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WEB問題集

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第80回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part14”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の記述で正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品は人の身体の構造に影響を及ぼすことなく、疾病の診断、治療もしくは予防に使用されることを目的とする生命関連製品である。
  • (b)医薬品が適切に使用されるためには、効能効果、副作用等の情報は欠くことができない。
  • (c)医薬品は一旦製造販売が認められると取り消されることはない。
  • (d)医薬品は市販後にも、その安全性等を確認する調査が行われる。

  1. (a、b)
  2. (b、c)
  3. (b、d)
  4. (a、d)
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答え
3
<解説> (a)医薬品は人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とするものである。
(c)医薬品は一旦製造販売が認められても、承認基準の見直し等がなされ、取り消されることもありえる。

医薬品の副作用に関する記述について正しい組み合わせはどれか。

  • (a)医薬品の副作用は薬理作用によるものとアレルギーによるものに大別される。
  • (b)医薬品を使用したとき現れる作用のうち主作用以外の反応で有害なものを副作用という。
  • (c)副作用は明確な自覚症状として現れるものである。
  • (d)一般用医薬品は重大な副作用を回避することより、その使用を中断することによる不利益が優先される。

  1. (a、b)
  2. (a、c)
  3. (b、c)
  4. (b、d)
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答え
1
<解説> 副作用は血液や内蔵機能への影響等のように直ちに明確な副作用としてあらわれないこともある。一般用医薬品ではその使用を中断することによる不利益よりも重大な副作用を回避することが優先される。

次のアレルギーに関する記述のうち間違っているものはどれか。

  1. アレルギーには体質的、遺伝的な要素もある。
  2. 医薬品によるアレルギーは食物アレルギーとは関係しない。
  3. 過去に医薬品にアレルギー反応を示したことのない人もアレルギー反応を起こすことがある。
  4. アレルギーは医薬品の薬理作用とは関係がない。
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答え
2
<解説> 医薬品によっては鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものがあるため、それらに対するアレルギーを持つ人では、使用を避けなければならない場合がある。

医薬品の不適正使用に関する記述のうち正しいものの組み合わせはどれか。

  • (a)一般用医薬品には繰り返し使用しても慢性的な臓器障害を起こすことはない。
  • (b)一般用医薬品には習慣性を持つものは含まれるが依存性がある成分は含まれない。
  • (c)医薬品の販売等に従事する専門家は必要以上に大量購入するなど、不審な購入者には 慎重に対応し、販売を差し控えるなどの対応も図られることが望ましい。
  • (d)医薬品の販売等に従事する専門家は購入される医薬品を誰がどのように使うか購入者の背景をよく知った上で適切な使用がなされるよう情報提供等行うよう勤めなければならない。

  1. (a、c)
  2. (b、c)
  3. (c、d)
  4. (b、d)
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答え
3
<解説> 一般用医薬品で繰り返し使用することにより臓器障害を起こしたり、みだりに他の医薬品や酒類等と一緒に摂取するといった乱用がなされると過剰摂取による急性中毒等を生じる危険性が高くなる。又、一般用医薬品にも習慣性・依存性のある成分を含んでいるものもある。

医薬品の相互作用、飲み合わせに関する記述のうち正しいものはどれか。

  1. 医療用医薬品は1つの医薬品に1つの有効成分が含まれるものがほとんどであるので、他の医薬品と併用しても同様の成分が重複する可能性は低い。
  2. かぜ薬、アレルギー用薬、鎮静薬、では成分が重なることはまずない。
  3. サプリメントは医薬品ほどの濃度の成分を含まないので飲み合わせは無視できる。
  4. 鉄製剤はお茶やコーヒーと一緒に服用しないように求められているが、コーヒーやお茶に含まれるカフェインと反応して鉄の吸収が悪くなるからである。
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答え
1
<解説> かぜ薬にはアレルギー用薬や鎮静薬を含んでいることもある。サプリメントや健康食品の中にも医薬品の成分と同じ物質が存在するためにそれらを含む医薬品を同時に摂取すると過剰摂取となるものもある。鉄剤はカフェインではなくタンニン酸が吸収を阻害するといわれている。

次のビタミンのうち過剰摂取となりうるものはどれか。

  1. ビタミンB1
  2. ビタミンC
  3. ビタミンA
  4. ビタミンB12
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答え
3
<解説> ビタミンAは脂溶性ビタミンであり、体内に過剰に存在する場合、尿中に排泄されないため過剰摂取となりうる。

医薬品についての記載で正しいものはどれか。

  1. 乳幼児は体力がないため微熱でもすぐに解熱剤を用いたほうがよい。
  2. 医薬品の使用上の注意で幼児とは1歳以上7歳以下、高齢者とは65歳以上をおおよその目安としている。
  3. 一般用医薬品であれば誤飲、誤用があっても、高度専門家に判断を仰ぐようなことはおこりえない。
  4. 高齢者にあっては、医薬品の使用方法をよく理解せずに間違った使用法をする可能性がある。販売に携わるものは細かく説明したほうがよい場合がある。
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答え
4
<解説> 1.乳幼児はむやみに熱を下げないほうが良い。熱は細菌やウイルスを増殖しにくくする作用もある。熱が多少高くても機嫌がよければ特に解熱剤を使用する必要はない。
2.幼児とは7歳未満である。
3.関係機関の専門家と相談して、様子がおかしいようであれば、医療機関に連れて行く等の対応がなされることが必要である。

医薬品の効き目や安全性に影響を与える記述について(  )内に当てはまる正しい語句はどれか。

医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化が関与して(   )が生じると考えられている。

  1. 暗示効果
  2. 偽薬効果
  3. 自己免疫
  4. 抗原抗体反応
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答え
2
<解説> 偽薬効果(プラセボ効果)は医薬品を使用したこと自体による楽観的な期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与していると考えられている。

医薬品の品質に関する記述について間違っているものはどれか。

  1. 医薬品に配合されている成分は高温や多湿、光(紫外線)によって品質の劣化を起こしやすい。
  2. 使用期限内であれば保管場所は何処であっても薬効は保障される。
  3. 表示されている「使用期限」は、未開封状態で保管された場合に品質が保持される期限である。
  4. 医薬品は適切な保管・陳列をしていても、経時変化による品質の劣化は避けられない。
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答え
2
<解説> 医薬品は適切は場所に保管されなければ、有効期限内であっても、品質は保持されない。

妊娠している可能性のあるもしくは妊娠している女性もしくは授乳婦への配慮で正しいものはどれか。

  1. ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の容量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
  2. 通常の医薬品の範囲であれば、吸収された医薬品の一部がどのように母乳中に移行し、どのような悪影響があるかすべてが解明されている。
  3. 一般用医薬品の販売に従事する者は妊婦及び妊娠している可能性がある女性に対しては医薬品を販売してはならない。
  4. 授乳婦が医薬品を使用する際には、授乳を中止しなければならない。
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答え
1
<解説> 2.どのような悪影響があるかすべてが解明されていない。
3.妊婦は体の変調や不調をおこしやすいため、一般用医薬品による症状の緩和を図ろうとする場合もあるが、胎児への影響や、一般用医薬品の使用そのものが適切かどうか主治医、薬剤師等に相談するなどして慎重に考えなければならない。販売してはならない訳ではない。
4.授乳婦が乳幼児に好ましくない影響が及ぶことが知られている医薬品を使用する際には、授乳期間中の使用を避けるか、使用後しばらくの間は使用を避けることが求められている。どんな医薬品でも授乳を中止しなければならない訳ではない。

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