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WEB問題集

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第311回:
“主な医薬品とその作用 Part106”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の1~3の記述について、間違いを一つ選びなさい。

  1. オウレンが配合された健胃薬は、苦味があるので、散剤をオブラートで包む等、 味や香りを遮蔽する方法で服用するとよい。
  2. スクラルファートは、アルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。
  3. ピレンゼピン塩酸塩は、排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人は、症状の悪化を招くおそれがある。
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答え
1
<解説> 1.オブラートで包むと味や香りを遮蔽され効果が期待できない。

胃腸薬に含まれる成分のうち、胃液分泌抑制作用を期待して配合される成分として、 次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選びなさい。

  • (a)カフェイン
  • (b)ピレンゼピン塩酸塩
  • (c)ロートエキス
  • (d)ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
3
<解説> a.カフェインは分泌促進
d.ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)は消化管内容物中に発生した気泡の分離を促す。

腸及び腸に作用する薬に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選びなさい。

  • (a)ロペラミド塩酸塩を含む一般用医薬品は10才の小児でも使用できる。
  • (b)瀉下薬については、相乗効果が得られるため、複数の瀉下薬を併用することが望ましい。
  • (c)マルツエキスは、瀉下薬としては比較的作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。
  • (d)下痢に発熱を伴う場合は、食中毒菌等による腸内感染症の可能性があるため、安易に止瀉薬を用いて症状を一時的に鎮めようとするのでなく、早期に医療機関を受診して原因の特定、治療がなされるべきである。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (b,c)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
5
<解説> a.ロペラミド塩酸塩を含む一般用医薬品は15才の小児は適応がない。
b.複数の瀉下薬を併用はさける。

腸の薬の配合成分に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選びなさい。

  • (a)ベルベリン塩化物は、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。
  • (b)センノシドは、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。
  • (c)酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることにより、糞便中の水分量を減らす作用がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
4
<解説> b.センノシドは、大腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられているのはヒマシ油である。
c. 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることにより、糞便中の水分量を増やす作用がある。

胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分とその主な副作用に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1~5から一つ選びなさい。

  • (a)
    【成分】・・・ブチルスコポラミン臭化物
    【副作用】・・・散瞳
  • (b)
    【成分】・・・ロートエキス
    【副作用】・・・下痢
  • (c)
    【成分】・・・パパベリン塩酸塩
    【副作用】・・・胃液分泌抑制
  • (d)
    【成分】・・・アミノ安息香酸エチル
    【副作用】・・・メトヘモグロビン血症

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,d)
  5. (c,d)
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答え
3
<解説> b.ロートエキス は便秘
c.パパベリン塩酸塩は眼圧上昇の副作用がある。

一般用医薬品の浣腸薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選びなさい。

  • (a)浣腸薬は直腸内に適応される医薬品であり繰り返し使用すると直腸の感受性が高まり効果が良くなる。
  • (b)グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。
  • (c)坐剤を挿入した後は、すぐに排便を試みる必要がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
5
<解説> a.繰り返し使用すると直腸の感受性が低下し効果が弱くなる。
c.坐剤を挿入した後は便意がでるまで我慢する。

次のa~cの(   )に入る字句の正しい組み合わせを下表から一つ選びなさい。

一般用医薬品の強心薬は、疲労やストレス等による( a )の心臓の働きの乱れについて、心臓の働きを整えて、動悸や息切れ等の症状の改善を目的として用いられる。 その代表的な配合成分として、シナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めた( b ) や、マンシュウアカジカ等の雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を用いた( c )などがある。

  1. (a)重度, (b)ジンコウ, (c)レイヨウカク
  2. (a)重度, (b)センソ, (c)ゴオウ
  3. (a)一般, (b)センソ, (c)ロクジョウ
  4. (a)軽度, (b)リュウノウ, (c)レイヨウカク
  5. (a)軽度, (b)センソ, (c)ロクジョウ
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答え
5
<解説> ジンコウ 、レイヨウカク も強心成分 リュウノウ も強心成分であるが、主に気つけの効果を期待して用いられる。

高コレステロール改善薬に関する次のa~cの記述の正誤について、正しい組み合わせを下表から一つ選びなさい。

  • (a)ビタミンEは、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われている。
  • (b)パンテチンは、高密度リポタンパク質(HDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、低密度リポタンパク質(LDL)産生を高める作用があるとされる。
  • (c)コレステロールの産生、代謝は、主として肝臓で行われる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
3
<解説> a.コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われているにはビタミンB2です。ビタミンEはコレステロールからの過酸化脂質の生成を抑える他、末梢血管における血行を促進する作用がある。
b. パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる。

次の表は、ある貧血用薬に含まれている成分の一覧である。この貧血用薬に関する次のa~dの記述について、正しいものの組み合わせを下の1 ~5から一つ選び、その番号を解答用紙に記入しなさい。

<1日量(2錠)中>
溶性ピロリン酸第二鉄・・・79.5mg
シアノコバラミン(ビタミンB12)・・・50μg
葉酸・・・2mg

  • (a)服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、鉄の吸収が良くなる。
  • (b)本剤に配合されている葉酸とビタミンB12は、正常な赤血球の形成に働くことを期待して配合されている。
  • (c)本剤の主な副作用として、便秘、下痢等の胃腸障害が現れることがある。
  • (d)鉄欠乏性貧血を予防するため、貧血の症状がみられる以前から継続的に本剤を使用することが適当である。

  1. (a,b)
  2. (a,c)
  3. (a,d)
  4. (b,c)
  5. (b,d)
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答え
4
<解説> a.服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなる。
d.予防的に使用することは適当ではない。

ユビデカレノンに関する次の1~5の記述について、誤っているものを一つ選びなさい。

  1. 別名コエンザイムQ10とも呼ばれる。
  2. 心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を抑えることによって、血液循環の改善効果を示すとされる。
  3. 動悸、息切れ、むくみの症状は、高血圧症、呼吸器疾患などが原因となって起こることもあるので、これらの基礎疾患がある人では、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するべきである。
  4. 副作用として、胃部不快感、食欲減退、吐きけ、下痢、発疹・痒みが現れることがある。
  5. エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働く。
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答え
2
<解説> 2.心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって、血液循環の改善効果を示すとされる。

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