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WEB問題集

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第87回:
“主な医薬品とその作用 Part32”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

水虫、たむしに関する記述のうち間違っているものはどれか。

  1. 一般的にかさかさしている患部には、浸透性の高い液剤が適している。
  2. 水虫、たむしは真菌類が原因である。
  3. 亀裂や外傷のひどい患部、化膿している患部には抗真菌剤が有効である。
  4. 症状が治まってもしばらくはぬり薬を使い続ける。
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答え
3
<解説> 抗真菌成分は強い刺激を生じたり、症状が悪化する可能性があるので、亀裂や外傷のひどい患部、化膿している患部には使用を避ける。

口腔内に使用される薬のうち正しい組み合わせはどれか。

  • (a)歯槽膿漏には患部に塗布する外用薬のみを用いる。
  • (b)うがい薬を使用した後はしばらく食物をとらないほうがよい。
  • (c)口内炎には塗り薬は使わないではり薬を用いる。
  • (d)歯痛止めは頓服で使用する。

  1. (a、b)
  2. (b、c)
  3. (b、d)
  4. (c、d)
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答え
3
<解説> 歯槽膿漏に用いるのは外用薬の他、抗炎症成分、止血成分、組織修復成分、ビタミン剤の内服薬もある。

禁煙についての記載で(   )内に入る正しい語句はどれか。

ニコチン置換療法はニコチンの摂取方法を喫煙以外に換えて(  )の軽減を図りながら、徐々に摂取量を減らし、最終的にニコチン摂取をゼロにする方法である。

  1. 禁断症状
  2. 習慣性
  3. 依存性
  4. 離脱症状
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答え
4
<解説> ニコチン離脱症状は通常、禁煙開始から1~2週間に起こることが多い。

医薬品においてのみの効能効果として認められているものの内、間違っているものはどれか。

  1. 神経痛
  2. 虚弱体質の改善
  3. 関節痛
  4. 筋肉痛
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答え
2
<解説> 医薬部外品の保健薬の効能効果の範囲は、滋養強壮、虚弱体質の改善、病中・病後の栄養補給等である。

漢方製剤に関する記述のうち間違っているものはどれか。

  1. 漢方の考え方として重要な、患者の証(体質及び症状)では、体質を虚証と実証、症状を陰病と陽病にそれぞれ分類する。
  2. 漢方の考え方として重要な陰陽五行説は人体の臓器を五臓六腑にわけ、それぞれの臓器が互いに作用しあって、生体のバランスをとっているという考え方に基づいて処方を選択する考え方である。
  3. 漢方製剤は年齢の下限が設けられていない場合、乳幼児から使用できる。
  4. 証に適さない漢方処方が使用されると、症状の悪化や副作用を生じることがある。
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答え
3
<解説> 漢方製剤は用法用量において、適用年齢の下限を設けられていない場合でも、生後3ヶ月未満の乳児には使用しないこととなっている。

次の生薬成分のうち、葉を用いるものはどれか。

  1. シャクヤク
  2. カッコン
  3. キキョウ
  4. センナ
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答え
4
<解説> ボタン科のシャクヤク又はその近縁植物の根を用いた生薬は、鎮痛、鎮痙、鎮静作用がある。カッコンは マメ科のクズの根を用いた生薬で解熱、鎮痙作用がある。キキョウは根を用いて去痰、痰を伴う咳にもちいる。センナ葉は便秘薬である。

以下の漢方処方製剤でカンゾウを含まないものはどれか。

  1. 麦門冬湯
  2. 八味地黄丸
  3. 人参湯
  4. 小柴胡湯
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答え
2
<解説> カンゾウを大量に摂取すると、グリチルリチン酸の大量摂取につながり、偽アルドステロン症を起こすことがある。

燻蒸殺虫剤に関する記述の正誤について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)燻蒸処理後は掃除機をかけることが重要である。
  • (b)燻蒸処理後はカブトムシなどの昆虫類は1週間、小鳥や魚は2~3日間部屋に 戻してはならない。
  • (c)燻蒸処理中はペットや観葉植物はビニールで覆っておく。
  • (d)燻蒸処理後は換気は行わない。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
2
<解説> 燻蒸処理後はダニやゴキブリの死骸を取り除くため、掃除機をかける。ペットや観葉植物は部屋の外に出す。掃除機をかけ換気を十分に行うことも重要である。

感染症についての記載で正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)食中毒は細菌によって生じるがウイルスでは起こらない。
  • (b)殺菌・消毒によってすべての微生物が死滅する。
  • (c)排泄物の消毒には逆性石鹸やアルコールを用いる。
  • (d)手指、皮膚の消毒には塩素系消毒剤が適している。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  2. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
  4. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
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答え
4
<解説>
  • (a)夏には細菌による食中毒が多く、冬ではウイルスによるものが多い。
  • (b)すべての微生物が死滅するのは滅菌によってである。
  • (c)排泄物の消毒にはフェノールやクレゾールが適している。
  • (d)手指には塩素系消毒剤は要注意である。アルコールや逆性石鹸のほうがよい。

グリチルリチンの大量摂取による副作用の偽アルドステロン症に見られない症状はどれか。

  1. 脱力感
  2. 手足のしびれと硬直
  3. 低血圧
  4. 浮腫
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答え
3
<解説> アルドステロン(電解質コルチコイド)過剰分泌と同様の症状を呈する。全身倦怠感、脱力感、手足のしびれと硬直、不整脈などの症状と高血圧を合併する。浮腫も起こることがある。

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