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痛み止め貼り薬、第1類とそれ以外、どう違うの? どう使い分けたらいいのか徹底解説

登録販売者ドタバタ劇場
痛み止め貼り薬、第1類とそれ以外、どう違うの? どう使い分けたらいいのか徹底解説
ドラッグストアで販売されている貼り薬、第1類〜第3類について説明していきます。お客様の中には、よく分からず選んでいる人が多くいらっしゃいます。実はどれが良いの? どう違うの? と思っている方がほとんどです。セルフメディケーションが進むご時世になり、登録販売者の方が相談にのることも増えてきています。湿布薬について相談にのれるように、正確な知識と、対応の仕方を徹底解説していきます。
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まず、第1類医薬品とは?

第1類医薬品とは、副作用、相互作用の点などにおいて特に注意の必要なお薬です。販売時、薬剤師が書面を用いて購入者に情報提供(正しい使い方、効能効果、副作用など)を行うことが義務付けられています。

多くの成分は医療用医薬品からスイッチされたもので、高い薬効と副作用のリスクがあります。

店頭では、購入者の手に届かないように陳列、または空箱の陳列が主な販売方法になっています。

次に、第2類、第3類の区別は?

第2類、第3類を主に扱うのが登録販売者の皆さんです。

第2類医薬品は、副作用、相互作用において注意が必要なお薬です。第1類に比べると危険は少なく、相互作用も少ないですが、使い方によって注意が必要です。販売者(主に登録販売者)から、お客様への説明は努力義務と規定されています。

第3類医薬品は、副作用、相互作用において、1類2類に属さないものです。安全性が高く、副作用も少ない、比較的安全なお薬です。説明義務はなく通信販売やネット販売が可能となります。

湿布薬の注意点、選び方は?

まず、第2類湿布薬の例をあげてみましょう。

『フェイタス』等の、フェルビナク含有のものでは、15歳以下の子供、妊娠中、妊娠の可能性のある人には使用出来ません。フェルビナクは非ステロイド系消炎鎮痛剤に分類され、使用用途は関節炎、筋肉痛、腰痛などです。

『ボルタレン〜』等のジクロフェナク含有のものは上記と同様15歳以下の子供、妊娠中、妊娠の可能性のある人には使用出来ません。ジクロフェナクは、非ステロイド系消炎鎮痛剤に分類され、使用用途はフェルビナクと同様です。

『バンテリン』等のインドメタシン含有のものは15歳以下の子供に使用できません。インドメタシンは、非ステロイド系消炎鎮痛剤に分類され、比較的効果が高く、副作用も多くなります。副作用としては発疹、かぶれ、胃痛に最も注意が必要です。

次に、第3類湿布薬は、サロンパスやのびのびサロンシップ等のサリチル酸含有のものがメインとなります。

第3類湿布薬では『※使用できない人』の欄がかなり少なくなります。基本的に過去に使用して副作用やアレルギー反応があった人は使えないものとなります。

安全性が高いとはいえ、お薬であることに違いはないため、アレルギー反応がおきることは十分に考えられます。

第何類に関わらず、どの薬にも外箱に必ず『※使用できない人』 というような欄があります。ひとつずつどの成分がどんな人に使用出来ないのか完璧に覚えておくことは難しいと思います。外箱の注意書きを必ず読んでから、お客様に対応するようにしましょう。

湿布薬の素材(基材)による違いは?

湿布薬を選ぶとき、単純に痛みが強いから第1類や第2類を選ぶのではなく、体質、年齢、妊娠の有無、冷やした方が良いのか、温めた方が良いのかをポイントに選ぶことが大切です。

まず湿布薬には、テープ剤とパップ剤の2種類があります。

テープ剤は、薄く伸縮性に優れており、関節など動きのある部分にも使いやすいタイプです。

パップ剤には冷感タイプと温感タイプとあり、

冷パップ剤は、水分を多く含んだ厚みのある貼り薬で、冷却効果があります。捻挫や打撲などの症状を起こしたすぐ後(患部周辺が炎症を起こしている状態)の時など、患部を冷やしながら痛みを和らげたい時に適しています。

温パップ剤は、冷パップ剤と同様に水分を多く含むため、貼った時にはひんやりしますが、カプサイシンなどの成分によって温かく感じるタイプのシップです。これは温かく感じるだけであり、効果としては冷やす効果があります。

冷やさない方が良い痛みには、肩こりや、血の巡りが悪いものがあり、パップ剤は温感も冷感も冷却効果があるため不適で、テープ剤を選びます。

打撲などによる冷やした方が良い痛みには、パップ剤を選びます。

上記が基本ではありますが、剥がれにくいものが良ければテープ剤、皮膚が弱い人にはパップ剤を選びましょう。

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たかが湿布、されど湿布です。お客様の中には貼り薬だから副作用が無いと思っている方も多く、違いを全く知らずに使っている方もおられます。登録販売者が湿布薬を選んでいるお客様にどの様な症状か聞き、症状や体質に合わせて選び、勧めることで、心地よく、長く使っていただけます。湿布薬だからと軽視せず、お客様の相談にのれるようになりましょう。
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