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『鼻水が出て止まらないのですが、いいお薬はありませんか? 』30歳くらいの女性がお聞きになられました。
OTC薬の使用が勧められるのは風邪などに伴う急性鼻炎と花粉症などの季節性のアレルギー性鼻炎です。慢性鼻炎や通年性アレルギー性鼻炎が疑われる場合は受診を勧めます。又鼻水の粘り気が強い場合や黄色い鼻水が出る場合も副鼻腔炎などが疑われるため受診を勧めましょう。他に緑内障や前立腺肥大などの排尿障害、高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病などの疾患がある場合もかかりつけ医への相談を勧めましょう。
以下に内服薬と点鼻薬に含まれる成分について分類してみました。
フマル酸ケトチフェン、アゼラスチン、メキタジンは今まで処方箋薬だった抗アレルギー剤(第2世代の抗ヒスタミン剤)の一部がスイッチOTCとして処方箋なしでも購入できるようになったものです。これまでから市販されている第1世代の抗ヒスタミン剤(マレイン酸クロルフェニラミン、マレイン酸カルビノキサミン)には即効性がありますが中枢神経系の副作用として眠気、めまい、倦怠感、鎮静作用があり、抗コリン作用による副作用としては口渇、眼圧上昇、尿閉などがありました。 第2世代の抗ヒスタミン剤(フマル酸ケトチフェン、アゼラスチン、メキタジン)は血液脳関門を通過しにくいため、第1世代のものに比べてはるかに中枢神経系の副作用も、抗コリン作用も少ない使いやすいお薬です。現在第1類医薬品に分類されていますが、今後使用が広がっていくものと思われます。
最後になりましたが、抗ヒスタミン剤はOTCの風邪薬に必ずといっていいほど配合されています。鼻炎用薬と重複して使用すると過剰に摂りすぎることがあるので注意をするように言葉を添えましょう。
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