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WEB問題集

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第170回:
“医薬品に共通する特性と基本的な知識 Part29”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!

医薬品に関する記述の正誤について正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)一般用医薬品はその目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められている。
  • (b)登録販売者が必要以上の大量購入や、頻回購入などを試みる者に対して、事情を尋ねたり、状況によっては販売を差し控えたりすることは望ましいことである。
  • (c)一般用医薬品には習慣性や依存性のあるものは含まれない。
  • (d)適正な使用がなされる限りは安全な医薬品であっても、乱用され薬物依存が形成されるとそこから離脱することは容易ではない。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
3
<解説> 一般用医薬品の中にも習慣性・依存性のあるものは含まれる。

医薬品の品質に関する記述のうち正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)医薬品は適切な保管・陳列がなされれば、経時変化による品質の劣化は避けることができる。
  • (b)使用期限は、適切な保管がなされた場合に品質が保持される期限である。
  • (c)医薬品は人の生命や健康に密接に関連するものであるため高い水準で均一な品質が保証されていなければならない。
  • (d)医薬品に配合されている成分には光(紫外線)による変質や劣化が起こるものがある。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
2
<解説> (a) 適切な保管・陳列がなされても、経時変化による品質の劣化は避けることはできない。
(b) 使用期限は未開封状態で保管された場合に品質が保持される期限である。

一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する記述の正誤について正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)医薬品の販売に従事する専門家は、可能な限り、購入者の個々の状況把握に努めることが重要である。
  • (b)一般用医薬品の選択や使用を判断する主体は一般の生活者である。
  • (c)一般用医薬品の販売時には、生活者のセルフメディケーションを支援していくという姿勢で臨むことが基本である。
  • (d)一般用医薬品の場合、必ずしも情報提供を受けた当人が、医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
1
<解説> 購入者等が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるよう配慮がなされることも重要である。

セルフメディケーションと一般用医薬品に関する記述の正誤について正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)症状が重いときに、一般用医薬品の使用を促すことは、適切な対処とはいえない。
  • (b)一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品を使用する人によって変わるものではない。
  • (c)セルフメディケーションの主役は、情報提供を行う一般用医薬品の販売等に充実する専門家である。
  • (d)自分の健康は自分で管理するという考え方をセルフメディケーションという。

  1. (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
5
<解説> 一般用医薬品には、小児、妊婦等に使用できないものがある。セルフメディケーションの主役は一般の生活者である。

高齢者に関する記述の正誤について正しい組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)高齢者はのどの筋肉が衰えて、飲食物を飲み込む力が弱まっている場合がある。
  • (b)医薬品の使用上の注意において「高齢者」という場合にはおおよその目安として70歳以上を指す。
  • (c)基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が大きく、年齢のみから医薬品の副作用を生じるリスクを判断するのは難しい。
  • (d)高齢者は医薬品の説明を理解するのに時間がかかる、細かい文字が見えづらい、添付文書や製品表示の記載を読み取るのが難しい等の場合があり、情報提供や相談対応において特段の配慮が必要になる。

  1. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)正
  2. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)誤
  3. (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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答え
1
<解説> 使用上の注意において、「高齢者」という場合には65歳以上を指す。

妊婦における一般用医薬品の使用等に関する記述のうち誤っているものを1つ選びなさい。

  1. 妊婦は身体の変調や不調を起こしやすいため、一般用医薬品を使用することにより、症状の緩和を図ろうとするが、胎児に影響を及ぼすことが無いよう配慮する必要がある。
  2. 一般用医薬品を使用する人が、妊娠している可能性がある人か、又は妊婦かを十分配慮した上で、販売時の対応に臨むことが重要である。
  3. 止瀉薬の配合成分やその用量によっては、流産や早産を誘発するおそれがある。
  4. 胎児には誕生するまでの間、胎児の血液と母胎との血液が混ざらない仕組み(血液-胎盤関門)があるため、医薬品が胎児へ移行しない仕組みになっている。
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答え
4
<解説> 母体が医薬品を使用した場合、血液-胎盤関門によって、どの程度医薬品の成分の胎児への移行が防御されるかは、未解明のことが少なくない。

