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現場で役立つ季節の健康ネタ

今年もやってきました、バレンタインデー~カカオと炎症抑制効果~

さて、明日はバレンタインデーです。お手元にチョコレートはやってくるでしょうか?最近は、男女問わずに送る方も多いので、チョコレートをもらえるのも男性だけの特権ではなくなってきました。でも、ホワイトデーはやはり女性だけの特権という印象が残っていますね。比べてみると女性のほうがお得と言うことでしょうか?(笑)

チョコレートの種類により異なるカカオの品質や割合

ちゃんとした専門店などで売っているチョコレートのお値段を見て、びっくりしたことはありませんか?モノによっては1粒数百円超、牛丼一杯よりもチョコレート一粒のほうが高いこともあるのです。

高級チョコレートのお値段がなぜ高いかというと、それは含まれているカカオの品質や割合に大きく影響されるのです(もちろん、ブランド名やパッケージなども関係してくると思いますが)。

例えば、コンビニなどで売っている一般的なチョコレートのパッケージの裏を見てみてください。植物油脂、乳化剤、香料などが添付されていることが多いです。いかに味を調え、口どけのいい製品を安く売るかという各企業の試行錯誤の結果が、その配分となるのでしょうね。

ヨーロッパ諸国からは「偽物」と呼ばれてしまう植物油脂入りの日本のチョコレートですが、これには気候も関係し、日本の暑い夏に簡単に溶けてしまわないようにするためには仕方がないという主張もあるようです。

基準のカカオバターの油脂は?

チョコレートの本場であるヨーロッパでは、使用される油脂は100%カカオバターでなければチョコレートとはみなさないという意見もまだまだ根強く、植物油脂可とする国々でも95%以上カカオバターが入っていなければチョコレートではないとされています。(日本ではカカオ分12.6%以上で可)

もちろん、植物油脂が混ぜられていてもおやつとして食べるには問題ないのですが、もしも健康効果を求めて食べるのならば、なるべくカカオの配合量が多く、その他の添加物が少ない製品を選びましょう。

ココアやチョコレートの健康効果はすべてカカオに由来するものですから、その配合が少なければ、当然効果は期待できなくなっていきます。

チョコレートと健康(ゴディバ)

https://www.godiva.co.jp/column/health.html

ココアパウダーも実験中

●ココア(wikipedia)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%82%A2

近年では、まだマウス実験の段階ではありますが、ココアパウダー投与によって、肥満に伴う炎症が抑制されたという基礎研究が、米国のグループから報告されたそうです。

これは将来、肥満、そして肥満が原因で起こる疾患の予防・改善といった問題の解決に役立つ可能性があるのではと考えられています。

しつこいようですが、これはすべてミルクも砂糖も入っていないカカオの成分の効果ですので、通常のチョコレートや調整ココアの場合は、食べ過ぎ飲み過ぎは、やはり気をつけなければなりません。

品質の良い上等な、カカオ70%以上のダークチョコレートを、毎日少しずつ食べるのが一番いいという感じでしょうか?良い品質のものはそれなりにお高いですので、食べ過ぎを抑制するためにはちょうどいいかもしれませんね(笑)。

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