くと正確な検査結果が得られなくなることがある。
  • (b)尿蛋白の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とする。
  • (c)尿糖の場合、原則として食後1~2時間の尿を検体とするが、尿糖が検出された場合には起床直後の尿について改めて検査して判断する必要がある。
  • (d)妊娠検査薬では実際に妊娠が成立してから、4週目前後の尿中hCG濃度を検出感度としている。

  1. (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  5. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
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答え
4
<解説> 通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。尿糖・尿蛋白同時検査の場合、早朝尿を検体とするが、尿糖が検出された場合には、食後1~2時間の尿について改めて検査して判断する必要がある。

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