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妊娠中と思われる女性とその母親がご来店されました。 娘さんの方は大変心配そうにお聞きになりました。 「あのう・・・ 『妊娠中に葉酸を摂取しないと奇形児が生まれる』って聞いたのですが、本当ですか?」
葉酸はほうれん草の抽出物から見出された水溶性ビタミンB群の一種です。植物性食品だけでなく、動物性食品のレバーなどにも多く含まれています。 妊娠初期に葉酸が不足すると、神経系の障害を持つ子どもが生まれるリスクが高くなるという理由で2000年度からは母子健康手帳にも神経管閉鎖障害の発生予防のために葉酸の必要量が記載されるようになりました。 葉酸は生物の細胞にある核酸の中のDNAが作られるときに働く補酵素で細胞分裂に欠くことが出来ない栄養素です。妊娠初期は人間の成長の中で、最も細胞分裂が盛んな時期で、特に受胎して2~4週間位までに細胞は非常に活発に分裂を行います。妊娠予定のある人や可能性のある人は妊娠に臨む1ヶ月くらい前から葉酸の摂取を心がけたいものです。 ご参考までに厚生労働省は葉酸を成人で1日240μg、妊婦では440μg、授乳時には340μgの摂取を推奨しています。 過剰摂取については、葉酸は水溶性ビタミンなので尿中に排泄されてしまうので、あまり問題にはなりません。ただ厚生労働省による葉酸摂取量上限は1日当たり1000μgです。葉酸はカルシウムや鉄分と同様吸収率が低いため、日頃から意識して摂取するよう努めたい栄養素です。ご参考までに葉酸を多く含む食品を掲げてみました。
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