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第256回:
“主な医薬品とその作用 Part87”は全部で10問です。
さぁ、やってみよう!
鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)桂枝加朮附湯は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適すとされる。
- (b)芍薬甘草湯は、体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの冷え症、腰痛、下腹部痛、頭痛、しもやけ、下痢、月経痛に適すとされる。
- (c)薏苡仁湯は、体力中等度なものの関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛、筋肉痛、神経痛に適すとされる。
- (d)疎経活血湯は、体力中等度で痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされる。
- (a,b)
- (a,d)
- (b,c)
- (c,d)
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- 答え
- 4
釣藤散は、体力中等度で、慢性に経過する頭痛、めまい、肩こりなどがあるものの慢性頭痛、神経症、高血圧の傾向のあるものに適すとされる。
b.これは芍薬甘草湯でなく当帰四逆加呉茱萸湯の説明文です。
当帰四逆加呉茱萸湯は、体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの冷え症、腰痛、下腹部痛、頭痛、しもやけ、下痢、月経痛に適すとされる。
痔疾用薬に配合される成分及び製剤に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、アラントインのような組織修復成分が用いられる。
- (b)血管収縮作用による止血効果を期待して、アドレナリン作動成分であるメチルエフェドリン塩酸塩が配合されていることがある。
- (c)粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる、粘膜の保護・止血を目的として、タンニン酸が配合されている場合がある。
- (d)乙字湯は、体力中等度以上で大便が硬く、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、軽度の脱肛に適すとされている。
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
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- 答え
- 3
第1欄の記述は、漢方処方製剤に関するものである。第1欄の記述に該当する漢方処方製剤として正しいものは第2欄のどれか。
第1欄
体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人、のぼせが強く赤ら顔で体力の充実している人では、胃部不快感、腹痛、のぼせ、動悸等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
- 小青龍湯
- 温清飲
- 当帰飲子
- 牛車腎気丸
- 桂枝茯苓丸
第2欄
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- 4
女性に現れる症状と婦人薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)婦人薬は、月経及び月経周期に伴って起こる症状を中心として、女性に現れる特有な諸症状の緩和と、保健を主たる目的とする医薬品である。
- (b)視床下部や下垂体で生産されるホルモンと腎臓で産生される女性ホルモンが月経周期に関与する。
- (c)女性ホルモン成分は、その摂取による胎児の先天性異常の発生は報告されていないため、妊婦又は妊娠していると思われる女性でも使用できる。
- (d)女性ホルモン成分の長期連用により血栓症を生じるおそれがあり、また、乳癌や脳卒中などの発生確率が高まる可能性もある。
- (a,c)
- (a,d)
- (b,c)
- (b,d)
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- 2
c.女性ホルモン成分は、その摂取による胎児の先天性異常が起こる恐れがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用してはいけない。
アレルギー及びアレルギー用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)蕁麻疹については、アレルゲンとの接触以外に、皮膚への物理的な刺激等によってニコチンが肥満細胞から遊離して生じるものも知られている。
- (b)皮膚症状が治まると喘息が現れるというように、種々のアレルギー症状が連鎖的に現れる場合は、一般用医薬品によって一時的な対処を図るよりも、医療機関で総合的な診療を受けた方がよい。
- (c)アレルギー症状が現れる前から、予防的に一般用医薬品のアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)を使用することが望ましい。
- (d)一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎等による慢性湿疹等の治療に用いることを目的とするものはない。
- (a)誤, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)誤, (d)正
- (a)正, (b)正, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)誤, (c)誤, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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- 1
c.アレルギー症状が現れる前から、予防的に使用することが望ましくない。
内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)ジフェンヒドラミンを含む成分については、吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を生じるおそれがある。
- (b)抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に抗コリン作用も示すため、排尿困難や口渇、便秘等の副作用が現れることがある。
- (c)サイシンはコブシ又はハナモクレン等の蕾を基原とする生薬で、鎮静、鎮痛の作用を期待して用いられる。
- (d)鼻の症状を主とする人に適す漢方処方製剤としては十味敗毒湯等があり、皮膚の症状を主とする人に適す漢方処方製剤としては小青竜湯等がある。
- (a,b)
- (a,c)
- (b,d)
- (c,d)
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- 1
d.鼻の症状を主とする人に適す漢方処方製剤としては小青竜湯等があり、皮膚の症状を主とする人に適す漢方処方製剤としては十味敗毒湯等がある。
鼻炎及び鼻炎用点鼻薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
- (a)鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的としてリドカインが配合されることがある。
- (b)ナファゾリン塩酸塩が配合された点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまりがひどくなりやすい。
- (c)クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対して有効である。
- (d)鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合には、一般用医薬品により対処を図ることは適当ではない。
- (a)正, (b)正, (c)誤, (d)正
- (a)誤, (b)誤, (c)正, (d)正
- (a)正, (b)誤, (c)正, (d)誤
- (a)誤, (b)正, (c)正, (d)誤
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- 答え
- 1
眼科用薬に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 点眼の際に容器の先端が眼瞼(まぶた)や睫毛(まつげ)に触れないように注意しながら1滴ずつ正確に点眼する。
- 点眼後は、目尻を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ、効果的とされる。
- コンタクトレンズ装着液については、配合成分としてあらかじめ定められた範囲内の成分のみを含む等の基準に当てはまる製品については、医薬部外品として認められている。
- 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはない。
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- 答え
- 2
眼科用薬に配合される成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
- (a)ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを活性化する作用を示し、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。
- (b)緑内障と診断された人に、ナファゾリン塩酸塩が配合されている点眼薬を使用すると、眼圧の上昇をまねき、緑内障を悪化させたり、その治療を妨げるおそれがある。
- (c)リゾチーム塩酸塩については、点眼薬の配合成分として使用された場合であっても、まれにショック(アナフィラキシー)のような全身性の重大な副作用を生じることがある。
- (d)スルファメトキサゾールは、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。
- (a,b)
- (a,d)
- (b,c)
- (c,d)
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- 答え
- 3
d.コンドロイチン硫酸ナトリウムは、結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。
皮膚に用いる薬に関する以下の記述のうち、正しいものはどれか。
- スプレー剤及びエアゾール剤は、至近距離から噴霧することが望ましい。噴霧時間は10秒以内とする。
- スプレー剤及びエアゾール剤は、強い刺激を生じるおそれがあるため、目の周囲や粘膜(口唇等)への使用は避けることとされている。
- 外皮用薬は、表皮の角質層が固いほうが有効成分が浸透しやすくなることから、入浴前に用いるのが効果的とされる。
- 貼付剤は、患部やその周囲に汗や汚れ等が付着した状態でも、十分な効果が得られる。
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- 答え
- 2
3.外皮用薬は、表皮の角質層が固いほうが有効成分が浸透しやすくなることから、入浴後に用いるのが効果的とされる。
4.貼付剤は、患部やその周囲に汗や汚れ等が付着した状態で貼付すると、浸透性が低下する。