一般用医薬品においても、多くの場合、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価が困難であるため、妊婦の使用については、「相談することと」しているものが多い。

食品と医薬品の相互作用に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. 抗アレルギー薬と鎮静薬は薬効が異なることから、一緒に服用しても相互作用を生じることはない。
  2. 一般用医薬品には1つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいることは稀である。
  3. 緩和を図りたい症状が明確である場合にはなるべくその症状にあった成分のみが配合されている医薬品が選択されることが望ましい。
  4. アルコールは医薬品の吸収・代謝に影響を与えることがあり、アセトアミノフェンなどでは通常より早く薬効が得られ、作用が強く出すぎることがある。
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答え
3
<解説> 1.抗アレルギー薬と鎮静薬は重複する成分があるので一緒に服用すると相互作用を生じることがある。
2.一般用医薬品には1つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいることがある。
4.アセトアミノフェンはアルコールにより早く代謝され、十分な薬効が得られなくなることがある。

医療機関で治療を受けている人の一般用医薬品の使用に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

  1. インターフェロン製剤で治療を受けている人が小柴胡湯の配合されたかぜ薬を使用した場合、C型肝炎が現われるおそれがある。
  2. 登録販売者は薬局で交付された薬剤を使用している人への一般用医薬品との併用の可否を判断することが、認められている。
  3. 生活習慣病の人が、一般用医薬品を使用することによって、その症状が悪化したり、治療が妨げられたりすることは無い。
  4. 腎臓病の治療を受けている人が、アスピリンを使用した場合、むくみ等の症状が現れ、腎臓病を悪化させるおそれがある。
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答え
4
<解説> 1.インターフェロンと小柴胡湯の併用で間質性肺炎が現れるおそれがある。
2.登録販売者が、一般用医薬品との併用の可否を判断することは困難であるため、処方医等に相談がなされるべきである。
3.生活習慣病の人が、一般用医薬品を使用することによって、その症状が悪化したり、治療が妨げられたりすることがある。

薬害に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

  • (a)スモン訴訟はキノホルム製剤を使用したことによる薬害事件である。
  • (b)サリドマイド製剤の中には一般用医薬品として販売されていた製品もある。
  • (c)C型肝炎訴訟とは、ウイルスに汚染された注射器(注射針や注射筒)が連続使用されたことが原因で、C型肝炎ウイルスに感染してことに対する損害賠償訴訟である。
  • (d)生物由来製品では副作用は起こりにくく、現在までそれが原因となった訴訟は起こっていない。

  1. (a,b)
  2. (c,d)
  3. (a,c)
  4. (b,d)
  5. (a,d)
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答え
1
<解説> (c) 出産や手術での大量出血などの際に特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固因子第Ⅸ因子製剤の投与を受けたことにより、C型肝炎ウイルスに感染したことによる損害賠償訴訟である。
(d) 生物由来の医薬品による罹患でクロイツフェルト・ヤコブ病を発症し,CDJ訴訟が起こった。

医薬品のリスク評価の問題のうち正しいものはどれか。

  • (a)医薬品の効果とリスクは薬物暴露時間と暴露量との加算で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。
  • (b)GCPは、非臨床試験における安全性の基準である。
  • (c)人を対象とした臨床試験における効果と安全性の評価基準には、国際的にGLPが制定されている。
  • (d)GPSPは製造販売後の医薬品の調査及び試験の実施基準として制定されている。

  1. (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
  2. (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
  3. (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)正
  4. (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
  5. (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)誤
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答え
3
<解説> 医薬品の効果とリスクは薬物暴露時間と暴露量との積で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。
GCPは、臨床試験における安全性の基準である。
人を対象とした臨床試験における効果と安全性の評価基準には、国際的にGCPが制定されている。

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