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聞きなれない!スティーブンス・ジョンソン症候群って何?

薬を飲むときに注意することのひとつとして、その薬の副作用を知っておくのは大切です。ですが、スティーブンス・ジョンソン症候群のように、名前だけではその副作用がどんなものなのかわからないものも中にはあるのではないでしょうか?

スティーブンス・ジョンソン症候群って聞いたことある?

スティーブンス・ジョンソン症候群という疾患を、みなさんは聞いたことがありますか? 皮膚粘膜眼症候群とも言われるこの疾患は、ウイルスや細菌の感染が原因のひとつとなることもありますが、薬剤による副作用としても発症する可能性があるものです。

薬剤での発症の場合には、原因となる薬剤を服用して数日から2週間以内に発症することが多いです。ですが、これはあくまでも目安のため2週間を超えてから発症する場合もあるので注意が必要となります。

どんな症状が出るの?

スティーブンス・ジョンソン症候群は、皮膚粘膜眼症候群と言われるように、皮膚に症状が出る疾患です。皮膚や粘膜が赤くなったり、ただれたりすることがあります。特に唇のような薄い皮膚の部分では、症状がわかりやすく現れます。

皮膚以外に現れる症状としては、熱が出たり、喉の痛みがあったりと、風邪に似た症状もあるため風邪と間違えてしまわないよう注意が必要です。

症状が出た場合にはすぐに病院へ!

スティーブンス・ジョンソン症候群に限らず、すべての副作用に言えることですが、疑わしい症状が出た場合にはすぐに病院に行きましょう。特にスティーブンス・ジョンソン症候群のような重篤な副作用の場合には、早めの受診が肝心になってきます。疑わしいと思う症状がある場合には、躊躇せずに医師や薬剤師へ相談しましょう。

ですが副作用におびえてしまい、必要な時に薬の服用をしないというのは良くありません。正しい使用方法をしていれば副作用が起こる可能性を最小限に抑えることができます。

今は多くの方が自分で選択して薬を服用できる世の中です。自分の健康のためにもどのような薬にはどんな作用があるのか、それに伴う副作用についても学ぶことが大切になります。ここで登録販売者として、一歩進んだアドバイスができることがスキルアップにつながるのではないでしょうか。

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