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WEB問題集

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第120回:
“主な医薬品とその作用 Part42”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

次の口腔咽喉薬、うがい薬に関する記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。

  • (a)口腔咽喉成分には去痰成分が配合されているものもある。
  • (b)うがい薬は口腔及び咽頭の殺菌消毒、洗浄、口臭の除去等を目的として、用時水に希釈又は溶解してうがいに用いる。
  • (c)口腔咽喉薬・含嗽薬は口腔内や咽頭における局所的な作用を目的とする医薬品であり、循環血流中に入ることはない。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)誤
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答え
4
<解説> (a) 口腔咽喉薬には鎮咳成分や気管支拡張成分、去痰成分は配合されていない。
(c) 口腔内や咽頭に潰瘍や傷などがあると循環血流中に入ることもあり得る。

次の胃腸に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)吐き気やおう吐は、延髄にある嘔吐中枢の働きによって起こる。
  • (b)制酸薬は胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感、吐き気等の症状を緩和することを目的とする医薬品である。配合成分としては胃酸の働きを弱めるものや、胃液の分泌を抑えるものなどが、用いられている。
  • (c)カルシウム、アルミニウムを含む成分については瀉下薬、マグネシウムを含む成分については止瀉薬に配合される。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)正, (c)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
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答え
2
<解説> カルシウム、アルミニウムを含む成分については止瀉薬、マグネシウムを含む成分については瀉下薬に配合される。

次の胃粘膜保護成分についての記載で(   )に入れるべき字句の正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

胃粘液の分泌を促す、胃粘膜を覆って遺影による消化から保護する、荒れた胃粘膜の修復を促す等の作用を期待して、アズレンスルホン酸ナトリウム、アルジオキサ、スクラルファート、ゲファルナート、ソファルコン、テプレノン、セトラキサート塩酸塩等が配合されている場合がある。 これらのうちアルジオキサ、スクラルファートは( a )を含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。 ソファルコン、テプレノンについてはまれに重篤な副作用として( b )を生じることがある。 セトラキサート塩酸塩は( c )のある人では治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされることが望ましい。

  1. (a)カルシウム, (b)腎障害, (c)肝障害
  2. (a)アルミニウム, (b)肝障害, (c)血栓
  3. (a)マグネシウム, (b)肝障害, (c)血栓
  4. (a)アルミニウム, (b)腎障害, (c)緑内障
  5. (a)マグネシウム, (b)心機能亢進, (c)腎障害
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答え
2
<解説> セトラキサート塩酸塩は体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人では、生じた血栓が分解されにくくなることが考えられる。

次の腸の薬に関する記述で正しいものを1つ選びなさい。

  1. トリメプチンマレイン酸塩は消化管の平滑筋を支配している自律神経に働いて、消化管の運動を調整する作用がある。
  2. ロペラミド塩酸塩は腸粘膜の蛋白質と結合して、不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめる作用がある。
  3. アルブミンタンニン酸塩は細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。
  4. ベルベリンタンニン酸塩は腸内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として用いられる。
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答え
1
<解説> 腸粘膜の蛋白質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめるのはビスマス製剤やアルブミンタンニン酸塩、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的としているのはベルベリン塩化物、ベルベリンタンニン酸塩、アクリノール、クレオソート等、腸内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させるためにカオリンや炭酸カルシウム、天然ケイ酸アルミニウム等が配合される場合がある。

次の記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から1つ選びなさい。

  • (a)ヒマシ油は小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられている。
  • (b)アロエやジュウヤク、ケンゴシ等の生薬成分が配合されるのは大腸刺激による瀉下作用を期待して用いられる。
  • (c)ビサコジルは小腸、十二指腸の粘膜を刺激して、排便を促すと考えられている。又、結腸での水分の吸収を抑えて、糞便のかさを増大させる働きもあるとされている。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
2
<解説> ビサコジルは大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して排便を促すと考えられている。

次の駆虫薬についての記術の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)サントニンは回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
  • (b)ピペラジンリン酸塩回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
  • (c)パモ酸ピルビニウムはアセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)正, (b)誤, (c)誤
  4. (a)誤, (b)正, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
3
<解説> リン酸ピペラジンはアセチルコリン伝達を妨げる。パモ酸ピルビニウムは蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示す。

次の強心薬の記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)センソはヒキガエル科のシナヒキガエル又はヘリグロヒキガエルの毒腺の分泌物を集めたもので、微量で強い強心作用を示す。皮膚や粘膜に触れると局所麻痺作用を示す。
  • (b)ジャコウはジャコウジカ又はその近縁動物の雄のジャコウ分泌物を乾燥したもので、強心作用のほか、呼吸中枢を抑制して、呼吸機能を抑制したり、意識を朦朧とさせる副作用もある。
  • (c)ロクジョウはシカ科のシベリアジカ等の雄の幼角を用いた生薬で強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤
  2. (a)正, (b)誤, (c)正
  3. (a)誤, (b)正, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)誤
  5. (a)誤, (b)誤, (c)正
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答え
2
<解説> ジャコウは強心作用の他、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。

次の高コレステロール改善薬に関する記述について、正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)大豆油不鹸化物には末梢組織におけるコレステロールの吸収を促進する働きがあるとされる。
  • (b)リノール酸、ポリエンホスファチジルコリンはコレステロールと結合して代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
  • (c)パンテチンは肝臓におけるコレステロール代謝を正常化する働きがあるとされ,LDLの分解を促し、また、HDLを増加させることを期待して用いられる。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤
  2. (a)誤, (b)正, (c)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
2
<解説> 大豆油不鹸化物には末梢組織におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。

次の貧血用薬に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 鉄製剤を服用すると便が黒くなることがあり、一旦使用の中止しなければならない。
  2. コバルトは設計球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分である。
  3. マンガンは糖質、脂質、蛋白質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で硫酸マンガンが配合されている場合がある。
  4. ビタミンCは消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。
  5. 鉄剤服用後30分以内にタンニン酸を含む飲食物を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなることがあるので、服用前後はそれらの摂取を控えることとされている。
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答え
1
<解説> 鉄剤を服用すると便が黒くなることがあるが、これは使用の中止を要する副作用等の異常ではないが、鉄剤の服用前から便が黒い場合は貧血が原因として消化管内で出血している場合もあるため、服用前の便の状況との対比が必要である。

次の循環器用薬についての記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

  • (a)ユビデカレノンは肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分である。
  • (b)ルチンは代謝されて、ニコチン酸が遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
  • (c)七物降下湯は身体虚弱の傾向のある人における、高血圧に伴う諸症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適するとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感等の副作用が現れやすい。

  1. (a)正, (b)正, (c)正
  2. (a)正, (b)正, (c)誤
  3. (a)正, (b)誤, (c)正
  4. (a)誤, (b)誤, (c)正
  5. (a)誤, (b)正, (c)誤
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答え
3
<解説> ルチンはビタミン様物質の一種で高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。

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