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WEB問題集

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第115回:
“主な医薬品とその作用 Part40”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

外用痔疾用薬の配合成分と配合目的の組み合わせで、正しいものはどれか。

  1. グリチルレチン酸 ― 収斂保護止血成分
  2. ロートエキス・タンニン坐剤 ― 抗炎症成分
  3. クロタミトン ― 局所刺激成分
  4. ジブカイン塩酸塩 ― 止血成分
  5. デカリニウム塩化物 ― 局所麻酔成分
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答え
3
<解説> 1は抗炎症成分、2は収斂保護止血成分、4は局所麻酔成分、5は殺菌消毒成分

胃の不調を改善する目的で用いられる漢方製剤に関する次の記述で誤っているものを選びなさい。

  1. 安中散は痩せ型で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛又は腹痛があって、ときに胸焼け、げっぷ、食欲不振、吐き気などを伴う人における、神経性胃炎、慢性胃炎、胃アトニーに適するとされる。まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることが知られている。
  2. 人参湯は便秘に適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされている。
  3. 平胃散は胃がもたれて消化不良の傾向がある人における、急性・慢性胃カタル、胃アトニー、消化不良、食欲不振に適すとされる。
  4. 六君子湯は胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすい人における、胃炎、胃アトニー、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐に適すとされる。
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答え
2
<解説> 2は大黄甘草湯についての記載である。

循環器用薬についての記載で正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)ユビデカレノンは摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働くエネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分である。
  • (b)ルチンは代謝されてニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示す。ビタミンEと組み合わせて用いられる場合が多い。
  • (c)イノシトールヘキサニコネートはビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。
  • (d)コウカには、末梢の血行を促して鬱血を除く作用があるとされる。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (c,d)
  4. (a,d)
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答え
4
<解説> (b) ルチンはビタミン様物質の一種で高血圧等における毛細血管の補強、強化に用いられる。この記載はヘプロニカート、イノシトールヘキサニコチネートである。
(c) イノシトールヘキサニコチネートは代謝されてニコチン酸が遊離する。

かぜの症状緩和に用いられる漢方製剤についての記載で誤っているものはどれか。

  1. 葛根湯はかぜのひき始めから数日たって症状が長引いている状態で疲労感があり、食欲不振、吐き気がする場合に適す。
  2. 麻黄湯はかぜのひき始めで、寒気がして発熱、頭痛があり、体の節々が痛い場合に適すとされる。
  3. 小青竜湯はくしゃみや鼻汁・鼻閉等の鼻炎症状、薄い水様の痰を伴う咳、気管支炎、気管支喘息等の呼吸器症状に適すとされる。
  4. 柴胡桂枝湯はかぜのひき始めから数日たって微熱があり、寒気や頭痛、吐き気がする等のかぜの後期の症状に適すとされ、また、腹痛を伴う胃腸炎にも用いられる。
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答え
1
<解説> 葛根湯はかぜのひき始めにおける諸症状、頭痛、肩こり、筋肉痛、手足や肩の痛みに適すとされている。この記載は柴胡桂枝湯である。

抗アレルギー成分であるクロモグリク酸ナトリウムについての記載で(   )内にあてはまる正しい語句の組み合わせはどれか。

クロモグリク酸ナトリウムは( a )から( b )の遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として通常( c )と組み合わせて配合される。  なお、医療機関において減感作療法等のアレルギーの治療を受けている人では、その妨げとなるおそれがあるので、使用前に治療を行っている医師等に相談がなされることが望ましい。

  1. (a)肥満細胞, (b)ヒスタミン, (c)抗炎症成分
  2. (a)副鼻腔, (b)アドレナリン, (c)抗ヒスタミン成分
  3. (a)i-PS細胞, (b)ケミカルメディエーター, (c)アドレナリン作動成分
  4. (a)肥満細胞, (b)ヒスタミン, (c)抗ヒスタミン成分
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答え
4
<解説> アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効であり、アレルギーによる症状か他の原因による症状がはっきりしない人では専門家に相談する等慎重な対応が望ましい。

コレステロールについての記載で正しいものを選びなさい。

  1. コレステロールは細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質である。
  2. コレステロールの産生、及び代謝は主として胆嚢で行われる。
  3. コレステロールは水に溶けやすい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポ蛋白質となって存在する。
  4. 低密度リポ蛋白質は末梢組織コレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポ蛋白質で、高密度リポ蛋白質はコレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポ蛋白質である。
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答え
1
<解説> コレステロールの産生、及び代謝は主として肝臓で行われる。又水に溶けにくい。 高密度リポ蛋白質は末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポ蛋白質で、低密度リポ蛋白質はコレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポ蛋白質である。

貧血症状と鉄製剤の働きについて誤っているものを選びなさい。

  1. 鉄分は赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルである。
  2. 貧血はその原因によりビタミン欠乏性貧血、鉄欠乏性貧血等に分類される。
  3. コバルトは鉄の代謝や輸送に重要な役割をもち、補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で硫酸コバルトが配合される場合がある。
  4. 鉄欠乏状態を生じる要因としては、日常の食事からの鉄分の摂取不足及び消化管からの吸収障害による鉄の供給量の不足、消化管出血等が挙げられる。
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答え
3
<解説> コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で硫酸コバルトが配合されている場合がある。

殺虫剤に含まれる成分とその種類について誤っているものの組み合わせを選びなさい。

  1. ジクロルボス ― 有機リン系殺虫成分
  2. フェノトリン ― ピレスロイド系殺虫成分
  3. メトプレン ― カーバメイト系殺虫成分
  4. オルトジクロロベンゼン ― 有機塩素系殺虫成分
  5. ディート ― 忌避成分
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答え
3
<解説> メトプレンは昆虫成長阻害成分である。

滋養強壮保健薬の配合成分についての記載で正しいものの組み合わせを選びなさい。

  • (a)アミノエチルスルホン酸は筋肉や脳、心臓、目、神経等、体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質である。
  • (b)アスパラギン酸ナトリウムはビタミン様物質のひとつで、ビタミンCの吸収を助ける等の作用があるとされている。
  • (c)ヘスペリジンは生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。
  • (d)コンドロイチン硫酸は軟骨組織の主成分で、軟骨成分を形成及び修復する働きがあるとされる。

  1. (a,b)
  2. (b,c)
  3. (c,d)
  4. (a,d)
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答え
4
<解説> アスパラギン酸は生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きをしている。 ヘスペリジンはビタミンCの吸収を助けるとされている。

サリチル酸系解熱鎮痛成分についての記載で誤っているものを選びなさい。

  1. アスピリンは他の解熱鎮痛成分に比べて胃腸障害が起こりやすい。
  2. サリチル酸系解熱鎮痛成分で特に留意されるべき点はライ症候群の発生との関連性が示唆されていることである。
  3. アスピリン、サザピリンについては一般用医薬品では小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている。
  4. アスピリンには血液を凝固させやすくする作用がある。
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答え
4
<解説> アスピリンは医療用医薬品では血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分としても、用いられている。

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