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第119回:
“主な医薬品とその作用 Part41”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
次のかぜ薬に配合される成分に関する記述の正誤について正しい組み合わせを選びなさい。
- (a)アセトアミノフェンは鎮静作用を目的としている。
- (b)カルビノキサミンマレイン酸塩はくしゃみや鼻汁を抑えることを目的としている。
- (c)リゾチーム塩酸塩は鼻粘膜やのどの炎症を生じた組織の修復に寄与するほか、痰の粘りけを弱め、また気道粘膜の繊毛運動を促進させて痰の排出を容易にする。
- (a)正, (b)正, (c)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- 答え
- 2
次のかぜ薬に含まれる医薬品の成分と配合目的に関する記述について誤っているものを1つ選びなさい。
- ブロメライン ― 蛋白質分解酵素
- キキョウ ― 鎮咳去痰作用
- セネガ ― 抗炎症作用
- トラネキサム酸 ― 炎症物質の産生抑制
- カッコン ― 解熱・鎮痙作用
- 答え
- 3
次の( )に入る字句の正し組み合わせを下欄から選びなさい。
サザピリン、( a )、( b )エテンザミド等を総称してサリチル酸系解熱鎮痛成分という。
( a )には血液を凝固しにくくさせる作用がある、
( b )に対しては15歳未満の小児で水痘又はインフルエンザにかかっているときは使用を避ける必要がある。
- (a)アセトアミノフェン, (b)サリチルアミド
- (a)アスピリン, (b)スルピリン
- (a)アスピリン, (b)サリチルアミド
- (a)スルピリン, (b)アスピリン
- 答え
- 3
次の記載はある成分に関するものであるが、その記述に該当する成分として正しいものを選びなさい。
主として中枢性の作用によって解熱鎮痛をもたらすと考えられており、抗炎症作用は期待できない。その分他の解熱成分のような胃腸障害は比較的少ないとされ、空腹時に服用できる製品もある。まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあり、日頃から酒類をよく摂取する人は肝機能障害を起こしやすい。
- イブプロフェン
- エテンザミド
- アセトアミノフェン
- アスピリンアルミニウム
- イソプロピルアンチピリン
- 答え
- 3
次の眠気を促す薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。
- (a)ブロムワレリル尿素は脳の興奮を抑え、痛み等を感じる感覚を鈍くする。又胎児毒性の可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避ける必要がある。
- (b)ジフェンヒドラミン塩酸塩は睡眠改善薬として、一時的な睡眠障害の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状のある人を対象としたものではない。
- (c)抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の場合、目が覚めた後も、注意力の低下や寝ぼけ様症状、判断力の低下等の一時的な意識障害、めまい、倦怠感を起こすことがある。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- 答え
- 1
次の( )に入いる字句の正しい組み合わせを下欄から選びなさい。
眠気防止薬におけるカフェインの一日摂取量は( a )が上限とされている。又胃液分泌を( b )させ,心筋を( c )作用もある。
- (a)200mg, (b)抑制, (c)興奮させる
- (a)500mg, (b)亢進, (c)興奮させる
- (a)300mg, (b)抑制, (c)抑制する
- (a)200mg, (b)亢進, (c)抑制する
- (a)500mg, (b)抑制, (c)興奮させる
- 答え
- 2
次の鎮暈薬に関する記述の正誤について正しい組み合わせを下欄から選びなさい。
- (a)ジフェニドール塩酸塩は内耳にある前庭と脳を結ぶ神経の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
- (b)ジフェニドール塩酸塩は抗コリン成分と共通する化学構造を持つ。
- (c)ジフェニドール塩酸塩は副作用として、抗ヒスタミン成分や抗コリン成分と同様な頭痛排尿困難、眠気、散瞳による異常な眩しさ口渇のほか、浮動感や不安定感が現れることがある。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)正, (c)誤
- (a)正, (b)誤, (c)正
- 答え
- 5
次の小児の疳を適応症とする製剤に関する記述について誤っているものを1つ選びなさい。
- 小児の疳は体内の水分が多いことから生じると考えられており、鎮静作用のほか、血液の循環を促す作用があるとされる生薬成分を中心に配合されている。
- ゴオウ、ジャコウは緊張や興奮を鎮め、又血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。
- カンゾウについては小児の疳を適応症とする生薬製剤では主として健胃作用を期待して用いられ、配合量は比較的少ないことが多い。
- レイヨウカクは緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。
- 答え
- 1
次の鎮咳去痰薬に配合される成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。
- (a)コデインリン酸塩、ジヒドロコデインリン酸塩はモルヒネと同じ基本構造を持ち、依存性がある成分であり、麻薬性鎮咳成分とも呼ばれる。
- (b)メチルエフェドリン塩酸塩はコリン作動成分で、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示す。
- (c)グアヤコールスルホン酸カリウムは気道粘膜からの分泌を促進する作用を示す。
- (a)正, (b)正, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正
- (a)正, (b)誤, (c)正
- (a)誤, (b)誤, (c)誤
- 答え
- 4
次の記述に適合する漢方製剤を下欄から1つ選びなさい。
痰の切れにくい咳、気管支炎、気管支喘息の症状に適すとされるが、水様痰の多い人には不向きとされる。まれに重篤な副作用として間質性肺炎、肝機能障害を生じることが知られている。
- 小柴胡湯
- 麦門冬湯
- 半夏厚朴湯
- 柴朴湯
- 甘草湯
- 答え
- 2